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出版社内容情報
「実は俺――心に決めた人がいるんだ」
無色と瑠璃の姉である玖珂惑香の来訪。転校の理由を問われ、無色は想い人の存在を告げるも、納得しない惑香を説得するため、久遠崎彩禍を紹介することに。
〈空隙の庭園〉学園祭――庭園夜会を案内し、彩禍の姿で惑香に挨拶する無色だが……。
「……何をしているんだ、無色?」なぜか一瞬で正体がバレ!?
窮地に陥った状況で、烏丸黒衣が『久遠崎彩禍』を名乗り、
「お姉さん。――無色さんを、わたしにください」逆プロポーズ!?
結婚を懸け、最強の『魔術師』と保護者の『人間』による学園祭バトルが勃発!
内容説明
「実は俺―心に決めた人がいるんだ」無色と瑠璃の姉である玖珂惑香の来訪。転校の理由を問われ、無色は想い人の存在を告げるも、納得しない惑香を説得するため、久遠崎彩禍を紹介することに。“空隙の庭園”学園祭―庭園夜会を案内し、彩禍の姿で惑香に挨拶する無色だが…。「…何をしているんだ、無色?」なぜか一瞬で正体がバレ!?窮地に陥った状況で、烏丸黒衣が『久遠崎彩禍』を名乗り、「お姉さん。―無色さんを、わたしにください」逆プロポーズ!?結婚を懸け、最強の『魔術師』と保護者の『人間』による学園祭バトルが勃発!
著者等紹介
橘公司[タチバナコウシ]
第20回ファンタジア長編小説大賞準入選作『蒼穹のカルマ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
無名が知らぬ間に転校していたことを知った無色と瑠璃の姉・玖珂惑香。その理由に納得しない惑香を説得するため、〈空隙の庭園〉学園祭・庭園夜会に招待する第7弾。転校の理由を問われて想い人の存在を告げるものの、納得しない惑香に久遠崎彩禍を紹介することになった無色。しかし彩禍が無色であることが一瞬でバレてしまい、窮地に陥った状況で烏丸黒衣が惑香に勝負を挑む展開で、これまで登場したキャラたちも集結する学園祭のあれこれも楽しかったですし、最強の保護者相手に苦闘する中で自らの想いを自覚してゆく黒衣の動揺が可愛かったです。2024/12/21
椎名
11
無色の姉にして最強の人類登場。そしてこの内容で一巻と対になる表紙なのがアツい。ここまでまあなんだかんだ上手くいくだろうが……という均衡を保っていた彩禍さんとの関係性が一気に崩れ、小学生並の恋愛下手が見えてきたのはちょっと可愛いが過ぎる。2025/01/09
ARI
5
お義姉さん、弟さんをください!的な展開から始まる今回は、無色の姉である人類最強な惑香さんに認めてもらうお話。単純に物理だけで魔術を凌駕する人類最強設定とかはオタクの大好物として。そんな規格外を相手に、複雑すぎる事情を説明しようと嘘や建前を使って全部ボロが出てくるぐだぐだ具合でもう序盤からひどいひどい笑。何やかんや最終的にいちばん嘘にならない黒衣がどうにかしようとするものの、まるで歯が立たないわけで……、そして妹ちゃんがいつにもまして汚い奇声をあげてしまって……、いつも通りの王プロ雰囲気で楽しかったです。2024/12/30
藤崎
5
今回は姉襲来。口絵でビジュアル見た瞬間に「なるほどこいつは最強格」と深く強く納得するやつ。そして非魔術師にも関わらず常識という常識を軒並み薙ぎ倒す身体能力と、動物的と呼んでもなお足りないほど鋭すぎる洞察力を持つ、無断で転校した弟を心配する姉、という色んな意味で抗いがたい存在で、あらゆる虚偽が通じない・・・そう。それはたとえ、無自覚という名の感情の蓋であったとしても。みたいな感じで・・・きたきたきたきたきましたよ。ついについに、密かにぐつぐつ煮込まれた、窯の蓋が開いたともさ! ああもう、次回が待ちきれません2024/12/20
まいなな
4
王プロ7巻読了!今回の彩禍が今までとは一味違って可愛いにかなりのスポットが当たっていた巻だったと思います。本当に読んでもらったらすぐに分かると思うんだけど、彩禍がめちゃくちゃ可愛いです。こんな一面あるんだ……って、いい意味の裏切られだと思う。あとは無色の愛情の深さをふんだんに感じ取れるんじゃないかな。処理できなくて落ちてる黒衣の姿とかね、まあそうなるよなって感じのまさに「情報量が多すぎる」。これらを引き出したお姉ちゃんは……マッシュルのマッシュバーンデットかな?ってくらいのすごいやつでした。あれ憧れるかも2025/04/02