角川新書<br> 戦国の忍び

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戦国の忍び

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  • サイズ 新書判/ページ数 352p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040823591
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

出版社内容情報

戦国時代の合戦の裏では、本当に「忍者」が活躍していた!

これまでフィクションの中でしか考えられなかった戦国時代の忍者。
実像は闇に包まれ、江戸時代に書かれた軍記物や、忍術伝書から想像するしかなかった。
しかし、史料に断片的に残されていた、忍びにまつわる記述を丹念に読み解くことで、その驚きの実態が明らかとなった。
これまでの戦国合戦研究を覆す、気鋭の歴史学者による最新研究!

●カギ梯子で、300人もの忍者が城へ忍び込む!
●商人に化けて敵城へ潜入!
●侵入してきた敵の忍びを見つけ出す!
●捕らえられた忍び、荷物から火打ち道具が見つかり「敵の忍者です」と白状

【目次】
はじめに

第1章 江戸時代における忍びの認識
 1 忍びとはどのような人々であったか――『武家名目抄』
 2 忍びのマニュアルと心構え――『軍法侍用集』
 3 武田の軍記物に描かれた忍び――『甲陽軍鑑』
 4 忍びの別称

第2章 戦国の忍びの登場
 1 伊賀と甲賀
 2 武田の透波、北条の風魔、伊達の黒脛巾
 3 悪党と忍び

第3章 草、野臥、かまり
 1 草、草調義
 2 伏兵、伏勢、伏調儀
 3 野臥、かまり

第4章 城の乗っ取り、放火、決死の諜報活動
 1 城乗っ取りと忍び
 2 忍びによる潜入と放火
 3 目付の活動

第5章 戦国大名と忍び
 1 中世の夜と忍びの世界
 2 忍びの運命 
 3 足軽と忍び

おわりに――戦国の忍びとはどのような人々だったのか

あとがき
参考文献一覧

内容説明

戦国合戦の概念が変わる!これまでフィクションの中でしか語られなかった戦国期の忍者。しかし、史料に残されていた、忍びにまつわる記述を丹念に読み解くことで、驚きの実態が明らかとなった。見えてきたのは、夜の戦場で活躍する忍びの姿と、昼夜を分かたずに展開される熾烈な攻防戦だった。武田氏・真田氏の第一人者が、戦国史研究に新たな視点を投じる。

目次

第1章 江戸時代における忍びの認識(忍びとはどのような人々であったか―『武家名目抄』;忍びのマニュアルと心構え―『軍法侍用集』;武田の軍記物に描かれた忍び―『甲陽軍鑑』;忍びの別称)
第2章 戦国の忍びの登場(伊賀と甲賀;武田の透波、北条の風魔、伊達の黒脛巾;悪党と忍び)
第3章 草、野臥、かまり(草、草調儀;伏兵、伏勢、伏調儀;野臥、かまり)
第4章 城の乗っ取り、放火、決死の諜報活動(城乗っ取りと忍び;忍びによる潜入と放火;目付の活動)
第5章 戦国大名と忍び(中世の夜と忍びの世界;忍びの運命;足軽と忍び)
おわりに―戦国の忍びとはどのような人々だったのか

著者等紹介

平山優[ヒラヤマユウ]
1964年、東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科博士前期課程史学専攻(日本史)修了。専攻は日本中世史。山梨県埋蔵文化財センター文化財主事、山梨県史編さん室主査、山梨大学非常勤講師、山梨県立博物館副主幹を経て、山梨県立中央高等学校教諭。2016年放送の大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yutaro13

44
戦国時代の小説を読むのは好きだけど、忍者の登場を歓迎できないのは小説が幻想的になりすぎるから。本書は武田氏・真田氏研究を専門とする著者が、戦国期の忍者ならぬ「忍び」の実像を一次資料から追ったもの。諜報、索敵、待ち伏せ、暗殺、城の乗っ取り、放火など多様な任務の実例について、これでもかと資料を提示してくれる(ので少々読むのに疲れた)。彼らの多くは悪党と呼ばれたアウトロー出身であり、戦国大名は彼らを雇うことで、敵地の撹乱とともに自身の領地の治安維持に努めていたようだ。幻想的でない忍びの実像を知るには良書。2021/01/11

Isamash

41
大河ドラマ「真田丸」時代考証担当の平山優・山梨県立中央高等学校教諭2020年発行著作。世の中は何度目かの忍者ブーム(海外にも波及)だが、忍者のことで歴者学者によって明らかになっている部分は極々僅かであるとか。そのこと自体に驚き。文献で見つかった武田信玄や伊達政宗、北条家などでの忍び活用例が紹介。ただ非常にアカデミックだが、反面読みにくく、斜め読み。甲賀とか伊賀の忍びの者や服部半蔵家、更に家康との絡みを知りたかったが、そこのところの記述は無し。悪人の活用的な側面も有り、一般的武士は差別的に見ていたらしい。 2023/12/05

yyrn

33
『光あるところに影がある。まこと栄光の影に数知れぬ忍者の姿があった。命を賭けて歴史を作った影の男たち。だが人よ名を問うなかれ。闇に生まれ闇に消える、それが忍者の定めなのだ』(サスケ(68)のop.)▼忍者と聞くといつもこのフレーズが頭の中に蘇るし、この文句のとおり、表に出ることもなく史料も乏しいから創作の入り込む余地がたくさんあったのだろうなと思っていたが、作者が丹念に史料を掘り起こすと次々と出てきて、戦における忍びの重要性が明らかに。また、講談などに登場する忍者の活躍が史料にちゃんと残されていて、驚く。2020/10/30

TomohikoYoshida

30
戦国時代の「忍び」について、史料をまとめ解説した本。現存する史料は減りつつある上、歴史の片隅ともいえる忍びの記録はさらに少ないと思わる。それを探してまとめ上げた著者の苦労がしのばれる。「忍者集団」のようなものをイメージしていたのだが、実際のところは、闇にまぎれて様々な荒仕事ができるアウトローが大名や家臣に雇われていたのが実情。使い捨てにされる(そして死ぬ確率も高い任務につく)夜専門の足軽。非正規雇用。そして、乱世が終わると、その役割も終え、実態がなくなっていく。アウトローとはいえ、楽な仕事ではない。2021/05/15

さとうしん

27
近年の忍者関係の論著を読み、忍者なるものは存在しないと思っていたが、本書によると「忍び」と位置づけられる人々は実在していたようだ。「悪党」すなわちアウトローに出自し、野武士(野伏、野臥)と重なり、当時の編成では足軽の一部とされ、昼の合戦に対して夜の忍び合戦を担った人々ということになるようだ。これを伊賀、甲賀、風魔など著名な事例を含めて史料を読み解き、明らかにしていくのが読みどころ。これまでの盲点を拾い上げるような議論で面白い。2020/09/23

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