出版社内容情報
皇族の傑は狩りに出て雪の中で凍死しかけていた。本の虫で無害な傑だが、新帝である兄に疎まれ食料もろくにない僻地に左遷されたのだ。
けれど瀕死の傑は部族の美しい少年《明の星》に救われる。
初めての友を得て心穏やかな時を過ごす傑だったが、皇帝の詔を携えた宦官たちがやってきたことで優しい時間は終わりを告げる。
傑が都に旅だった直後《明の星》は傑に届くはずだった手紙を偶然手に入れる。そして彼の窮地を知り、急いで傑を追いかけるが――。
少年たちの絆と成長のアジアン・冒険ファンタジー!
内容説明
皇族の傑は狩りに出て雪の中で凍死しかけていた。本の虫で無害な傑だが、新帝である兄に疎まれ食料もろくにない僻地に左遷されたのだ。けれど瀕死の傑は部族の美しい少年《明の星》に救われる。初めての友を得て心穏やかな時を過ごす傑だったが、皇帝の詔を携えた宦官たちがやってきたことで優しい時間は終わりを告げる。傑が都に旅立った直後“明の星”は傑に届くはずだった手紙を偶然手に入れる。そして彼の窮地を知り、急いで傑を追いかけるが―。少年たちの絆と成長のアジアン・冒険ファンタジー!
著者等紹介
雪村花菜[ユキムラカナ]
2014年、第二回富士見ラノベ文芸大賞にて、応募作『生生流転』が瑞々しい人物描写と軽妙な会話劇、緻密な舞台設定を高く評価され、金賞受賞。デビュー作『紅霞後宮物語』が人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
20
皇帝に疎まれた皇族の傑と未来を予言された美少年《明の星》が出会い、物語が始まる少年たちの絆と成長のアジアン冒険ファンタジー第2弾。本の虫で無害な少年ありながら、僻地に左遷され狩りに出て、雪の中で凍死しかけていた傑を救った部族の美しい少年・明の星。初めて友を得て心穏やかな時を過ごす傑が皇帝に呼び戻され、窮地を知った《明の星》が傑を救い出すために動き出す展開で、同じ世界観で登場人物を変えた物語でしたけど、育てた子を救うために義母が見せた覚悟も苛烈でしたが、無欲で変わらない傑と明の星の友情が印象的な物語でした。2025/01/15
かきょん
3
皇弟がひょうひょうとしている。妙にたくましくなって、図太くなって帰ってきたシーンが面白かった。 最後に明かされる出生の秘密。 全体的に明るく、テンポよく読めてよかった。2025/04/15
浮草
3
前作の続編ではなかった。この作者にしてはまっすぐ?なお話だった。ボーイミーツボーイだからかな。BLではないですよ。2025/01/17
宇治金時
0
シリーズらしいんだが、前作を思い出せない。間諜の話だったか?続くのか?2025/02/05
ランディ
0
こんどは遊牧民の天下取り?すごく壮大な話になるのか。天下取るまで続くよう祈る。前作でこの世界にも言語の壁が存在することが明らかになっていたが、辺境の遊牧民と都人の言語が同じということに少々もやもや。前作の属国(名前忘れた)とは違って一応今は同じ国ではあるようだけど。2025/01/17
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