出版社内容情報
いま、わたしたちは、徹底的に生きのびさせられている。生きのびさせられるために、暴力をふるわれつづけてきた。そろそろ、この支配のための暴力を拒否したっていいはずだ。あえて現代社会で暴力を肯定しなおす!!
内容説明
いま、わたしたちは、徹底的に生きのびさせられている。生きのびさせられるために、暴力をふるわれつづけてきた。そろそろ、この支配のための暴力を拒否したっていいはずだ。あえて現代社会で暴力を肯定し直し、“隷従の空気”を打ち破る!!最注目のアナキズム研究者が提起する、まったく新しい暴力論。「わたしたちは、いつだって暴動を生きている」
目次
第1章 国家の暴力―我々は奴隷根性を植えつけられた(国家は収奪とカツアゲをする;国家は征服からはじまった ほか)
第2章 征服装置としての原子力―生きることを負債化される(八月の雨;生まれてはじめて、『はだしのゲン』を読む ほか)
第3章 生の拡充―支配のための力を解体する(生きたいとおもうことは、暴力をふるうのとおなじことだ;生の最高の喜びは「俺はすっかり偉くなったんだぞ」 ほか)
第4章 恋愛という暴力―習俗を打破する(生きのびるための恋愛か、それとも恋愛をして生きるのか?;恋愛の神様 ほか)
第5章 テロリズムのたそがれ―「犠牲と交換のロジック」を超えて(恐怖による統治;テロ対策は国家によるテロリズムである ほか)
著者等紹介
栗原康[クリハラヤスシ]
1979年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科・博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。『大杉栄伝―永遠のアナキズム』(夜光社)で第5回「いける本大賞」受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2015第6位。注目を集める政治学者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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