出版社内容情報
山際淳司が描いた衣笠祥雄、星野仙一らレジェンドの横顔。再編集版で復刻。タフな男であるはずだった。
ちょっとぐらいの骨折なら、
何もいわずにゲームに出ていくような男だった。
そしていつものようにプレイして、
けろりとしている男だった。
“鉄人”にふさわしいエピソードをいくつも残していた。
その鉄人の、心の内側は、
とてもナイーブで傷つきやすく、繊細だった。
それが見えたとき、
人はこの鉄人を好きになるのだろう、と思われた。
(「バットマンに栄冠を――衣笠祥雄の最後のシーズン」より)
衣笠祥雄、星野仙一、根本陸夫、東尾修、荒木大輔、落合博満、田淵幸一、江夏豊。
昭和のレジェンドの素顔に迫る、山際淳司・プロ野球短編傑作選。
第一章 名将
・メルセデスにて
・オールド・ボーイズ・オブ・サマー
第二章 名投手
・<サンデー兆治>のこと
・二〇〇勝のマウンド
・そして今夜もエースが笑う
第三章 強打者
・アウトコース
・田淵の夏の終わり
・バットマンに栄冠を――衣笠祥雄の最後のシーズン
終章 引退
・一本松にて
山際 淳司[ヤマギワ ジュンジ]
著・文・その他
内容説明
2018年に亡くなったプロ野球界の往年のヒーローである衣笠祥雄と星野仙一。彼らと同時代に生き、信頼も厚かった作家は、昭和のレジェンドたちをどう描いてきたのか。山際淳司が遺したプロ野球短編傑作選。星野仙一・根本陸夫・村田兆治・東尾修・荒木大輔・落合博満・田淵幸一・江夏豊。昭和のレジェンドを描く9作品。
目次
第1章 名将(メルセデスにて;オールド・ボーイズ・オブ・サマー)
第2章 名投手(“サンデー兆治”のこと;二〇〇勝のマウンド ほか)
第3章 強打者(アウトコース;田淵の夏の終わり ほか)
終章 引退(一本杉球場にて)
著者等紹介
山際淳司[ヤマギワジュンジ]
作家。1948年神奈川県生まれ。中央大学法学部卒業後、ライターとして活動。80年「Sports Graphic Number」(文藝春秋)創刊号に掲載された短編ノンフィクション「江夏の21球」で注目を集める。81年同作が収録された『スローカーブを、もう一球』(角川書店)で第8回日本ノンフィクション賞を受賞。NHKのスポーツキャスターとしても活躍。95年5月29日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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