角川新書<br> 現代暴力論―「あばれる力」を取り戻す

電子版価格 ¥880
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角川新書
現代暴力論―「あばれる力」を取り戻す

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040820347
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報

いま、わたしたちは、徹底的に生きのびさせられている。生きのびさせられるために、暴力をふるわれつづけてきた。そろそろ、この支配のための暴力を拒否したっていいはずだ。あえて現代社会で暴力を肯定しなおす!!

内容説明

いま、わたしたちは、徹底的に生きのびさせられている。生きのびさせられるために、暴力をふるわれつづけてきた。そろそろ、この支配のための暴力を拒否したっていいはずだ。あえて現代社会で暴力を肯定し直し、“隷従の空気”を打ち破る!!最注目のアナキズム研究者が提起する、まったく新しい暴力論。「わたしたちは、いつだって暴動を生きている」

目次

第1章 国家の暴力―我々は奴隷根性を植えつけられた(国家は収奪とカツアゲをする;国家は征服からはじまった ほか)
第2章 征服装置としての原子力―生きることを負債化される(八月の雨;生まれてはじめて、『はだしのゲン』を読む ほか)
第3章 生の拡充―支配のための力を解体する(生きたいとおもうことは、暴力をふるうのとおなじことだ;生の最高の喜びは「俺はすっかり偉くなったんだぞ」 ほか)
第4章 恋愛という暴力―習俗を打破する(生きのびるための恋愛か、それとも恋愛をして生きるのか?;恋愛の神様 ほか)
第5章 テロリズムのたそがれ―「犠牲と交換のロジック」を超えて(恐怖による統治;テロ対策は国家によるテロリズムである ほか)

著者等紹介

栗原康[クリハラヤスシ]
1979年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科・博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。『大杉栄伝―永遠のアナキズム』(夜光社)で第5回「いける本大賞」受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2015第6位。注目を集める政治学者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

325
文章自体はところどころわざとひらがなが混じった間抜けなものだが、言っている内容はかなりクレイジーでキレッキレ。すごい。「民衆は国家の奴隷」「道徳は奴隷のための規範」「結婚は奴隷制」などなど、アナキストとしての主張が全開。「はたらかないで、たらふく食べたい」は個人向けだったが、こちらはどちらかというとアナキストの歴史と社会構造を簡単にまとめた内容になっていて、おもしろさ的には劣るが、刺激的な一冊。ほんとうに人間はくそだな!2016/03/29

キニマンス塚本ニキそっくりおじさん・寺

62
アナキスト学者、栗原康の暴力論。あの文体のパターンでついつい飽きてしまいがちになってしまうのだが、ついつい読んでしまうのも事実。暴力をテーマに、大杉栄に伊藤野枝、辻潤、水滸伝にはだしのゲン、はてまた源氏物語まで論じる。バラエティに富んでいて良い。しかし、ギロチン社の中浜哲という人は本当にどうしようも無い人で、行き当たりばったりの典型というべきか。アナキストのテロリストであるのは確かに間違いないが、どちらかというと維新以降~戦後に至るまでに無数に現れた奇人の中にカウントすべき人物かと思う。結局読了。2020/12/11

harass

54
若きアナーキズム研究家の新書。大杉栄伊藤野枝夫婦の引用や原発問題なども絡めて、生きること自体が暴力であると論じる。この著者の本をまとめて読んでいて重複部分が多く感じられたのは仕方ない。アナーキズムの目指す理想にクラクラする。単純なのだがそれはもう夢想だ…… 奴隷根性や生きる負債についての論考は刺激的だ。ではどうすればいいのかと。すべてを投げ出しての爽快さを感じるぐらいしかないのかと。大杉の時代と違い、柔らかい口調と表情を持つ権力にどうするのかとも。うーむ。2017/05/17

たまきら

26
伊藤野枝の本では彼の口調が逆に自己中でだらしない女をひきたてていたけれど、アナーキーと言うことばにあこがれつつ他人が引いてくれたシステムの中で不法行為をし、たしなめられて切れている彼の姿は、何不足なく育った、口だけ達者な子どもが公園でおいたをしているようだった。子どもの頃セックスピストルズに感じた幻滅を思い出す。最後の一瞬に本当にシステムに反抗しそのせいで消えていった多くの「アナーキスト」ら。アクティビストにはなりえない個人主義者たち。けれどもこの本で感じたのは哀れみさえ覚えるくだらなさでした。2018/09/18

猫丸

22
人間50年も生きれば、いいかげん出来上がってしまう。事象に対する yes, no 反応のブレが小さくなり、その決定への正当化も上手になって。とにかくラディカルであろうとの基本方針で、なんでもゼロから考えるようつとめてはきたが、何度か通った思考の路は踏み固められ、次第に融通がきかなくなっているのかもしれぬ。本書は僕の思考の癖を解体しかねない力を持っている。その距離感の自在さは異色である。国家の起源を征服に求める長い射程。いま気に入らないことがあれば共感の怒涛に身を投じるのも可とする眼前意識。自由である。2021/02/16

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