角川新書<br> 運は実力を超える

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角川新書
運は実力を超える

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040821122
  • NDC分類 159
  • Cコード C0295

出版社内容情報

仕事、恋愛、ギャンブル…他人に話さない、求めない人にこそ好運が訪れる!人との出会いも運ならば、大きな仕事をまかされるのも運だ。会社経営者の多くが、自分がいまあるのは運のおかげだと答える。本人の実力はもちろん関係しているだろうが、運がなければ実際、成功はおぼつかない。株式などの投資や競馬・宝くじ・カジノなどのギャンブルも、結果は運によって大きく左右される。日本中で3000万人以上が株式投資や競馬などの公営ギャンブルなどにいそしみ、星占いなど占いに一喜一憂するのなら、もっと運の引き寄せ方について知るべきである。そして、もっと運のいい人間になるべきではないだろうか。実力で勝つうちはまだ二流、本当に強い人間は運で勝つ――。仕事、恋愛、ギャンブル……、人生の多くの局面で実力を発揮するために、運の本質とは何かを探求していく。

第1部 芥川龍之介の短編『運』の考察
第2部 運をつかむにはどうすればいいのか
第3部 運が強い人間と弱い人間
第4部 占星術はなぜ当たるのか
第5部 本当に強い人間は運で勝つ

植島 啓司[ウエシマ ケイジ]
1947年東京都生まれ。宗教人類学者。京都造形芸術大学教授。東京大学卒業。東京大学大学院人文科学研究科(宗教学)博士課程修了後、シカゴ大学大学院に留学、M・エリアーデらのもとで研究を続ける。NYのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ(人類学)客員教授、関西大学教授、人間総合科学大学教授などを歴任。四十年以上、世界各地で宗教人類学調査を続けている。主な著書に『生きるチカラ』『偶然のチカラ』(共に集英社新書)、『官能教育』 (幻冬舎新書)、『賭ける魂』(講談社現代新書)ほか。

内容説明

運も実力のうちといわれるが、運を必然のように引き寄せられる人こそ、好機をとらえることができる。仕事・恋愛、ギャンブル…、人生の多くの局面で実力を発揮するために、運の本質とは何かを探求していく。

目次

第1部 芥川龍之介の短編『運』の考察(いったい運とは何だろう;『運』の主人公の女性は幸運だったか;出典とされる『今昔物語集』(巻十六ノ三十三話)と比較してみる
芥川龍之介『運』の意図するところは?
彼女を幸せと考えるか不幸と考えるか)
第2部 運をつかむにはどうすればいいのか(どうすれば運をつかめるのか;ルーレットで勝つ;運をつかむ5箇条;これまで試行錯誤してきたけれど)
第3部 運が強い人間と弱い人間(D・H・ロレンス『木馬を駆る少年』;ヘミングウェイの短編『博奕打ちと尼とラジオ』;運さえよければすべてうまくいく)
第4部 占星術はなぜ当たるのか(鏡リュウジ;カニ座はなぜダメ人間なのか;ぼくらのなかに運を左右する何かがひそんでいる)
第5部 本当に強い人間は運で勝つ(タブッキ『インド夜想曲』;実力で勝つうちはまだ二流、本当に強い人間は運で勝つ;人はなぜ永遠に生きないのか;あなたは運を大切にしなければならない)

著者等紹介

植島啓司[ウエシマケイジ]
1947年、東京都生まれ。宗教人類学者。京都造形芸術大学教授。東京大学卒業。東京大学大学院人文科学研究科(宗教学)博士課程修了後、シカゴ大学大学院に留学、M・エリアーデらのもとで研究を続ける。NYのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ(人類学)客員教授、関西大学教授、人間総合科学大学教授などを歴任。40年以上世界各地で宗教人類学調査を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiyu

9
もっとお堅い話かと思いきや、随分印象が異なるものであった。しかし、到底この型のような生き方はできない。この表現すらまさに、第4部の通りなのかもしれない。運不運は捉え方に次第だろうし、その後の行動まで含めると、運不運そのものの事象はスタートに過ぎないのかなとも感じる内容であった。2017/03/29

大先生

8
ギャンブルの話ばかりなので途中で読むのやめようかと思いました(苦笑)。私はパチンコ、スロットは一切やったことないですし、競馬も十勝観光の際、ばんえい競馬で少し遊んだことがあるのみですから。(←つまらん男かも笑)「われ賭けるゆえにわれあり」なんて到底理解できません。しかも、カニ座のことバカにしまくり…。カニ座の男はブヨブヨしてるとか、(私には当てはまるとしても)偏見です!まあ、ギャンブルがお金以外に大切なものがあることを実感させてくれるという主張は、少しだけなるほどと思いましたよ。ちなみに、著者は大学教授!2020/11/30

桂 渓位

7
 運のこと以上に、かに座へのディスリ具合の半端なさが印象に残る一冊でしたね(^^;2020/01/04

ponte

5
以下備忘録。 ・長く生きていると、自分の力などは本当に小さいものだ。 ・運とは、人と出会う機会と比例してよくなる。 ・運は誰かが持ってくることを待つことも必要。 ・快楽とは、ささやかな喜びを指しており、悦楽とはわが身を忘れるほど強い欲望を指している。運とは、快楽と悦楽の境界線上に出現する。 ・宗教など信じさえすれば信じさえすればこの世は楽しい。思い込みこそが人生だ。 ・自分が計画して起こした行動は、そのほとんどが自分にとってプラスに働く。自分がやりたいと思ったことを大切にする必要がある。2017/04/08

きっちゅ

5
小説を参考に運について展開されてました。その中で第2部の内容は参考になりました。特にルーレットの話は良かったと思います。早速、運の悪い同僚に教えてあげようと思いました。2017/03/26

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