角川新書<br> 天才作戦家マンシュタイン―「ドイツ国防軍最高の頭脳」-その限界

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角川新書
天才作戦家マンシュタイン―「ドイツ国防軍最高の頭脳」-その限界

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  • サイズ 新書判/ページ数 452p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040824291
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0222

出版社内容情報

ウクライナの戦野に立ち、作戦で第二次世界大戦を変えた知将。
・参謀では、フランスを早期降伏に追い込んだ作戦計画を立案。
・軍団長では、装甲部隊運用の名手であるグデーリアン将軍をも顔色なからしめるような機動戦を展開。
・軍司令官では、クリミア・黒海の大要塞セヴァストポリを陥落せしめた。
・軍集団司令官では、圧倒的なソ連軍を相手にみごとな防御戦を進め、ときには主力を殲滅した。
戦略・作戦・戦術。戦争の三階層において、上位次元の劣勢を下位から覆すことはほぼ不可能だが、マンシュタインはそれを果たした。
彼はドイツ国防軍最高の頭脳と称され、連合軍からも恐れられた。だが、その栄光には陰影がつきまとっている。ナチの戦争犯罪を黙認したのではないか、と。
ロンメル、グデーリアン同様、日本では独ソ戦「英雄」の研究は遅れていた。天才の全貌を描く、最新学説による一級の評伝!
■スターリングラードの廃墟で耐え忍ぶ兵士は「守り抜け、マンシュタインが助け出してくれる」とのスローガンを唱えた
■戦争犯罪人とされた訴因の半数以上はクリミアで起きた事件に関連する

【目次】
序章 裁かれた元帥
第一章 マンシュタイン像の変遷 テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼ
第二章 サラブレッド
第三章 第一次世界大戦から国防軍編入まで
第四章 ライヒスヴェーア時代
第五章 ヒトラー独裁下の参謀将校
第六章 作戦課長から参謀次長へ
第七章 立ちこめる戦雲
第八章 「白号」作戦の光と影
第九章 作戦次元で戦略的不利を相殺する
第一〇章 作戦次元の手腕 軍団長時代
第一一章 大要塞に挑む
第一二章 敗中勝機を識る
第一三章 「城塞」成らず
第一四章 南方軍集団の落日
第一五章 残光
終章 天才作戦家の限界
あとがき 
主要参考文献

内容説明

戦史に燦然と輝く欧州戦、独ソ戦の「英雄」の限界とは?ヒトラーとの真の関係は?そして、ドイツ国防軍は何を誤ったのか?参謀では、フランスを早期降伏に追い込んだ作戦計画を立案。軍団長では、装甲部隊運用の名手であるグデーリアン将軍をも顔色なからしめるような機動戦を展開。軍司令官では、クリミア・黒海の大要塞セヴァストポリを陥落せしめた。軍集団司令官では、圧倒的なソ連軍を相手にみごとな防御戦を進め、ときには主力を殱滅した。戦略・作戦・戦術。戦争の三階層において、上位次元の劣勢を下位からくつがえすことはほぼ不可能だが、マンシュタインはそれを果たした。天才の全貌を描く、最新学説に基づく一級の評伝!

目次

序章 裁かれた元帥
第一章 マンシュタイン像の変遷―テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼ
第二章 サラブレッド
第三章 第一次世界大戦から国防軍編入まで
第四章 ライヒスヴェーア時代
第五章 ヒトラー独裁下の参謀将校
第六章 作戦課長から参謀次長へ
第七章 立ちこめる戦雲
第八章 「白号」作戦の光と影
第九章 作戦次元で戦略的不利を相殺する
第一〇章 作戦次元の手腕―軍団長時代
第一一章 大要塞に挑む
第一二章 敗中勝機を識る
第一三章 「城塞」成らず
第一四章 南方軍集団の落日
第一五章 残光
終章 天才作戦家の限界

著者等紹介

大木毅[オオキタケシ]
現代史家。1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員、陸上自衛隊幹部学校(現陸上自衛隊教育訓練研究本部)講師等を経て、現在著述業。『独ソ戦』(岩波新書)で新書大賞2020大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

62
著者の角川新書ドイツ将軍三部作もついに完結。著者の他書でも取り上げられていた第二次世界大戦屈指の作戦家のまとまった評伝で、ヒトラーとの微妙な関係を含めた様々なエピソードでその軍人像を描きだしている。表題どおり作戦・戦術の次元では掛け値なしの高評価であるが、著者によれば総力戦時代の軍人として、その戦争観には疑問も多い。また、ドイツの将軍(多分日本の将軍にも言えると思う)の戦略的思考の弱さ-これには戦争を避けることも含まれる-も浮き彫りにされている。本筋とはそれるが、ゲーリングの軍人としての品のないこと!2025/06/16

MUNEKAZ

16
マンシュタインの傑出した作戦家としての才を認めつつ、彼の戦争犯罪との関わりやナチズムとの距離など、手放しで称賛はできないとする。著者が訳したマンゴウ・メルヴィンの評伝を踏襲した結論で、同時代でも比類のない才幹を持った用兵家の「限界」を知るにはよい内容。近代以降の軍人、なかんずく将官に求められるのは戦場での勝利だけではないことを端的に教えてくれる。また冷戦下における西独政府の顕彰や再軍備における協力なども興味深い。所謂「国防軍神話」やマンシュタインの英雄視には、冷戦という状況が誕生の一端にある。2025/06/13

261bei

3
マンシュタインといえば1940年の対仏戦線での決定的勝利に貢献したアルデンヌ中央突破を提唱したことで有名だが、その活動の全容を追った本である。カイザーの軍隊、戦間期、独ソ戦、解任以降の動向を記述するが、非常に興味深いのは、彼が最も評価されている機動防御のアイデアは第一次大戦でロスベルクの部下になったことに起源がありそうなことだろうか。ソ連軍に多大な被害を与えて講和に追い込むというマンシュタインのアイデアもことによると第一次大戦から来ているのかもしれない。2025/06/13

YS-56

2
作戦の勝利を積み重ねて総力戦に対応できたか。その限界を20世紀の天才作戦家がよく示してくれていますね。2025/06/22

Takuya Tsujimoto

2
マンシュタインの生涯を描く。 名将だが、ソビエトが電撃戦を理解し学習している のを理解できなかった側面を描いてる。

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