富士見Ｌ文庫 なりゆき悪女伝〈３〉縫妃は偲恋もいとわない

佐々木 禎子【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2025/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 240p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040757629
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

　悪女と名高い夏雲は、可愛い物に目がない普通の女の子。ところが夏雲のなりゆきな悪女ぶりに他国の三妃が膝をつき、皇太后は悪事が露見され冷宮へ幽閉された。
だがその皇太后から夏雲へ書状が届く。除塵の儀――大掃除のため嫁として姑孝行に来い、という文書だ。これは果たして罠なのか。
悩んだ末に、夏雲は官女とともに秘策をもって、乗り込むが――？
一方夏雲に、初恋の君の皇帝・佩芳へ秘めた想い（と控えめな胸の存在）を告げる時が訪れた。
悪女の儚い恋と、姑との軋轢が波乱を呼ぶのか？　注目の最終巻！


【目次】

なりゆき悪女伝　三

内容説明

悪女と名高い夏雲は、可愛い物に目がない普通の女の子。ところが夏雲のなりゆきな悪女ぶりに他国の三妃が膝をつき、皇太后は悪事が露見され冷宮へ幽閉された。だがその皇太后から夏雲へ書状が届く。除塵の儀―大掃除のため嫁として姑孝行に来い、という文書だ。これは果たして罠なのか。悩んだ末に、夏雲は官女とともに秘策をもって、乗り込むが―？一方夏雲に、初恋の君の皇帝・佩芳へ秘めた想い（と控えめな胸の存在）を告げる時が訪れた。悪女の儚い恋と、姑との軋轢が波乱を呼ぶのか？刮目の最終巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はなりん]

シリーズ3巻。完結巻。冷宮に送られた皇太后だけど、自由気ままに過ごし、夏雲に冷宮の掃除を命じる。そして、その場に郡王まで登場し、どんな策略や陰謀に巻き込まれるのかとハラハラしたけど、夏雲の機転と度胸でスルスル交わしていくのが爽快。そして得意の刺繍で皇太后も郡王も大臣達も黙らせ、してやったりと思っていたら、陛下と皇太后の方が上手でした。陛下の夏雲を得る手腕て皇太后の引き際は見事でした。陛下は夏雲の事、ちゃんと気づいていたのね。ハッピーエンドで何よりでした。

2025/09/07

[早帆ママ]

完結。佩芳は夏雲が昔の馬上での相手だと気付いてたのか。皇太后様が実はわりと良い人だった。全部丸くおさまって良かった。

2025/08/15