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出版社内容情報
王国を飛び出しアーイレン帝国へ訪れたアニスとユフィ。そこで出会った皇女クリスティンは、アニスたちが起こした革命に興味津々だった!? アニスとユフィが新たな舞台に降り立ちます
内容説明
「私はクリスティン・アーイレン!この不肖なる父の娘である」皇帝の誘いでアーイレン帝国を訪れたアニスとユフィ。帝国と王国の間にある一筋縄ではいかない情勢に二人が身構える中、皇女クリスティンがアニスに出会うなり言い放つ。「アニスフィア王女!ずっと楽しみにしていたんだ!」―帝国の皇女が、アニスに興味津々!?彼女の勢いに驚きながらも帝国と向き合うことになるアニスとユフィ。果たして魔法そのものに馴染みのない帝国の人々に、自分たちの“革命”を示せるのか―?ちなみにユフィはアニスにぐいぐい迫るクリスティンを見てちょっとだけ不機嫌です。
著者等紹介
鴉ぴえろ[カラスピエロ]
1991年4月生まれ北海道育ち(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
27
【BW】アニスとユフィがパレッティア王国から出て、隣国アーイレン帝国との外交を始めました。「魔法」がない帝国に対して、魔法が使えないものも使用可能な魔道具の意義とそれが人々に何をもたらすのかを理解してほしい。帝国の皇女クリスへその思いを打つけるアニスの頑張りが熱い今回でした。一方、国どうしの外交交渉を進めるにしては、個人の能力に依存しすぎじゃないかという点が気になったかな…。それはともかく、両国間の新しい一歩を踏み出すため、以前王国内で行われた空中演舞を再演するシーンにはグッときました。続きが楽しみです。2025/02/27
よっち
23
皇帝の誘いでアーイレン帝国を訪れたアニスとユフィ。帝国と王国の間にある一筋縄ではいかない情勢の中、アニスに興味津々の皇女クリスティンと出会う第10弾。皇帝から皇弟ファルガーナとともに2人の対応を任されたクリスティンを通して帝国と向き合うことになるアニスとユフィ。アニスにぐいぐい迫りその実力を確かめて目を輝かせる暴走気味な彼女に、ちょっとだけ不機嫌なユフィが微笑ましかったですけど、使い方次第では危うい魔道具に対する考え方を摺り合わせて、やりたいことはできましたかね。その背中を押す皇帝のあり方も印象的でした。2025/02/22
bluets8
10
隣の大国アーイレン帝国へ外交に向かうアニスとユフィ。暮らしを豊かにすることもできれば戦争の道具にもなる魔道具/魔学をどう発展させていくか。新章の大きなテーマを他所の国にはどう捉えらているのかを、肌で感じる大切な話。また同世代の帝国皇女の在り方や悩みを知ることで、王族として未熟な二人が自分たちの行く先を見直す場面も。なんて真面目な話が本筋ではあるけれど、今回は百合小説のポテンシャルを発揮してくれたのが嬉しい。アニスにグイグイ来る皇女に妬くユフィの構図。口絵から後半までヤキモチユフィがたっぷり読める百合得回。2025/02/23
とってぃー
10
アニスとユフィが帝国の皇女達と関係を深める本巻。帝国のメインキャラは破天荒で面白い。国が違えば疑念は生じる中で、それを払拭し友好を深める過程が素敵でした。また、過去に行われた演武の再演は魔法の未来を提示する新章開幕に相応しいものでしたね。2025/02/21
おこげ
8
アニスへ積極的にきたガールやアルの話題振られればユフィの嫉妬が静かに燃え上がる🔥でもお互いが一番の理解者なのはユフィアニのピロートークで一目瞭然⭐️奔放なれど底の知れないクリスティン皇女には同類のシンパシーかしらアニスさん(笑)語って試合って女同士友情を築くのが本作らしいけれど、些か大人しめな印象かな。強大なアーイレン帝国の何よりクリスとの関わりがこの先どう進むのか。スキマ時間を埋めるようなちゅっちゅやあれの再演するユフィアニが一番の魅せ場だったね💗💟2025/03/11