出版社内容情報
京の片田舎で苦労人の小春は帝都の軍人様に嫁入りをした。
結婚式の日に始めて顔を合わせた旦那様の如月信に小春は一目惚れをした。けれど初夜、小春は離婚届を渡されて、別々の部屋で朝を迎える。
訳ありそうな信は小春と距離を置こうとするけれど、小春は信と夫婦になりたくて試行錯誤を繰り返す。季節の食材でごはんを作り、行事を大切にする小春の温かい心配りは、いつしかかたくなな信の心を溶かしはじめて――。
春夏秋冬を通じて、不器用すぎる二人が本当の夫婦になるまで。
【目次】
春 その一
春 その二
夏 その一
夏 その二
秋 その一
秋 その二
冬 その一
冬 その二
冬 その三
最終章 大晦日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のんちゃん
22
文明開花の頃、小春は奉公先の女将の伝手で軍人如月信に嫁いだ。が、新婚初日、信から離婚届を渡されてしまう。信は「あなたに問題があるわけではなく」と言うが。それを保留にし新婚生活は始まるが、と言う話。昨年TVドラマで『波うららかに、めおと日和』を観て面白かったので、同タイプの本書を手に取った。本書はファンタジー要素もあり、これはこれで面白かった。ドラマも本書も新婚2人の距離が少しずつ近くなっていく様が、初々しくとても良い。この時代の話、好きだなぁ。生活の中の不便さが話を盛り上げる。また同様の作品が読みたい。2026/08/12




