出版社内容情報
元NHK世界遺産事務局長が明かす、知られざる世界遺産ストーリー。
NHK世界遺産事務局長の経験があったからこそ知り得た、ほかのカタログや旅行案内的なものとは全く違う、悲喜こもごもの「知られざる世界遺産ストーリー」。数倍、数十倍も楽しくなる、「読む」世界遺産本。
内容説明
NHK世界遺産事務局長の経験があったからこそ知り得た、ほかのカタログや旅行案内的なものとは全く違う、悲喜こもごもの「知られざる世界遺産ストーリー」。数倍、数十倍も楽しくなる、「読む」世界遺産。
目次
第1章 はじまりの真実
第2章 本物とは何か
第3章 名もなき人々の旅路
第4章 祈りの奇跡
第5章 王者たちの愛と孤独
第6章 都市の挑戦
第7章 外国人のニッポン発見
第8章 ラストメッセージ
著者等紹介
須磨章[スマアキラ]
元NHKエンタープライズプロデューサー世界遺産事務局長。1948年東京都生まれ。71年NHK入局。郡山放送局、札幌放送局を経て、報道局、NHKスペシャル番組部。一貫してドキュメンタリー番組の企画制作に携わる。NHKが2003年から始めた世界遺産番組のプロデューサーとして、数多くの関連番組の制作をおこなった。12年より14年まで筑波大学情報学群の非常勤講師として「映像表現論」、13年よりNHK文化センターにて世界遺産講座も担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Keizy-soze
8
【君はどこにでも行ける】 4月16日読了。 2016年40冊目。 #2016本めも NHKの世界遺産プロジェクトの抜粋版。 それぞれの遺産に含まれた「人の心」にフォーカスして 解説してくれており、非常に中身が濃い。 うわべだけでは世界遺産は理解したつもりだが、 単なる教科書的な歴史や用語の奥にある血の通った知識が網羅されており、理解が深まった。 今後もその姿勢を忘れずに世界遺産を学んでいきたい。 2016/04/17
みぽ
3
2016#22 見た目の美しさや迫力で魅了されるというより、うんちくや裏話から転じて興味を持つことが多い私にとって、この本はとても魅力的であった。世界遺産委員会設立から日本が20年も加盟に遅れた話が印象的だった。利害関係、対立構造で、世界の政治が揺れ動く昨今で、人類共通の財産として、これだけの国々が一つの価値観でまとまれているのは奇跡に近い。その反面、観光産業の増大に伴う、観光地化政策と、遺産保護活動の共立の難しさも際立ってきている。生きてる間に、私はどれだけの遺産に関わることができるであろうか。2016/06/27
かわばた しんご
2
久しぶりの世界遺産関連本。活字オンリーで調べながら読むので最初は読みにくいなという印象でした。でも読み終わって思うのは、世界遺産として後世に遺していこうというこの試み自体が素晴らしいものだということ。世界遺産としての価値が一度付与されれば、もちろん例外もあるけれど保全につながる確率もあがります。この本でがその遺産への人々の想いの一端を紹介してくれます。ホンモノとは何か?選定する側もバランスを考える必要がある中、文化も価値観も様々な中で認定する苦悩もあるのでしょう。検定も一級まではとらないとなー(^^;;2017/02/13
MORITA
0
旅行先を決めかねている時にちょっと参考にしてみては。2016/08/06