出版社内容情報
世界のパワーバランスが変容し、東アジアをはじめ地政学リスクが増している。今こそ必要なのは、正しい戦略を持った「能動的外交」である。時代の転換点を見続けてきた外交官による、21世紀の日本への提言。
内容説明
世界のパワーバランスが変容し、東アジアをはじめ地政学リスクが増している。今こそ必要なのは、正しい戦略を持った「能動的外交」である。時代の転換点を見続けてきた外交官による、21世紀の日本への提言。
目次
第1章 構造変化(冷戦が終わり、米国の一極体制も終わった;国際構造変化の要因 ほか)
第2章 地政学リスク(欧州が政治経済的に不安定化し、EUが分解していくリスク;ロシアが孤立し、中国との連携で国際社会との対立が激化するリスク ほか)
第3章 アイデンティティ(受け身の外交;日本は米国の圧力には耐え切れない? ほか)
第4章 戦略(外交に必要な戦略とは?;東アジア戦略の持つ意味 ほか)
第5章 外交基盤(官僚主義の悪弊;政治的決断力 ほか)
著者等紹介
田中均[タナカヒトシ]
1947年、京都市生まれ。69年、京都大学法学部卒業。外務省に入省後、72年にオックスフォード大学修士課程修了。北米局北米第二課長、アジア局北東アジア課長、在英大使館公使、総合外交政策局総務課長、北米局審議局、在サンフランシスコ総領事、経済局長、アジア大洋州局長、外務審議官(政務担当)などを歴任。2005年、退官。現在、(株)日本総研国際戦略研究所理事長、(公財)日本国際交流センターシニア・フェロー、東京大学公共政策大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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