角川新書<br> イップス―魔病を乗り越えたアスリートたち

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イップス―魔病を乗り越えたアスリートたち

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040823973
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

原因は、メンタルではなく脳にあった!

大事な場面で、手が動かない。
突如アスリートを襲い、選手生命を脅かす魔病とされてきた「イップス」。
長年、心の病の印象が強かったが、その原因はメンタルではなく脳にあった!
そもそもイップスという医学用語はなく、厳密な用語の定義もない。
不調なアスリートをイップスと噂する状況が続いているが、医学からみていくと局所性のジストニア(不随意運動)といえる。
運動選手が上達するためには、ある程度の熟練まで反復練習は大事だが、度を越えた量になると、脳から身体への指令が上手くゆかず、制御不能の状態になるのだ。
脳の誤動作が引き起こすものといってよい。

イップスの罹患者はその経験を語ることが少ないが、5人のアスリート(岩本勉、土橋勝征、森本稀哲、佐藤信人、横田真一)が取材に応え、罹患と克服の経緯を語ってくれた。
また、アスリートを支えた指導者や医師にも取材し、指導する側・治療する側から見たイップスも詳述した。
原因解明と治療法にまで踏み込んだ、イップスの入門書にして決定版!

※本書は2018年1月に刊行した弊社単行本を加筆修正のうえ、新書化したものです

【目次】
新書版はじめに
第一章 捕手にボールが届かない――岩本勉(元北海道日本ハムファイターズ投手)
第二章 一塁への送球がスライドしてしまう――土橋勝征(元東京ヤクルトスワローズ内野手)
第三章 ボールが指にひっかかる――森本稀哲(元北海道日本ハムファイターズ外野手)
第四章 自分の写真を見たことでパター不振に――佐藤信人(プロゴルファー)
第五章 パターする腕に電気が走った――横田真一(プロゴルファー)
第六章 イップスのメカニズム
おわりに
参考文献

内容説明

突如アスリートを襲い、選手生命を脅かす魔病とされてきた「イップス」。長く原因はメンタルにあるとされてきたが、実は脳にあった!医学からみると局所性のジストニア(不随意運動の一種)といえるのだ。大事な場面で、手が動かなくなる地獄。5人のアスリートはそれをどう克服したのか?当事者だけでなく彼らを支えた指導者や医師にも取材をし、原因解明と治療法にまで踏み込んだ、入門書にして決定版!

目次

第1章 捕手にボールが届かない―岩本勉(元北海道日本ハムファイターズ投手)
第2章 一塁への送球がスライドしてしまう―土橋勝征(元東京ヤクルトスワローズ内野手)
第3章 ボールが指にひっかかる―森本稀哲(元北海道日本ハムファイターズ外野手)
第4章 自分の写真を見たことでパター不振に―佐藤信人(プロゴルファー)
第5章 パターする腕に電気が走った―横田真一(プロゴルファー)
第6章 イップスのメカニズム

著者等紹介

澤宮優[サワミヤユウ]
1964年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学文学部史学科卒業、早稲田大学第二文学部日本文学専修卒業。主に陰の世界で懸命に生きる者に光を当てることをテーマに幅広く執筆。2003年に刊行された『巨人軍最強の捕手 伝説のファイター吉原正喜の生涯を追う』(晶文社、のち『戦火に散った巨人軍最強の捕手 吉原正喜・炎の生涯』と改題のうえ河出文庫)で第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんだりん

19
私自身少年野球のコーチをしていてバッピの際にうまく投げられずイップスでは?と思っていた。監督や他のコーチ、保護者が見ていると思うと緊張して上手く投げられないのが要因ではないかと思っていたが、イップスというのは造語であって医学用語ではなくノーコンやスランプ、ファインプレーなどと同様の選手の状態を示す言葉に過ぎないとあった。また、要因は様々で必ずしもメンタルからではないということも分かった。そしてイップスに悩まされたプロ野球選手のエピソードが心に刺さった。不安を抱えている人には特におすすめです。★32024/08/15

4fdo4

9
ケガなど肉体的なトラブルが無いのに、野球選手が思ったところにボールを投げられなくなったりゴルファーがパットを入れられなくなったり。これがイップス。病気かと言われれば診察する専門医も居ないし、診断書だってきっと無いだろう。「メンタルだけが問題では無い」という経験者もいれば「なりやすい性格がある」という人もいる。有名プロスポーツ選手が実名でイップス経験を語る興味深い一冊。2022/04/30

ぞね

2
当方、プロの音楽家で今まさに局所性ジストニアのリハビリをしている。この本にはとても勇気付けられたし、思わず目頭が熱くなるところもあった。また技術的の面でも、野球やゴルフのイップス(その多くが局所性ジストニアと言われている)と音楽家のジストニアに共通点が多いことも分かった(発症前から「その芽はあった」と考える人が多いこと、全身の連動が上手くいかないと発症しやすいこと、フォームや奏法の改善で良くなること等)。2023/03/20

KEI

1
私がイップスという言葉を初めて聞いたのは、某プロ野球チームのピッチャーが四死球を連発するときであった。かなり心理的な要因が強いのかな?と個人的には思っていたが、本書を読んで、さまざまな要因があるのだと勉強になった。スポーツに限らず、何事もやり過ぎはよくない、適度な休養が必要とわかった。またいろいろな情報を自分で選ぶ能力が必要である。 本書を読んで、推しチームに昔ピッチャーゴロを必ず暴投する選手がいたなーと思い出した。彼もイップスに悩んでいたのだろうな、と思いを馳せている。2022/04/11

あーさー

0
重要な場面になると手が動かなくなる「イップス」になってしまったスポーツ選手5名に取材し、さらにはイップスのメカニズムについても綴られた作品。テーマがテーマだけに、断られた選手も多数いたみたいですが、岩本勉さんや横田真一さんといった方々が自ら語っているためしっかりと状況が伝わってきて、興味深かったです。2025/01/18

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