角川新書<br> 敗者の古代史―「反逆者」から読みなおす

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角川新書
敗者の古代史―「反逆者」から読みなおす

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040824482
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0221

出版社内容情報



森 浩一[モリ コウイチ]
著・文・その他

内容説明

歴史は勝者によって書かれている。朝廷に「反逆者」とされた者たちの足跡を辿り、『古事記』や『日本書紀』の記述を再検証。筑紫君石井、両面宿儺、蘇我入鹿…地域の埋もれた伝承を掘り起こすと見えてきたのは、地元では英雄として祠られる姿だった。現在歴史教科書で、未決着の天皇陵古墳を所在地で記述するのは、著者が提唱したことだ。考古学界の第一人者が最晩年に遺した集大成作品。

目次

饒速日命と長髄彦
タケハニヤス王とミマキイリ彦の戦争
狭穂姫と狭穂彦
熊襲の八十梟帥と日本武
劔御子としての忍熊王
菟道稚郎子と大山守
飛騨の両面宿儺
墨江中王と曾婆訶理
大日下王と押木珠縵
市辺忍齒別王と皇子たち
筑紫君石井
物部守屋大連
崇峻天皇と蜂子皇子
山背大兄王と一族の死
蘇我氏四代―稲目、馬子、蝦夷、入鹿
有間皇子と塩屋連〓魚
大津皇子と高市皇子の運命―壬申の乱
大友皇子の死とその墓

著者等紹介

森浩一[モリコウイチ]
1928年大阪市生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻。同志社大学大学院修士課程修了、高校教諭、同志社大学講師を経て72年から同大学文学部教授。環日本海学や関東学など、地域を活性化する考古学の役割を確立した。著書に『古代史おさらい帖』『僕が歩いた古代史への道』『記紀の考古学』『天皇陵古墳への招待』『倭人伝を読みなおす』『森浩一の考古交友録』など多数。2012年第22回南方熊楠賞を受賞。13年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roatsu

16
亡くなられて早10年ほど経つ森先生の著作。記紀において敗者や賊として語られた古代の人々の実像に迫り、既存の見方に一石を投じて大変面白い。飛騨の両面宿儺を除いては、天皇の系統やその外戚として権勢を振った物部氏や蘇我氏にまつわる考察。豊富な実地踏査経験により、掲題の通り争闘が起き勝者と敗者が生じた古代の軍事を中心に取り上げた人物達が往来したであろう畿内や九州一帯の土地と古墳等を明確に取り上げ、長い時が隔てる古代における人々の躍動を身近に感じさせてくれる文章は見事。手元に携えて奈良や大阪を巡りたくなる一冊。2022/10/27

ふたば@体温0.5℃UP計画進行中

11
著者がとても熱意をもって取り組んだ作品であるとのこと。随所に著者の考えがちりばめられており、その内容に確かな思い入れを感じる。敗者は歴史から排除される。悪として取り上げられ、決して日の目を見ない。それは真の歴史ではない。敗者の側からの歴史を取り上げることには大きな意義があると思う。現在存在する歴史書を疑い、考古学を重んじ、フラットな目線で事象を見極めることが肝心だと感じた。2023/06/27

はちめ

8
日本古代史において逆賊などとされている人に注目することにより日本書紀などからだけではうかがい知ることができない歴史上の事実に迫ろうという試み。19の小論すべてが正しいということではないだろうが、正史が覆い隠そうとした事実を暴き出す契機にはなりうるかもしれない。 一方で本書はやや読みにくい面がある。というのは当時の天皇(大王)の名前が、原則として神武天皇などの漢風諡号ではなく、和風諡号で表現してあるからだ。漢風諡号は後につけられたもので日本書紀などには記されていないので、そうあるべき表記ではある。☆☆☆☆★2022/11/13

やす

6
敗者の歴史を学ぶには、まずベースとして勝者の歴史を知っていないといけない。この本は敗者の視点から歴史を書き直したところが売りだが、古代史の知識が無さすぎて視点の違いを楽しめなかった2023/06/17

keisuke

5
両面宿儺が読みたかった。2022/12/23

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