角川新書<br> 同調圧力

個数:
電子版価格
¥924
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川新書
同調圧力

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040823027
  • NDC分類 361.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

【目次】
第一章 記者の同調圧力 望月衣塑子
1 質問を妨げられる記者会見
 国会でのレッテル貼り
 申し入れ書という名の締め出し
2 記者と同調圧力
 抜くか抜かれるか
 削られた8行
 君らの背後にいる国民に向けてオレは話しているんだ
 ジャパンタイムズの変節
3 同調圧力に屈しない人々
 真冬の撮影
 映像の強さ
 伊藤詩織さんとの再会

第二章 組織と教育現場の同調圧力 前川喜平
1 何もしないという同調圧力
 遅れず、休まず、働かず
 外国人のための日本語教育政策の振り揉め
 省庁としてのワンボイス
2 道徳教育が生み出す同調圧力
 前任者から引き継ぐ時限爆弾
 面従腹背に徹し切れなかったとき
 道徳の教科化への憂慮
 同調圧力を教える教材
3 真に自由な人間に同調圧力は無力だ
 新自由主義はなぜ排外主義に向かうのか
 答えは自分で見つけるしかないと悟った高校時代
 多感な10代の自問自答が自分のなかの座標軸をつくる

第三章 メディアの同調圧力 マーティン・ファクラー
1 アメリカの報道はスクープ報道から調査報道へ
 戦争を招いてしまった大誤報
 なぜ特ダネをもらえたのかを考える
2 日本メディアに危機感がない理由
 オバマ大統領の圧力
 日本の新聞社は不動産業だ
 Iを主語にした新聞記事
3 信頼できるメディアが道しるべに 
 記者クラブというカルテル制度
 談合的に生み出される記事
 朝日新聞の残念な撤退
 心地いいポチに戻る

巻末付録 座談会 同調圧力から抜け出すには
 薄れてしまった記者たちの危機感
 日本の報道は天国?
 個人ネタをリークする機関とは
 人事の前で口を閉ざさざるを得ない
 菅官房長官が一元管理する役人の人事
 究極のKY力

内容説明

自由なはずの現代社会で、発言がはばかられるのはなぜなのか。重苦しい空気から軽やかに飛び出した著者たち。社会や組織、友人関係など、さまざまなところを覆う同調圧力から自由になれるヒントが見つかる。

目次

第1章 記者の同調圧力(質問を妨げられる記者会見;記者の存在意義とは;同調圧力に屈しない人々)
第2章 組織と教育現場の同調圧力(「何もしない」という同調圧力;道徳教育が生み出す同調圧力;真に自由な人間に同調圧力は無力である)
第3章 メディアの同調圧力(アメリカの報道はスクープ報道から調査報道へ;日本メディアに危機感がない理由;信頼できるメディアが道しるべに)
巻末付録 座談会 同調圧力から抜け出すには―望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラー

著者等紹介

望月衣塑子[モチズキイソコ]
1975年東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学卒業後、東京・中日新聞入社。現在は沖縄の基地問題などを取材しながら、官房長官会見で質問を続ける

前川喜平[マエカワキヘイ]
1955年奈良県生まれ。現代教育行政研究会代表。東京大学卒業後、文部省(現・文部科学省)入省。2016年事務次官に。17年退官。現在は、講演や大学での講義を通して、自ら学ぶことの大切さを伝えている

ファクラー,マーティン[ファクラー,マーティン] [Fackler,Martin]
1966年アメリカ・アイオワ州生まれ。AP通信社北京支局、ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局などを経て、2005年ニューヨーク・タイムズへ。09~15年同東京支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

159
官房長官会見を覆う圧力について、原因の一つを会見後に管氏を囲むオフレコの懇談会としている。もちろん人と協力しなければ仕事ができないに決まっている。が、それは互いに自由あっての話で、表面的な「和」に縛られた内輪だけで情報を流すなら、そこに圧力が生まれるのは当然だろう。年4回しか首相官邸で記者会見をしない政治風土は偏っている(トランプでさえ連日のぶらさがり取材に応じるという)。なぜ当たり前の距離感や開放感を作れないのか。教育を政治の道具にするのはやめてほしい。道徳についてはよくわからないが教科ではないと思う。2020/06/17

zero1

72
圧力に屈しない3人の主張は注目に値する。⭐記者の存在意義は何か。インチキな安倍政権で望月記者(東京新聞)は【質問二つまで】など官邸側から嫌がらせを受けた。記者クラブと番記者の短所。⭐モリ・カケ問題で安倍首相を批判した元文科省事務次官の前川氏。官僚を【遅れず休まず働かず】と皮肉。道徳や教育基本法の【改悪】を訴える(後述)。⭐ファクラー氏は過去の戦争報道と【アクセス・ジャーナリズム】【アジェンダ(シナリオ)】について語る(後述)。【記者が身の危険を感じない日本】は異論あり(後述)。2021/11/13

万葉語り

47
組織の中である程度やりたいことをするためには、そこそこのポストが必要で、ポストに就くためには面従腹背が必要。という前川さんの言葉に納得。大局をなんとかしようなどという大それた望みはないが、メディアリテラシーはきちんと身に付け、educate myself の気持ちを持ち続けたいと思った。2019-1452019/10/20

つーこ

42
国民の方を向いていない日本の新聞・政治・メディアに憤りを感じます。だからって私にできることはないけど、彼や彼女のように異議を唱えて立ち向かっている人を応援したいと思いました。国民は巨大権力に対し何もできないかも知れないけど、それでも意思はあるんだってとこをいつか見せてやりたい。2019/08/22

みねたか@

37
2019年の本書刊行後、安倍政権から菅政権に移行し、説明しない、まともに答えないという姿が常態化、国の施策決定のあり方、それを報じるジャーナリズムのあり方の問題はより深刻な状況だ。ファクラー氏が取り上げた、トランプ政権によりアクセスを遮断され調査報道に勝負をかけ輝きを取り戻したニューヨークタイムズと、勝負をかけた吉田調書事件で大きく傷つき、ポチになることを選んだ朝日新聞の対比は象徴的だ。報道の真偽や意図を見極めるリテラシーは一朝一夕には身につかないが、見極めが必要という意識は忘れまい。2021/09/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13761971
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品