出版社内容情報
なぜ同じような境遇でも前向きな人もいれば、辛く苦しい日々を過ごす人がいるのか。出来事ではなく認知がストレス反応を生んでいる。そう、私たちが生きているのは「事実の世界」ではなく「意味の世界」なのだ。
内容説明
なぜ同じような境遇でも前向きな人もいれば、辛く苦しい日々を過ごす人がいるのか。出来事ではなく認知がストレス反応を生んでいる。そう、私たちが生きているのは「事実の世界」ではなく「意味の世界」なのだ。
目次
第1章 記憶を制する者は人生を制する
第2章 「そのままの自分」でいいわけがない
第3章 記憶は「今の自分」を映し出す
第4章 前向きになるための記憶健康法
第5章 心のエネルギーが湧いてくる記憶
第6章 記憶の貯蓄と記憶の塗り替え
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
心理学博士。1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在MP人間科学研究所代表、産業能率大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
115
これまでの人生、後悔だらけの人もいれば、まあこんなもんだよという人もいる。生きていれば苦楽ある。どうしたら前向きになれるのか。そもそも、記憶を失うことは自分を失うことである。嫌な記憶だけを消したいと思うが、消すことはできない。嫌な記憶が顔を出したら、よい記憶を探すそう。消すのではなく塗り替えるのである。嫌な記憶は気持ちの整理がついていないから心の表面に残りやすい。でもそんなに後向きだらけの人生だったのか。思い出しづらい前向きな懐かしい記憶を集めよう。その時に触れた音楽でも本でもいい。徐々に心が整理される。2020/09/06
タナカ電子出版
37
人は過去の記憶に囚われる。記憶は常に身体的記憶とともに記憶される。自転車に乗る泳ぐは身体的記憶として理解されやすいが、苦しみ悲しみ辛い感情と過去の出来事の記憶も身体的記憶として強く刻み込まれる。この本はそれらの記憶に対しての対処法を教えてくれる本です☺️📖それがこの著者が提案してくれる記憶健康法です✨簡単言うと記憶の意味の書き換えです🎵具体的な方法はこの本を読んでください👀‼️それほど簡単ではないですがアドラー的認知に対する考え方に抵抗のない方にはおすすめできます。2019/10/08
シロうさぎ
8
本当にイヤな記憶で悩んでいる人は読まない方がいいかも。解消策に行くまでに思いっきり気分が落ち込み、どうでも良くなってしまった・・・2019/09/07
楽毅
6
自分は前向きな方だと思っているが、仕事柄落ち込むことも少なくない。そんなことが続くと、どうしても自信喪失気味になり、考えも悪循環に陥ってしまう。何とかしなければともがくほど、逆に思考停止状態になることも。過去の記憶に対する評価は、現在の心の在り様が強く反映されると言われると、確かにその通りだと思う。だとすれば、落ち込む時は目の前のことだけに集中し、落ち着いた頃にポジティブな記憶を思い出して前に進むという処方箋は、有効だと思う。ただ、分かっていても記憶の評価をコントロールするのは、簡単ではないかもしれない。2019/07/04
チューリップ
5
イヤな記憶はどうして消えないのかというより、ネガティブな記憶にも前向きな意味を与えてポジティブに変換していこうと説く感じで自己啓発本っぽいなと感じた。そう考えたくてもどうしても前向きな意味付け出来なかったりする時もあると思ったんだけど、そういう時は一旦考えるのを止めるしかないのかな。でもネガティブな事ばかり思い出すと明るい未来も描けないし常に愚痴っぽくなるみたいなのはそうだよなと思えたので自分も楽しい事をたくさん思い出せるようにしたいなと思った。2022/12/13
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