角川新書<br> 宮内官僚 森〓外―「昭和」改元影の立役者

個数:
電子版価格
¥1,210
  • 電子版あり

角川新書
宮内官僚 森〓外―「昭和」改元影の立役者

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年12月05日 02時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040825090
  • NDC分類 210.02
  • Cコード C0221

出版社内容情報

〈「昭和」は完璧な元号だった〉
「大正」は過去にベトナムで使用済みの「不調べ」の元号だった。明治天皇后には誤った追号が贈られてしまっていた……。歴史の重みを失った近代日本の綻びを正すため、鴎外が最後に挑んだのは元号制度の整備だった。それまで使われたことがなく、由緒正しい漢字を重ねた完璧な元号「昭和」は如何にして生まれたのか? 「令和」改元の深層に迫った政治記者が、膨大な公文書の中に隠された晩年の暗闘に初めて光を当てる!

◎軍医トップに登り詰めたキャリア官僚として「早出晩退」で事務処理能力を発揮
◎本業に差し障る文筆活動が黙認された背景に元老・山県有朋の後ろ盾があった
◎牧野伸顕宮内大臣の大規模リストラと対決

〈不可解な「遺書のナゾ」
「宮内省陸軍の栄典は絶対に取りやめを請ふ」
   ⇒軍医総監に上り詰めたのになぜ?
「余は石見人森林太郎として死せんと欲す」
   ⇒故郷・津和野に愛着は無かったはずなのになぜ?

〈目次〉
はじめに
第一章 『普請中』の近代日本
 一、混迷の「大正」改元
 二、昭憲皇太后はなぜ誤りなのか
 三、宮内省VS. 内務省
 四、『帝諡考』から『元号考』へ
 五、漢学官僚の系譜
第二章 宮内官僚 森鴎外
 一、山県有朋の人脈
 二、四つの歴史編纂事業
 三、官制改革の影
 四、大衆化する皇室
 五、未完の歴史叙述
第三章 官憲威力の容喙
 一、着手しなかった事業
 二、伊東巳代治総裁との確執
 三、山県支配の崩壊
 四、近代国家の「虚」を見つめる
 五、遺言の謎
終 章 遺された思い
 一、鴎外なき「昭和」改元
 二、「石見人として死せんと欲す」
あとがき
主要参考文献一覧

内容説明

「昭和」は完璧な元号だった。「大正」は過去にベトナムで使用済みの「不調べ」の元号だった。明治天皇后には誤った追号が贈られてしまっていた…。歴史の重みを失った近代日本の綻びを正すため、〓外が最後に挑んだのは元号制度の整備だった。それまで使われたことがなく、由緒正しい漢字を重ねた完璧な元号「昭和」は如何にして生まれたのか?「令和」改元の深層に迫った政治記者が、膨大な公文書の中に隠された晩年の暗闘に初めて光を当てる!軍医トップに登り詰めたエリート官僚として「早出晩退」で事務処理能力を発揮。本業に差し障る文筆活動が容認された背景に元老・山県有朋の後ろ盾があった。牧野伸顕宮内大臣の大規模リストラと対決。

目次

第一章 『普請中』の近代日本(混迷の「大正」改元;昭憲皇太后はなぜ誤りなのか;宮内省vs.内務省;『帝諡考』から『元号考』へ;漢学官僚の系譜)
第二章 宮内官僚 森〓外(山県有朋の人脈;四つの歴史編纂事業;官制改革の影;大衆化する皇室;未完の歴史叙述)
第三章 官憲威力の容喙(着手しなかった事業;伊東巳代治総裁との確執;山県支配の崩壊;近代国家の「虚」を見つめる;遺言の謎)
終章 遺された思い(〓外なき「昭和」改元;「石見人として死せんと欲す」)

著者等紹介

野口武則[ノグチタケノリ]
新聞記者。1976年埼玉県生まれ。中央大学法学部卒。2000年毎日新聞社に入社し、秋田支局、政治部、大阪社会部を経て、令和の代替わりで各部横断の取材班キャップ。20年3月末まで政治部官邸キャップを務めた後、政治部副部長、論説委員。小泉、野田、第2次安倍政権で官邸の皇室問題を担当し、令和改元の約7年半前から元号取材に取り組み、舞台裏を最も深く知る記者の一人。森〓外記念会会員でもあり、公文書を基に宮内官僚としての森〓外の公務について独自の研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品