角川新書<br> 本当に悲惨な朝鮮史―「高麗史節要」を読み解く

電子版価格
¥946
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川新書
本当に悲惨な朝鮮史―「高麗史節要」を読み解く

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040821092
  • NDC分類 221.04
  • Cコード C0295

出版社内容情報

日本人が知っておくべきあの国の歴史と倫理・価値観を、高麗史から読み解く人気本『本当に残酷な中国史』に続く著者第2弾新書!

日本人、それと同時に韓国、北朝鮮の人たちに、韓国、北朝鮮の直系の先祖である高麗の本当の姿を知ってもらいたい――これが本書の出発点だ。
現在の日韓、日朝関係をこじらせている原因は何も韓国と北朝鮮だけにあるのではなく、朝鮮の人々の価値観や倫理観を正しく理解していない日本にもある。ここで書くのは単なる高麗の歴史でもないし、高麗史や高麗史節要の解説書でもない。ましてや嫌韓本や侮韓本などではさらさらない。高麗の人々の生き様、人間模様を描くことである。我々日本人に必要なのは、高麗の人々の言動を通して、その行動の裏にある価値観や倫理観をしっかりつかむことだ。そうすることによって初めて現代の韓国・北朝鮮の状況を正しく解釈することが可能になるのだ。


第1章 高麗を知ることが現代の朝鮮を理解すること
第2章 高麗・ダメ王列伝
第3章 異民族の侵入
第4章 大国に仕える苦労 ?惨めな二股外交?
第5章 あくどき官僚と密告社会
第6章 武人のジャイアン伝
第7章 想像を絶する惨めな民衆
第8章 科挙、儒者、ソンビ、立派な武人

麻生川 静男[アソガワ シズオ]
1955年、大阪府生まれ。リベラルアーツ研究家、博士(工学)。京都大学工学部卒業、同大学大学院工学研究科修了、徳島大学工学研究科後期博士課程修了。1980年、住友重機械工業入社後、カーネギーメロン大学工学研究科に留学。2000年に独立し、ITベンチャーの顧問などを歴任。その後、カーネギーメロン大学日本校プログラムディレクター、京都大学産官学連携本部准教授を務める。現在は「リベラルアーツ教育によるグローバルリーダー育成フォーラム」を設立し運営している。また、講演活動や企業研修を行っている。

内容説明

高麗を知れば、今の韓国、北朝鮮がわかる―ダメ王が続いた王朝、大国に挟まれた二股外交、密告と賄賂の横行、過酷な収奪と惨めな民衆。悲惨な500年の歴史から、日本人が知らないあの国の倫理・価値観を読み解く。

目次

第1章 高麗を知ることが現代の朝鮮を理解すること
第2章 高麗・ダメ王列伝
第3章 異民族の侵入
第4章 大国に仕える苦労―惨めな二股外交
第5章 あくどき官僚と密告社会
第6章 武人のジャイアン伝
第7章 想像を絶する惨めな民衆
第8章 科挙、儒者、ソンビ、立派な武人

著者等紹介

麻生川静男[アソガワシズオ]
1955年、大阪府生まれ。リベラルアーツ研究家、博士(工学)。京都大学工学部卒業、同大学大学院工学研究科修了、徳島大学工学研究科後期博士課程修了。京都大学大学院在学中、ドイツ・ミュンヘン工科大学に留学。1980年、住友重機械工業入社後、アメリカ・カーネギーメロン大学工学研究科に留学。帰国後、システムやソフトウェア開発、データマイニング事業などに従事。2000年に独立し、複数のITベンチャーの顧問を歴任。その後、カーネギーメロン大学日本校プログラムディレクター、京都大学産官学連携本部・准教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かいりゅ

9
韓国歴史ドラマをよく見るので、朝鮮史は前から気になってました。タイトルを見て、即購入。高麗時代が主。ドラマのきらびやかな世界とは一転、侵略、賄賂、虐殺、密告…民を顧みず、生きるための私利私欲がよくわかります。儒教国家なので、清廉に見えますが、実際は近隣の大国の影響がそうさせているのかもしれない。これをきっかけにお隣の国の歴史も勉強してみたい。2017/05/27

mit

8
朝鮮半島史において500年近く続いたにも関わらず、高麗王朝については、元寇以外ではやや忘れられた謎の存在である。本書では主に「高麗史節要」から原文と訳文を交え、高麗史の様々な人間模様が鮮やかに描き出されている。大まかな歴史の流れについては別途Wikipedia等で確認すると分かりやすい。著者は漢文や歴史については素人であるが、前著で「資治通鑑」の句点付き原文を読破しただけのことはあり、パソコンを駆使した漢文の新しい読み方が示唆されていると思う。タイトルからして嫌韓本の中に埋もれてしまっているのが勿体ない。2017/06/19

綴瑠

4
今の朝鮮の思想を知る上でとても重要な歴史をもりこんでくれている本。 ちょくちょく現代の人の話も入っているので読みやすいです。2018/01/21

Mana

2
嫌韓本の類いだなとは思ったけど、高麗時代を扱っているのが珍しくて手にとってみた。挑戦というと大体李氏朝鮮で、高麗の本はないので貴重。高麗時代は初期の千秋太后のあたりが一番興味ある。元の支配下の時代の説明が多かったのも興味深かった。2024/12/31

Hiroki Nishizumi

2
李氏朝鮮時代がボンクラ治世だったことは知っていたが、高麗時代についての知識がほとんどないことに改めて驚く。本書でも指摘している通り、隠ぺいされた歴史だったんのだ。本書が言うような酷いDNAが続いているのか否かはともかく、いつの時代も庶民が苦しんむことが当たり前のようになっていることは事実かもしれない。魚は頭から腐るが、腐った世の中が良くないことは当然なのだから、何とかならないかと思う・・・・2017/07/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11639535
  • ご注意事項

最近チェックした商品