出版社内容情報
第1章 「糖尿病」と宣告されて
急激な体重減少で膵臓がんを疑う/糖尿病とはどんな病気か/何もかも尿に溶け出していくのが糖尿病/二種類の糖尿病/2型糖尿病は生活習慣による/糖尿病発症を予防する時代
第2章 わが糖尿病体験を語る──食事編
血糖値が上がる仕組み/食事と運動で治すと宣言/まずは規則正しい食生活に/食事の量と内容を見直す/食べ方の見直しで空腹と闘う/油脂を避け制限カロリーを守る/外食は半分残す/甘すぎる果物は要注意/必要なエネルギーをどう摂るか
第3章 わが糖尿病体験を語る──血糖モニター編
血糖コントロールを成功させる血糖自己測定器/新しい持続血糖測定器/血糖値の変化を把握するメリット/抗酸化食品の重要性とアルコール/日本人向けの和風食品ピラミッド
第4章 わが糖尿病体験を語る――運動編
運動習慣をつくる/軽めの運動でも十分な効果/運動で血糖値が下がるメカニズム/どのような運動が効果的か/食後三〇分歩く運動で十分/加齢に伴うフレイルに注意
第5章 区別が必要な「高血糖症」と「糖尿病」
糖尿病の診断基準と問題点/何が何でも126以下に抑える必要があるのか/糖尿病と確定診断された後の悩み/合併症が下げる生活のクオリティ/糖尿病性腎症は腎透析の大きな原因/動脈硬化で高まる突然死のリスク
第6章 メタボリックシンドロームとしての糖尿病
高血糖症、高血圧症、高脂血症の根はひとつ/インスリン抵抗性と高インスリン血症/内臓肥満がおこすインスリン抵抗性/急増する糖尿病のリスクに環境の影響/ダイオキシン汚染が糖尿病の原因のひとつに
第7章 糖尿病薬の作用と副作用
血糖降下剤の作用と副作用/恐い糖尿病治療薬による低血糖/薬では糖尿病の進行を防げない/一病息災の東洋的医学観
第8章 治療法の選択肢
治療法の選択肢/多くの患者がたどる道/血糖値が高めになりやすい日本人/血糖値が高いだけなら高血糖症/薬のいらない2型糖尿病/食事と運動で可能な血糖値コントロール/自分の健康を自分で守る/低糖質食と低たん白食時のカロリー計算
第9章 天寿を全うする知恵
元気な老人からの手紙/食事と運動でやってきた25年後の現在/西式健康法との出会い
/自律神経を鍛え末梢循環を改善する/入院体験記/笑いで下がる血糖値/一病息災の道はスーパーヒューマンを生む
内容説明
50歳を超えてメタボリックシンドロームのため糖尿病に罹った著者が実践した、薬に頼らず、食事と運動で血糖値をコントロールし、治す方法とは?自らの体験をもとに必要な栄養の知識などをわかりやすく記した画期的治療法を公開。
目次
第1章 「糖尿病」と宣告されて
第2章 わが糖尿病体験を語る―食事編
第3章 わが糖尿病体験を語る―血糖モニター編
第4章 わが糖尿病体験を語る―運動編
第5章 区別が必要な「高血糖症」と「糖尿病」
第6章 メタボリックシンドロームとしての糖尿病
第7章 糖尿病薬の作用と副作用
第8章 治療法の選択肢
第9章 天寿を全うする知恵
著者等紹介
渡邊昌[ワタナベショウ]
1941年、平壌生まれ。医学博士。慶應義塾大学医学部卒。同大学院病理学専攻、アメリカ国立癌研究所、国立がんセンター病理部を経て、同疫学部長。その後、東京農業大学教授、国立健康・栄養研究所理事長を歴任し、現在は、公益社団法人生命科学振興会理事長として専門誌「ライフサイエンス」「医と食」を主宰。一般社団法人統合医療学院学院長、NPO法人日本綜合医学会会長も務める。これまでに厚生科学審議会、内閣府食育推進評価専門委員会座長など政府の各種審議会委員を歴任。受賞歴も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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