出版社内容情報
罵詈雑言が飛び交い、生産的な議論を行うことは不可能に思われる現在のインターネット。しかし、ネットの利用は本当に人々を分断しているのか? 10万人規模の実証調査で迫る、インターネットと現代社会の実態。
内容説明
多くの罵詈雑言が飛び交い、生産的な議論を行うことは不可能に見えるインターネット。しかし、10万人規模の実証調査で判明したのは、世間の印象とは全く異なる結果であった。過激な書き込みを行っているのは、いったい誰なのか?何がネット上の議論を息苦しくしているのか?計量分析で迫る、インターネットと現代社会の実態。
目次
第1章 ネットへの期待と幻滅―認識され始めた「分断」
第2章 分断のネット原因説―選択的接触とパーソナルメディア化
第3章 本当にネットが原因なのか?その1―分断が起きているのはネットを使わない中高年
第4章 本当にネットが原因なのか?その2―ネットメディア利用の影響
第5章 選択的接触の真実―賢明なネット世代
第6章 ネットで見える世論と真の世論―罵詈雑言を生む構造的問題
あとがき―ネットの議論を良くするために
著者等紹介
田中辰雄[タナカタツオ]
1957年、東京生まれ。東京大学大学院経済学研究科単位取得退学。現在、慶應義塾大学経済学部教授。専門は計量経済学
浜屋敏[ハマヤサトシ]
1963年、石川生まれ。富士通総研・経済研究所、研究主幹。1986年京都大学法学部卒業後、同年富士通(株)入社。現在、早稲田大学大学院商学研究科や立教大学理学部の非常勤講師も務める。専門は経営情報システム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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