角川新書<br> パワースピーチ入門

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角川新書
パワースピーチ入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040823812
  • NDC分類 809.4
  • Cコード C0230

出版社内容情報

新型コロナウイルス危機下、あらためて問われたのは「リーダーの指導力」だ。

福澤諭吉、齋藤隆夫、チャーチルから
コロナ渦で注目されたクオモNY州知事、メルケル首相、安倍晋三首相までのスピーチを引きながら、
人々を鼓舞する良いスピーチ、落胆される駄目なスピーチの違いを解き明かす。

これを読めば、人の心を揺さぶり動かす言葉の技法が習得できる。

【本書で引用されるスピーチ】
NY州兵が招集されると、ニューヨーカー一人ひとりが必ず誇らしい気持ちになります。
じゃあ言おう。さあ、出て行って、コロナウィルスを一発、蹴っ飛ばしてやれ。
皆さん一人ひとりに、神の祝福があるように。
(第1章・クオモNY州知事スピーチの抜粋)


今日は悲しい日だ、と首相は言った。
でも、こんなふうに考えてみたらどうだろうか。
もしもこの戦争の試練がこの島にも及ぶのなら、
いまの世代の英国人たちは、待っていましたと相手になる。感謝したいぐらいだ。
イギリスの偉大さを築いた父祖たちに、ひけをとらないと証明できるのだから。
(第3章・チャーチルスピーチの抜粋)


【目次】

第1部伝説の討論 


第2部これがパワースピーチだ
 
第1章クオモNY州知事の伝え方
第2章メルケル首相の言葉を紡ぐ力
第3章チャーチルはなぜ歴史を動かせたか


第3部パワースピーチのつくり方

第4章添削でよくなるスピーチの実例
第5章日本の名スピーチの実践者たち


第4部スピーチ力を伸ばす

第6章スピーチ原稿を磨く
第7章スピーチ力を育む

内容説明

新型コロナウィルス危機下、あらためて問われた「リーダーの指導力」。人びとを鼓舞する良いスピーチ、落胆させる駄目なスピーチの違いとは?当代随一の社会学者が、世界と日本の事例を読み解き明らかにする、人の心を動かし導く言葉の技法。

目次

第1部 伝説の討論
第2部 これがパワースピーチだ(クオモNY州知事の伝え方;メルケル首相の言葉を紡ぐ力;チャーチルはなぜ歴史を動かせたか)
第3部 パワースピーチのつくり方(添削でよくなるスピーチの実例;日本の名スピーチの実践者たち)
第4部 スピーチ力を伸ばす(スピーチ原稿を磨く;スピーチ力を育む)

著者等紹介

橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年神奈川県生まれ。社会学者。大学院大学至善館教授。東京工業大学名誉教授。77年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。共著に『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書、新書大賞2012を受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

38
政治的リーダーは、これに比べてもなお、責任が重い。政治の原資は、人びとから有無を言わせず集めた税金だ。なぜ有無を言わせず集めることができるのか。それは、政府が人びとの幸福に責任をもち、その生命と安全と財産を守り、公共サービスを提供するからである。公共とは、家族を超え、共同体や地域を超え、政治的リーダーは、その社会のすべての人びとと、この重い任務を通じて結びついている。よって言葉で、その任務に応える意思があること、能力があること、方法があることを伝えなければならない。これが、政治的なスピーチの本質である。2022/06/09

ころこ

33
言文一致の問題は文章の方の問題だといわれてきましたが、なるほど、出口をスピーチの方にみれば、スピーチする内容の文章をスピーチすることの難しさに言文一致の問題があり、それが日本における日本語スピーチ下手くそ問題の一因だというのは慧眼です。ポスト・モダンだとか成熟社会だとかいっても、とにかく近代国家なのだから、最低限のところで近代らしくしよう。この社会における問題は、それで解決できることが大半だというのが著者の通底した問題意識です。著者のいうことは簡潔であり、本書はお手本のスピーチ原稿のように書かれています。2020/07/15

いーたん

21
コロナに対応するリーダーたちのスピーチは、怖いくらいその人の器、或いはその国のパワーを描き出していることを、私たちは知ってしまった。スピーチ文化が根付いていない日本で、どうすればパワースピーチができるリーダーが輩出されるのか?著者ならずとも気になるところ。スピーチライターに任せても最後は自分の言葉で簡潔に伝えること。簡潔な言葉は、いくつもの思考の過程を経て、その表現しかない、と思えるほどの言葉であること。だからそこにパワーが宿るんだなぁ。ともすれば、お役所言葉である整備文体に慣れている我が身を反省。2020/09/22

ta_chanko

9
日本人はなぜスピーチが苦手なのか?それを伸ばす方法も意識もないから。コロナ禍で語られるリーダーのスピーチも、官僚の作文の棒読み状態…。諸外国にはクオモ・メルケル・チャーチルなどのパワースピーカーが。日本にも、粛軍演説の齋藤隆夫がいた。自分の言葉で語ること、言い訳をしないこと、力みフレーズも不要、順序を整理する。「7%の法則」で一定数を越えれば、社会が変わる。各所におけるリーダーのパワースピーチによって。2020/08/20

miki

3
スピーチのテクニック的な要素も含まれるが、この本はもっとスピーチの本質を論じている。「スピーチは、現実をつくり出す力がある。」この本のロジックを追っていくと、その意味がわかった。日本にスピーチ文化が根付いていないこと、日本の政治家の説明の中身のなさ・無駄の多さを著者は指摘してる。この本は安倍政権末期に出版されているものだけど、スピーチ力のなさが際立っていた菅前首相をどう思ったか、著者の意見を聞いてみたいなあ2022/08/14

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