出版社内容情報
森 浩一[モリ コウイチ]
著・文・その他
内容説明
歴史は勝者によって書かれている。朝廷に「反逆者」とされた者たちの足跡を辿り、『古事記』や『日本書紀』の記述を再検証。筑紫君石井、両面宿儺、蘇我入鹿…地域の埋もれた伝承を掘り起こすと見えてきたのは、地元では英雄として祠られる姿だった。現在歴史教科書で、未決着の天皇陵古墳を所在地で記述するのは、著者が提唱したことだ。考古学界の第一人者が最晩年に遺した集大成作品。
目次
饒速日命と長髄彦
タケハニヤス王とミマキイリ彦の戦争
狭穂姫と狭穂彦
熊襲の八十梟帥と日本武
劔御子としての忍熊王
菟道稚郎子と大山守
飛騨の両面宿儺
墨江中王と曾婆訶理
大日下王と押木珠縵
市辺忍齒別王と皇子たち
筑紫君石井
物部守屋大連
崇峻天皇と蜂子皇子
山背大兄王と一族の死
蘇我氏四代―稲目、馬子、蝦夷、入鹿
有間皇子と塩屋連〓魚
大津皇子と高市皇子の運命―壬申の乱
大友皇子の死とその墓
著者等紹介
森浩一[モリコウイチ]
1928年大阪市生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻。同志社大学大学院修士課程修了、高校教諭、同志社大学講師を経て72年から同大学文学部教授。環日本海学や関東学など、地域を活性化する考古学の役割を確立した。著書に『古代史おさらい帖』『僕が歩いた古代史への道』『記紀の考古学』『天皇陵古墳への招待』『倭人伝を読みなおす』『森浩一の考古交友録』など多数。2012年第22回南方熊楠賞を受賞。13年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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roatsu
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はちめ
やす
keisuke