角川新書<br> IR(統合型リゾート)で日本が変わる―カジノと観光都市の未来

電子版価格
¥880
  • 電子版あり

角川新書
IR(統合型リゾート)で日本が変わる―カジノと観光都市の未来

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040822822
  • NDC分類 689
  • Cコード C0233

出版社内容情報

法改正によって国内開業が現実化しつつあるIR〈統合型リゾート〉。
ラスベガス最大手企業の日本トップにして前アメリカ大使の著者がその本質を明かし、
IR導入によって日本経済を好転させる秘策を提言する。

■「IR=カジノ」の時代は終わった──。
 ホテル、会議施設、劇場、公園、
 美術館、レストラン、アリーナが複合する、
 スマートシティが日本に誕生する!

・2025年大阪・関西万博が意味するもの
・IR導入で世界の都市はこう変わった
・マネーロンダリングはこうして防ぐ
・伝統芸能だけでない日本文化の強み
・IRが醸成するエコシステムの全貌

日本人の知らない、世界標準のIR〈統合型リゾート〉最前線!

内容説明

「IR=カジノ」の時代は終わった。ホテル、会議施設、劇場、公園、美術館、レストラン、アリーナが複合するスマートシティが日本に誕生する!日本人の知らない、世界標準のIR最前線!

目次

第1章 日本のIRはどうなるのか(日本版IRとは?;IRの導入を果たした米ワシントンDC周辺で起きたこと ほか)
第2章 IRの原型をつくったラスベガス(最速で変化し続ける街;転換点を迎えた2000年代 ほか)
第3章 IRが抱える課題(マネーロンダリングは本当に起こり得るか;抑止力となる厳しいチェック体制 ほか)
第4章 IRが日本にもたらすもの(IRは財政の改善に資する!;日本社会への貢献にもつながるIRの存在 ほか)
第5章 特別対談 IRが変える日本の未来 ジム・ムーレン×ジェイソン・ハイランド(旅をして実感した日本の魅力;MGMのトップが語る日本版IRの姿 ほか)

著者等紹介

ハイランド,ジェイソン[ハイランド,ジェイソン] [Hyland,Jason P.]
日本MGMリゾーツ代表執行役員兼社長。カリフォルニア大学卒業後、フレッチャー法律外交大学院にて修士号を取得。東京大学外国人客員研究員などを経て、在日米国大使館臨時代理大使をつとめた。外交官として、国務省東アジア・太平洋局特別補佐官、在オーストラリア米国大使館首席公使、在アゼルバイジャン米国大使館首席公使などを歴任。福岡、大阪、札幌、東京など、15年以上にわたって日本に在住している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐治駿河

40
まずは、ギャンブル依存症の心配する人もいますがあまり心配する必要はないですよね。本書では書かれていませんが日本のパチンコ業界の売り上げと世界中のカジノ売り上げ合計と同じくらいの規模ですので、どんなにカジノを日本で頑張ってもパチンコ業界を超える規模になりません。ギャンブル依存症を気にするならパチンコを規制したほうが効果的ですね。現在の世界のIRの売り上げではカジノよりその他のエンターテインメントの方が大きくなっていることも書かれていましたが、それでもカジノ売り上げはバカにできません。2025/05/04

shomma

8
先端的な技術や豪華なエンターテインメントが集中する「IR(統合型リゾート)」。IR運営企業であるMGMの社風(生態系をつくるという発想)とか、「日本のIR」に向けられる期待が感じられる。柔軟で明るい発想で組み立てられる非日常的な空間に行ってみたくもなった。一方で、読者としてはもう少し新しい観点知見を得られることを期待する。たとえば、カジノが中心的な収益源でないならば、なぜそれがIRに必須なのか、従来型リゾートとの本質的な差をどう定義するのか、等が語られるべきだと思う。2019/08/10

maimai

6
統合型リゾートの開発の必要性が叫ばれています。マリーナ・ベイサンズやラスベガスといった世界有数のIRとなれば海外旅客数、経済的な発展のみならず働く人の癒しとなる空間ができますが、治安や賭博に関しての批判があるためまだ日本では厳しいのでしょうか…カジノゲームはロジカルシンキングの強化に繋がりビジネス面に関する発展も期待できるのではないかと考えられますが、どうかな。カジノに関しては賛否両論ありますがラスベガスやマリーナ・ベイサンズが魅力的な都市であるのもまた事実。今後日本の都市建設はどう変化していくのかな2020/08/30

じろう

0
日本MGMリゾーツの代表が日本にIRを作るメリットを主にラスベガスの例をもって語っている本。著者の強い日本愛を感じた(実際大阪IR誘致でMGMは粘り強く戦っていて好感が持てる)。ただ、日本で成功することの説得力がいまいちない。データの裏付けが少なく、「みんな現地の美味しいものを食べたいはずです」のような感情面の話が多い。IRと地方とを繋ぐ例も、老舗レストランに小道を作った話くらい。世界に展開するMGMだからこそ提示できる、説得力ある事例で「これは日本すごいことになるぞ」とまで思いたかった。2020/08/20

かずたろ

0
日本MGM社長の著書。企業宣伝の面が強いかなと懸念もありましたが、日本におけるIRの現状や概要がよく分かり良書でした。2019/07/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13925439
  • ご注意事項