角川新書<br> 日本外交の挑戦

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角川新書
日本外交の挑戦

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  • サイズ 新書判/ページ数 229p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040820057
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

世界のパワーバランスが変容し、東アジアをはじめ地政学リスクが増している。今こそ必要なのは、正しい戦略を持った「能動的外交」である。時代の転換点を見続けてきた外交官による、21世紀の日本への提言。

内容説明

世界のパワーバランスが変容し、東アジアをはじめ地政学リスクが増している。今こそ必要なのは、正しい戦略を持った「能動的外交」である。時代の転換点を見続けてきた外交官による、21世紀の日本への提言。

目次

第1章 構造変化(冷戦が終わり、米国の一極体制も終わった;国際構造変化の要因 ほか)
第2章 地政学リスク(欧州が政治経済的に不安定化し、EUが分解していくリスク;ロシアが孤立し、中国との連携で国際社会との対立が激化するリスク ほか)
第3章 アイデンティティ(受け身の外交;日本は米国の圧力には耐え切れない? ほか)
第4章 戦略(外交に必要な戦略とは?;東アジア戦略の持つ意味 ほか)
第5章 外交基盤(官僚主義の悪弊;政治的決断力 ほか)

著者等紹介

田中均[タナカヒトシ]
1947年、京都市生まれ。69年、京都大学法学部卒業。外務省に入省後、72年にオックスフォード大学修士課程修了。北米局北米第二課長、アジア局北東アジア課長、在英大使館公使、総合外交政策局総務課長、北米局審議局、在サンフランシスコ総領事、経済局長、アジア大洋州局長、外務審議官(政務担当)などを歴任。2005年、退官。現在、(株)日本総研国際戦略研究所理事長、(公財)日本国際交流センターシニア・フェロー、東京大学公共政策大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

matsu04

19
外務省エリートであった著者は本書で、日本が東アジアでもっと主導的役割を果たさなければならず、そのためには、外交能力を高め、この地で能動的外交を進めていくべきだと主張する。そのことはたぶんその通りなのであろうが、氏の説明や主張、提言はどうにも抽象的で、当たり障りのないもののように感じられてしまう。著者が現役時に取り扱った具体的な事例での、実際のやり取りはどのようなものだったのかといった詳細を知りたいものだが、それはやはり無理というものか…2015/08/22

kk

2
正確な情報を評価し、目的をはっきりとさせ、大きな絵を描き、最終的に自分の判断を行使できるような力の源を得るこれが外交を行う上で重要2021/07/15

yo

2
第二章の「地政学リスク」は、「国際関係の不安定化要因」くらいの題にした方が良い。何ら地政学的なことは書いてない。第四章でいうところの「戦略」は学術的な戦略じゃなくて、かなり一般的な語彙としての「戦略」として読まねばならない。本全体としては、国際関係の構造の変化を整理したあと、その不安定化要因を探り、歴史的観点から日本外交の特徴を洗い出し、今後取るべき方針と、その基盤の整備について提言する。構成としてはきれいだし、日本外交の現状や外交官の頭の中を知りたい人には良い本だと思う。個人的な感想としては、第五章の基2015/09/14

ceskepivo

1
民主主義の下では、政治指導者も官僚も、そして社会全体も異論を受け入れる懐の深さが」なければならない。2020/04/20

Nolita

0
今の日本を取り巻く環境と外交の弱点がよくわかる。新書だからしょうがないのかもしれないが、改善点やどうすればより良くなるということへの言及が少ないように思えるのは残念。2015/08/10

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