出版社内容情報
里海=人が手を加えることで海を健康にし、豊かにするメカニズム。瀬戸内海の再生で世界から注目されている。地球の限界を救うモデルとして、瀬戸内海生まれ日本発の概念が、世界経済を今まさに変えようとしている!
内容説明
「地球の限界」を救うモデル。それは、瀬戸内海の“里海”にあった。ムダとされたものが「ここにしかない生き方」を生み、人間以外の命もつなぎ直し、経済も暮らしも再生させている。SATOUMIという瀬戸内海生まれ、日本発の概念は、いま世界中で注目を集めているのだ。40万部突破の『里山資本主義』取材班が日本の未来を更に拓く!!
目次
はじめに 「里山資本主義」から「里海資本論」へ
第1章 海からの地域再生―古き筏が瀬戸内海を変えた
第2章 「邪魔もの」が二一世紀の資源―「里守」が奇跡の海を育てた
中間総括 「地球の限界の克服」という課題―マネーとは異なる豊かな解決策を
第3章 「SATOUMI」が変える世界経済―「瀬戸内海生まれ日本発」の概念が広がる
第4章 “記憶”と“体験”による「限界」の突破―過疎の島が病人をよみがえらせる
第5章 広域経済圏となる「里海」―大都市でも「里山」「里海」はできる
最終総括 里山・里海が拓く未来―有限な世界で生命の無限の可能性を広げる
著者等紹介
井上恭介[イノウエキョウスケ]
NHKエンタープライズエグゼクティブ・プロデューサー。1964年生まれ。87年NHK入局。報道局・広島局などで報道番組を制作。2011年夏、中国地方の異様に元気なおじさんたちに出会ったことで「里山資本主義」という言葉を作り、1年半にわたり取材・制作を展開。その番組は第51回ギャラクシー賞報道活動部門大賞を受賞。取材成果をもとに藻谷浩介氏と共に著した『里山資本主義』(角川新書)は、新書大賞2014を受賞し、40万部を超えるベストセラーとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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