出版社内容情報
【目次】
第一章 記者の同調圧力 望月衣塑子
1 質問を妨げられる記者会見
国会でのレッテル貼り
申し入れ書という名の締め出し
2 記者と同調圧力
抜くか抜かれるか
削られた8行
君らの背後にいる国民に向けてオレは話しているんだ
ジャパンタイムズの変節
3 同調圧力に屈しない人々
真冬の撮影
映像の強さ
伊藤詩織さんとの再会
第二章 組織と教育現場の同調圧力 前川喜平
1 何もしないという同調圧力
遅れず、休まず、働かず
外国人のための日本語教育政策の振り揉め
省庁としてのワンボイス
2 道徳教育が生み出す同調圧力
前任者から引き継ぐ時限爆弾
面従腹背に徹し切れなかったとき
道徳の教科化への憂慮
同調圧力を教える教材
3 真に自由な人間に同調圧力は無力だ
新自由主義はなぜ排外主義に向かうのか
答えは自分で見つけるしかないと悟った高校時代
多感な10代の自問自答が自分のなかの座標軸をつくる
第三章 メディアの同調圧力 マーティン・ファクラー
1 アメリカの報道はスクープ報道から調査報道へ
戦争を招いてしまった大誤報
なぜ特ダネをもらえたのかを考える
2 日本メディアに危機感がない理由
オバマ大統領の圧力
日本の新聞社は不動産業だ
Iを主語にした新聞記事
3 信頼できるメディアが道しるべに
記者クラブというカルテル制度
談合的に生み出される記事
朝日新聞の残念な撤退
心地いいポチに戻る
巻末付録 座談会 同調圧力から抜け出すには
薄れてしまった記者たちの危機感
日本の報道は天国?
個人ネタをリークする機関とは
人事の前で口を閉ざさざるを得ない
菅官房長官が一元管理する役人の人事
究極のKY力
内容説明
自由なはずの現代社会で、発言がはばかられるのはなぜなのか。重苦しい空気から軽やかに飛び出した著者たち。社会や組織、友人関係など、さまざまなところを覆う同調圧力から自由になれるヒントが見つかる。
目次
第1章 記者の同調圧力(質問を妨げられる記者会見;記者の存在意義とは;同調圧力に屈しない人々)
第2章 組織と教育現場の同調圧力(「何もしない」という同調圧力;道徳教育が生み出す同調圧力;真に自由な人間に同調圧力は無力である)
第3章 メディアの同調圧力(アメリカの報道はスクープ報道から調査報道へ;日本メディアに危機感がない理由;信頼できるメディアが道しるべに)
巻末付録 座談会 同調圧力から抜け出すには―望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラー
著者等紹介
望月衣塑子[モチズキイソコ]
1975年東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学卒業後、東京・中日新聞入社。現在は沖縄の基地問題などを取材しながら、官房長官会見で質問を続ける
前川喜平[マエカワキヘイ]
1955年奈良県生まれ。現代教育行政研究会代表。東京大学卒業後、文部省(現・文部科学省)入省。2016年事務次官に。17年退官。現在は、講演や大学での講義を通して、自ら学ぶことの大切さを伝えている
ファクラー,マーティン[ファクラー,マーティン] [Fackler,Martin]
1966年アメリカ・アイオワ州生まれ。AP通信社北京支局、ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局などを経て、2005年ニューヨーク・タイムズへ。09~15年同東京支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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