角川新書<br> 里海資本論―日本社会は「共生の原理」で動く

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角川新書
里海資本論―日本社会は「共生の原理」で動く

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040820132
  • NDC分類 661.9
  • Cコード C0233

出版社内容情報

里海=人が手を加えることで海を健康にし、豊かにするメカニズム。瀬戸内海の再生で世界から注目されている。地球の限界を救うモデルとして、瀬戸内海生まれ日本発の概念が、世界経済を今まさに変えようとしている!

内容説明

「地球の限界」を救うモデル。それは、瀬戸内海の“里海”にあった。ムダとされたものが「ここにしかない生き方」を生み、人間以外の命もつなぎ直し、経済も暮らしも再生させている。SATOUMIという瀬戸内海生まれ、日本発の概念は、いま世界中で注目を集めているのだ。40万部突破の『里山資本主義』取材班が日本の未来を更に拓く!!

目次

はじめに 「里山資本主義」から「里海資本論」へ
第1章 海からの地域再生―古き筏が瀬戸内海を変えた
第2章 「邪魔もの」が二一世紀の資源―「里守」が奇跡の海を育てた
中間総括 「地球の限界の克服」という課題―マネーとは異なる豊かな解決策を
第3章 「SATOUMI」が変える世界経済―「瀬戸内海生まれ日本発」の概念が広がる
第4章 “記憶”と“体験”による「限界」の突破―過疎の島が病人をよみがえらせる
第5章 広域経済圏となる「里海」―大都市でも「里山」「里海」はできる
最終総括 里山・里海が拓く未来―有限な世界で生命の無限の可能性を広げる

著者等紹介

井上恭介[イノウエキョウスケ]
NHKエンタープライズエグゼクティブ・プロデューサー。1964年生まれ。87年NHK入局。報道局・広島局などで報道番組を制作。2011年夏、中国地方の異様に元気なおじさんたちに出会ったことで「里山資本主義」という言葉を作り、1年半にわたり取材・制作を展開。その番組は第51回ギャラクシー賞報道活動部門大賞を受賞。取材成果をもとに藻谷浩介氏と共に著した『里山資本主義』(角川新書)は、新書大賞2014を受賞し、40万部を超えるベストセラーとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

249
日本の海で行われている再生が、世界にも波及していることに感動した。介護されている方がどんどん元気になるのは幸せな世界だなと思った。海を元に戻したいと言う恐らく無数のたくさんの人の思いの結果としてどんどん良くなってきているのが良かった。2015/08/20

5 よういち

92
1970年代、死の海と化していた瀬戸内海を救ったのは牡蠣筏。自然のままに任せるより、人が介在して手助けをすることで里海の営みが生まれる。里海は、瀬戸内生まれで日本発。英語で"SATOUMI"と表記される。◆自然を搾取する資本主義では地球環境は限界だ。里海の考え方が必要なときだ。全ての生き物、水や空気が関係し、相乗効果を発揮する。そこには"やおろずの神"が見える。神そのものである海や山は敬いと畏れの対象。一神教の世界ではできない発想だ。里海資本論が地球を穏やかにし、しなやかにし、生命の可能性を広げていく2019/09/08

saga

45
『里山資本主義』の続編。瀬戸内海のアマモを再生するために立ち上がった漁師。富栄養化され赤潮が発生するまでになってしまった内海だが、稚魚の揺り籠となるアマモの森、牡蠣の養殖筏で、海水の浄化が進んでいく様子がダイナミックに描かれる。連鎖的に里山も再生され、ヒトが住みやすくなった。認知症老人が生き生きと暮らす島にも感動。こんな小さな循環型社会がこれからの日本の理想なのだと思った。「自然を自分たちの都合で、今生きている自分たちのためだけに使い、あとは知らないという時代は、終わるべきなのだ」に納得。2024/11/30

壱萬参仟縁

39
資本主義のどんづまりに登場する里海資本論(13頁~)。里海:人手が加わることによって生物多様性と生産性が高くなった沿岸海域。瀬戸内海生まれ日本発(広島大松田治氏)。SATOUMIとして海外でも知られる。里山資本主義を包含するもの(14頁)。漁業とは海のおこぼれを頂戴する産業である(102頁~)。日本の漁師は、自分たちの海は自分たちで守ろうという意識を古くから持っていたという。沖は入会とは、沖合部を隣り合った漁村で自由に行き来できる。2016/02/14

Nobuko Hashimoto

34
面白かった。「里海」は里山ほどは耳慣れないが国際的な学会でも使われているとのこと。人が手を入れることで、消滅しそうな生態系や生物多様性が復活し、産物や廃棄物(牡蠣の殻とか木の枝など)の循環がうまく回り始めた事例を紹介。主に瀬戸内海。夏に広島の博物館で牡蠣の養殖の仕組みの変遷を見てきたので、より興味が持てた。他の方の感想を見ると、里海資本論という言葉を援用するにはやや対象を広げすぎかなという説明や観察例が本書の評価を下げている感じか。個々の実例はとても興味深いので、掘り下げた後日談を知りたい。2019/04/01

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