出版社内容情報
本書では、素数についての話を繰り広げる。素数とは、1と自分自身以外では割り切れない2以上の整数のこと。こんなに簡単な素数が、古代から人々を魅惑しているのだ。
2、3、5、7、11……と神出鬼没に表れる素数。不規則に表れるように見えて、妙な規則性があったりする。素数を表す数式はいまだ見つかっていない。バラバラに見える素数だが、実は秘めた威力を持ち、私たちの身近にもあったりする。たとえば、パスワードを安全にするRSA暗号は素数を用いている。
第1部は、「素数入門編」。素数とは何か、どうして注目されるのか、数学者たちは何を見つけてきたのか、そんなことを解説していく。
第2部では、より深い素数の森を散策する。理系の読者には、「なるほど、そういうわけなのか!」とうなってもらえるはずだ。そして、文系の読者には、「へえ! 素数ってそんなに芳醇な世界観を持っているのか」と驚いてもらえるだろう。
本書は、素数のすべてを総合的に解説し、めくるめく素数の世界を探索できる一冊といえるのだ。
内容説明
素数とは、1と自分自身以外では割り切れない数のこと。「ままならない」数であるが、だからこそ「わくわくする」数でもある。本書は、そんな素数のすべてわ総合的に解説する。めくるめく素数の世界を探索できる一冊。
目次
第1部 素数のふしぎ(世の中は素数でいっぱい;素数にハマった数学者たち;素数についてわかったこと・未解決なこと;素数の確率と自然対数)
第2部 素数が作る世界(RSA暗号はなぜ破られないのか;虚数と素数;難攻不落!リーマン予想;素数の未来)
著者等紹介
小島寛之[コジマヒロユキ]
1958年、東京生まれ。東京大学理学部数学科を卒業し、同大大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。現在、帝京大学経済学部教授。経済学者として研究・執筆活動を行うかたわら数学エッセイストとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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