出版社内容情報
アニメ産業2兆円突破!急拡大する「聖地巡礼」という消費行動に迫る。市場拡大するアニメ産業から派生した「聖地巡礼」という消費行動。どうしたら「大切な場所」を作ることができるのか? 「過度な商業化による弊害」事例も含め、文化と産業とが融合したケースを数多く紹介する。
はじめに
世界的に増加する観光客/インバウンドの衝撃と憂鬱/2兆円を超えたアニメ市場/文化と産業が交錯する「聖地」巡礼/観光「資産」としてのポップカルチャー/観光研究者が語る意義
第1章 アニメ聖地巡礼
アニメ聖地巡礼とインターネットの普及/アニメ聖地巡礼の実態/情報を創造、発信する旅行者/ボトムアップ的なコンテンツツーリズムへの展開/コンテンツツーリズムと観光政策/コンテンツツーリズムが注目されるわけ
第2章 コンテンツツーリズムへの展開
点を面に展開する/ホスピタリティとおもてなし/コンテンツをきっかけに地域資源の良さを伝える/伝統創造の源泉となるコンテンツ
第3章 観光資源を生む「創造性」
観光は「差異」を売る産業/差異を生む「創造性」/社会の変化によって価値が生じる/旅行者が発揮する創造性/創造的な景観の評価と活用/創造性を作り出すにはどうすれば良いのか/「創造的なもの」は人に知らせたくなる
第4章 現実、情報、虚構空間への巡礼
リアル「脱出」ゲーム/位置情報ゲームと地域の表象/コミュニティ・オブ・インタレストと地域の出会い/移動しない観光、旅するアバター
第5章 観光「資産」化への道
コンテンツで既存施設への新規顧客の集客/様々なコンテンツ源同士を組み合わせてコンテンツ化する/コンテンツとコンテクスト/コンテクストそのものを利用する/地域資源への感性的アクセスを考える/「遊び方」を創り出すアクター/アーカイブとデータベースの重要性/ポップカルチャーの政策と活用
第6章 巡礼ビジネスに必要なこと
巡礼ビジネスを始めるヒント/情報発信のプラットフォーム/知的財産と創造性教育の充実/先行する事例や研究を調べる/巡礼ビジネスのふ化器を作り上げる
対談 村山慶輔 × 岡本健
参考文献
岡本 健[オカモト タケシ]
著・文・その他
内容説明
「いつもの場所」がアニメ化で観光資産に!インバウンド対応含む具体例紹介。観光ビジネスにおいて無視できなくなった新たな消費形態を豊富な事例から考える。
目次
第1章 アニメ聖地巡礼
第2章 コンテンツツーリズムへの展開
第3章 観光資源を生む「創造性」
第4章 現実、情報、虚構空間への巡礼
第5章 観光「資産」化への道
第6章 巡礼ビジネスに必要なこと
著者等紹介
岡本健[オカモトタケシ]
奈良県立大学地域創造学部准教授。1983年奈良市生まれ。北海道大学文学部卒業(専攻は認知心理学)。2012年3月、同大学大学院国際広報メディア・観光学院博士後期課程修了。博士(観光学)。12年4月、京都文教大学総合社会学部文化人類学科特任(任期付)講師。13年4月、奈良県立大学地域創造学部地域総合学科専攻講師。15年4月より現職。専門は観光学、観光社会学、コンテンツツーリズム学、メディア産業論、メディア・コンテンツ論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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