出版社内容情報
原因は、メンタルではなく脳にあった!
大事な場面で、手が動かない。
突如アスリートを襲い、選手生命を脅かす魔病とされてきた「イップス」。
長年、心の病の印象が強かったが、その原因はメンタルではなく脳にあった!
そもそもイップスという医学用語はなく、厳密な用語の定義もない。
不調なアスリートをイップスと噂する状況が続いているが、医学からみていくと局所性のジストニア(不随意運動)といえる。
運動選手が上達するためには、ある程度の熟練まで反復練習は大事だが、度を越えた量になると、脳から身体への指令が上手くゆかず、制御不能の状態になるのだ。
脳の誤動作が引き起こすものといってよい。
イップスの罹患者はその経験を語ることが少ないが、5人のアスリート(岩本勉、土橋勝征、森本稀哲、佐藤信人、横田真一)が取材に応え、罹患と克服の経緯を語ってくれた。
また、アスリートを支えた指導者や医師にも取材し、指導する側・治療する側から見たイップスも詳述した。
原因解明と治療法にまで踏み込んだ、イップスの入門書にして決定版!
※本書は2018年1月に刊行した弊社単行本を加筆修正のうえ、新書化したものです
【目次】
新書版はじめに
第一章 捕手にボールが届かない――岩本勉(元北海道日本ハムファイターズ投手)
第二章 一塁への送球がスライドしてしまう――土橋勝征(元東京ヤクルトスワローズ内野手)
第三章 ボールが指にひっかかる――森本稀哲(元北海道日本ハムファイターズ外野手)
第四章 自分の写真を見たことでパター不振に――佐藤信人(プロゴルファー)
第五章 パターする腕に電気が走った――横田真一(プロゴルファー)
第六章 イップスのメカニズム
おわりに
参考文献
内容説明
突如アスリートを襲い、選手生命を脅かす魔病とされてきた「イップス」。長く原因はメンタルにあるとされてきたが、実は脳にあった!医学からみると局所性のジストニア(不随意運動の一種)といえるのだ。大事な場面で、手が動かなくなる地獄。5人のアスリートはそれをどう克服したのか?当事者だけでなく彼らを支えた指導者や医師にも取材をし、原因解明と治療法にまで踏み込んだ、入門書にして決定版!
目次
第1章 捕手にボールが届かない―岩本勉(元北海道日本ハムファイターズ投手)
第2章 一塁への送球がスライドしてしまう―土橋勝征(元東京ヤクルトスワローズ内野手)
第3章 ボールが指にひっかかる―森本稀哲(元北海道日本ハムファイターズ外野手)
第4章 自分の写真を見たことでパター不振に―佐藤信人(プロゴルファー)
第5章 パターする腕に電気が走った―横田真一(プロゴルファー)
第6章 イップスのメカニズム
著者等紹介
澤宮優[サワミヤユウ]
1964年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学文学部史学科卒業、早稲田大学第二文学部日本文学専修卒業。主に陰の世界で懸命に生きる者に光を当てることをテーマに幅広く執筆。2003年に刊行された『巨人軍最強の捕手 伝説のファイター吉原正喜の生涯を追う』(晶文社、のち『戦火に散った巨人軍最強の捕手 吉原正喜・炎の生涯』と改題のうえ河出文庫)で第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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りんだりん
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ぞね
KEI
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