出版社内容情報
日常の中で常に発生し続ける「もやもや」。
右と左のどちらかを選んでも、割り切れないことはあるし、必ずその間にも気持ちは存在する。
そんな「あわい」にこそ、本当の自分がいるのかもしれないと思う。
例えば、水溜りボンドのチャンネル開設以来続けてきた毎日投稿をやめたとき。
それを選んだ瞬間にだって、表では決して言えなかった思いがあった――。
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10年前の自分に言ってあげたい言葉が詰まった本なのだ。歳が僕より上でも、下でもそんなものは関係がない。きっとこの世界の誰かに必要な本になることを願って、曝け出すことを決めて書いた本だ。
(「靄靄(あいあい)」より)
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結構大切な話をしてるときに、レモンかけます?って聞いてくる人がいる場合はそれは風習に従いすぎて、逆に空気を壊している。気を使うって何なんだろうと思う。
(「レモン」より)
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いつも枕にして寝ていた。でも本当は、枕にしているように見えるだけで、僕の頭が重かったら可哀想だなと思って、重くないように頭をちょっと浮かせていた。そんなようなミミとの秘密はいくつもあった。
(「愛犬ミミとの別れ」より)
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果たしてこの男は、僕にとってなんなのだろうか。
一つ言えることは、自分の人生において、間違いなく友達になってこなかったタイプの男である。そもそも興味を持っているものや趣味も違う。ただどうにも根底の部分で共通する1ピースが一緒なのだと思う。
(「相方ってなんだ」より)
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30歳を迎えたトップクリエイター、水溜りボンド・カンタが等身大の言葉で綴る、メモリアルエッセイ。
内容説明
真面目で、おかしくて、少し切ない、水溜りボンドカンタ、書き下ろしエッセイ。
目次
靄靄
クリエイター
煙草
YouTuberを始めた理由
サークルに6個入って全部やめた話
SNSエネルギーヴァンパイア
成功するYouTuberの3つの法則
レモン
辛かったYouTubeを始めた頃
家族
愛犬のミミとの別れ
脳みそが限界だ
スーパーナチュラル
毎日投稿をやめた理由
6年の毎日投稿をやめて起きた変化
急遽差し替えになった章。
飛行機のカチャカチャ
自分が嫌い
会社が崩壊しそうになったアレ
人生初パチ〔ほか〕
著者等紹介
カンタ[カンタ]
相方トミーと「水溜りボンド」として2015年よりYouTubeを中心に活動開始。ジャンルにこだわらない発想豊かな動画で人気を博し、チャンネル登録者数400万人を突破。また、映像監督としてMVの制作等も手掛ける。2024年に映像制作会社Arks株式会社を設立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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flower Sun
みきと