出版社内容情報
池上 彰[イケガミ アキラ]
著・文・その他
内容説明
2022年2月のロシアのウクライナ侵攻を受けて新たな時代を迎えた世界。プーチンはなぜ動いたのか、止められないのか。現代史の大転換点を、歴史的背景などを解説しながら池上彰が読み解く。人気新書シリーズ最新第13弾。
目次
プロローグ 世界は新たな時代を迎えた
第1章 どうなるバイデン政権の今後
第2章 揺れるヨーロッパ
第3章 米中ロの国益が交差するユーラシア
第4章 “経済からイデオロギー”へ。転換した中国
第5章 国際ルールを守らない国、平和を脅かす国
第6章 歴史の韻を踏む、いまの日本は?
エピローグ 未来を知るには、未来を創ること
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授、東京大学客員教授、愛知学院大学特任教授。立教大学、信州大学、日本大学、関西学院大学、順天堂大学でも講義を担当。慶應義塾大学卒業後、73年にNHK入局。94年から11年間、『週刊こどもニュース』のお父さん役として活躍。2005年に独立。いまさら聞けないニュースの基本と本質をズバリ解説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
129
毎年発売されるシリーズの13巻目。近頃池上さんとの意見が合わなくなってきて読む量が減ってしまったが、このシリーズは定点観測の様に読み続けている。前回はコロナ、今回はロシア侵攻が中心。デマの溢れる世の中で知識を身に付ける為の読書の重要性が解かれており、全くもってその通りだと思う。2022/06/18
33 kouch
65
まさに恥をかきながら読んだ。最新巻でもこの有様。各事象の背景やそこに登場する人となりも語ってくれるのでわかりやすい。簡潔な物言いと適度で謙虚な主観、さすが池上さん、わかりやすい。人工衛星で地球を眺めているよう。Audibleでも聴けるシリーズ。マラソンしながら過去のシリーズも聴いて再び最新巻に戻りたい。2023/04/07
肉尊
53
ロシアのウクライナ侵攻を主軸に、ウクライナの宗教分布と中国との蜜月関係、8年ぶりに反米強硬派のライシが大統領となったイランが上海協力機構に加盟して反米色を強めたこと、バイデンが太平洋版NATOと位置付けるQuad(日米豪印戦略対話)など複雑化してきた国際関係を易しく解説してくれている。米作家マーク・トゥエインの「歴史は繰り返さないが韻を踏む」という言葉が体現されているかのような錯覚に。経済安全保障からのアプローチに欠ける(IPEF言及なし)点は少し残念な気がした。2022/11/16
ま
47
今年も読みました。これだけ読んでると「この展開だとそろそろインドが出てくるな」とか「そろそろまたおそロシアとか言うだろうな」とか池上節がわかってくる。今回はおそロシアはなかったけど。中国が経済からイデオロギー重視に梶を切ってきたとは知らなかった。挿絵がシンプルなのによく似てる。あと巻頭の図表もよく纏まっている。毎年大体同じだけど年一回でも目を通しておくだけでだいぶ違うと思う。2022/08/23
mintia
42
岸田首相は宏池会出身で、池田勇人と大平正芳を研究しているらしい。岸田内閣が何をしようとしてるかは池田内閣・大平内閣が何をしたか見ればいい。つまり歴史を学ぶことで未来のことを知ることができる。2022/10/29
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