出版社内容情報
京の片田舎で苦労人の小春は帝都の軍人様に嫁入りをした。
結婚式の日に始めて顔を合わせた旦那様の如月信に小春は一目惚れをした。けれど初夜、小春は離婚届を渡されて、別々の部屋で朝を迎える。
訳ありそうな信は小春と距離を置こうとするけれど、小春は信と夫婦になりたくて試行錯誤を繰り返す。季節の食材でごはんを作り、行事を大切にする小春の温かい心配りは、いつしかかたくなな信の心を溶かしはじめて――。
春夏秋冬を通じて、不器用すぎる二人が本当の夫婦になるまで。
【目次】
春 その一
春 その二
夏 その一
夏 その二
秋 その一
秋 その二
冬 その一
冬 その二
冬 その三
最終章 大晦日
内容説明
文明開化間もない桜の季節。幼い頃から苦労続きの小春は軍人様に嫁入りをした。夫に尽くし幸せな家庭を築くと心に決めていた小春だけれど、結婚初日に夫・信から離婚届を渡されてしまう。それでも小春は信のために料理を作り、家を整え、彼が心地よく過ごせるよう心を配る。その甲斐あって少し距離が近づいたある日、信が軍に所属していないことを偶然知ってしまう。出勤する信の後をこっそり付けた小春が見たものは…。春夏秋冬を通じて不器用すぎる二人が本当の夫婦になるまでの美しい物語。
著者等紹介
麦野ほなみ[ムギノホナミ]
『日々に疲れたので、パンダと京町家暮らしを、始めます』で第7回富士見ノベル大賞【入選】となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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のんちゃん
26
文明開花の頃、小春は奉公先の女将の伝手で軍人如月信に嫁いだ。が、新婚初日、信から離婚届を渡されてしまう。信は「あなたに問題があるわけではなく」と言うが。それを保留にし新婚生活は始まるが、と言う話。昨年TVドラマで『波うららかに、めおと日和』を観て面白かったので、同タイプの本書を手に取った。本書はファンタジー要素もあり、これはこれで面白かった。ドラマも本書も新婚2人の距離が少しずつ近くなっていく様が、初々しくとても良い。この時代の話、好きだなぁ。生活の中の不便さが話を盛り上げる。また同様の作品が読みたい。2026/08/12
ベローチェのひととき
12
妻から廻ってきた本。文明開化の頃、主人公の小春は軍人の信のところに嫁入りし、夫に尽くし幸せな家庭を作ろうと思い描くが、結婚初日に信から離婚届けを渡されてしまう。二人がとてもうやうやしく、2025年に放映されたドラマの主人公の芳根京子と重なり、読んでいる間、頭の中を芳根京子が駆けずり回っていた。(笑)この秋、ドラマの続編が放映される様なので楽しみです。2026/09/02
RRR@読書中毒
9
何気に惹かれた作品。かなりピュアな夫婦物語。僕自身、かなりピュアで(自分で言う?マジ受ける(笑))、赤面しながら読み進めていました笑。こういうピュアな物語こそ、欲していました。初々しいというか、作者さんかなりピュアだな、と思いました。穢れがない作品なので、ピュアな人ほど、感銘を受けます。2026/08/22




