角川新書<br> イスラエルとユダヤ人―考察ノート

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イスラエルとユダヤ人―考察ノート

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  • サイズ 新書判/ページ数 400p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040822570
  • NDC分類 302.285
  • Cコード C0295

出版社内容情報

なぜ、強国なのか!? 情報(インテリジェンス)大国なのか!?
世界の鍵となる国を第一人者が徹底解説する。

「全世界に同情されながら死に絶えるよりも、全世界を敵に回しても生き残る」
これがイスラエルの国是だ。
世界の政治・経済エリートへ大きな影響力を有す情報(インテリジェンス)大国。
中東と世界情勢を分析するには避けては通れない国だが、その実態はあまりにも知られていない。
「イスラエルは通常の国民国家ではない」と喝破する第一人者が、イスラエル人の愛国心、さらにそれを支える神理解を読み解く!

「本書で私(佐藤)は、イスラエルとユダヤ人から学んだ事柄を記した。
イスラエル人の愛国心、さらにそれを支える神理解から、日本国家と日本人が生き残るための知恵を学ぶことが、私が本書を著した目的である」

※本書は2015年2月にミルトスより刊行された『イスラエルとユダヤ人に関するノート』を改題の上、加筆修正したものです。

内容説明

なぜ、強国なのか!?なぜ、情報大国の地位を占め続けられるのか?日本の行く末を案じて中東と世界情勢を分析する際には、イスラエルとユダヤ人への正しい理解が不可欠となる。それだけ世界の政治・経済エリートへの影響力が大きいからだ。にもかかわらず、その実態はあまりに知られていない。世界の鍵となる国の内在論理とユダヤ人の心性を第一人者が解き明かす!

目次

1 私とイスラエルについての省察ノート(なぜ私はイスラエルが好きなのか;旧約聖書の再発見とヨムキプール戦争の教訓 ほか)
2 ロシアとイスラエルの考察ノート(モスクワのオランダ大使館領事部;ナティーブの対ソ秘密工作 ほか)
3 日本とイスラエルの考察ノート(『スギハラ・ダラー』から杉原千畝を読み解く;東日本大震災をどう考えるか ほか)
4 イラン、シリア、北朝鮮の考察ノート(中立国と情報工作;イラン危機と日本 ほか)
5 キリスト教神学生への手紙(ある神学生への手紙―『トーラーの名において』の評価;あるキリスト教神学生からのメール―ユダヤ民族の否定について ほか)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
作家・元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。85年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア連邦日本国大使館勤務等を経て、本省国際情報局分析第一課主任分析官として、対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害罪容疑で東京地検特捜部に逮捕され、以後東京拘置所に512日間勾留される。09年、最高裁で上告棄却、有罪が確定し、外務省を失職。05年に発表した『国家の罠』(新潮文庫)で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞。翌06年には『自壊する帝国』(新潮文庫)で第5回新潮ドキュメント賞、07年第38回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

34
自由、民主主義、市場経済と言う日本と共通の国家体制を持つイスラエル、さらには核武装のためにイラン・シリアと北朝鮮が共同戦線を構築している現状で、イランが中東で覇権を握ることは東アジアにおける北朝鮮の影響力増大を意味し、イスラエルの立ち位置を支持することこそが日本の国益にかなうとする。その上で、親イラン・パレスチナの外務官僚に日本の中東外交が牛耳られることを批判する佐藤氏。2021/06/20

Roko

32
ロシアの「国境を面で考える」という考え方を知ると、現在のウクライナ侵攻の意味がとても良くわかります。西側の国との緩衝地帯だったはずのウクライナが西側に参加してしまって、国境が線になることを嫌がっているということなのです。かつてのグルジア(ジョージア)侵攻も、クリミア併合も、この考え方あってこそだということを、この本の中で佐藤氏は語っています。そして、ロシアでもユダヤ人は迫害され、イスラエルへ大勢移動しているという事実は、とても重い問題だと思うのです。2022/05/05

二戸・カルピンチョ

18
インテリジェンスよなぁ。知ろうとしないと知らないままで人生を終える、若しくは知ろうとしても知ることが出来ない「情報」っていうのは溢れている。え、溢れているのに知れないのか。自分に関係が無い訳ではないのに知る事を阻まれる。これは考えるヒントを貰える本だった。平和を諦めちゃいけないね、根気強く。2021/05/31

ザビ

14
筆者がイスラエルを支持する理由は3つ、1 日本と同じ民主主義&市場経済社会で価値観を共有できる、2イスラエルの諜報機関(モサド)の持つインテリジェンスは日本にも役立つ、3北方領土交渉においてロシア系イスラエル人の情報は国益に資する。まぁ、自分のような平凡生活者には、外交官視点から捉える国家観は見上げるほどに落差があり過ぎて「なるほど…」とうなずくしかありませんでした。パレスチナ問題の基礎知識を深められればと期待したけど、筆者の豊富な国家外交見識(雑感とも言う)をとりとめなく披露された感じの一冊。2023/10/31

さえきかずひこ

13
2015年刊行の『イスラエルとユダヤ人に関するノート』を改題+加筆修正したものなので、既読者は注意されたい。前半は中東地域の時事問題についての分析であり散漫な印象があるが、後半では財津正彌、手島郁郎という牧師の発言を参照し、キリスト者であることと愛国主義者であることの関係について論じている。明治以降の日本知識人にはキリスト者がわりと多く見受けられ、彼らのなかにはイエスへの信仰と天皇への忠誠に苦悩した者もあったが、その文脈はあまり一般的でない為、その予備知識があると本書もまた違った角度から読み込めると思う。2021/02/01

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