出版社内容情報
魔物が闊歩し、「ライブラリ」と呼ばれる迷宮が存在する世界。住人たちは、成人の儀式において、神様から「魔導書(グリモア)」を授けられる。また人々は魔導書によって魔法を使い、中でも貴族は魔物を追い払う義務を負っていた。魔物が棲む「魔境」と領地を接していた貴族に森で拾われ、大切に育てられた捨て子のルミは、優れた魔導書を手に入れ、いつしか魔物に対抗できる力を手に入れること目標に、日々頑張っていた。素敵な家族に恩返しするために。――。魔法と書物のマジカルビブリオファンタジー!
内容説明
最高の魔導書を手に入れて、育ての両親に恩返し。お嬢様たちのビブリオ・ファンタジー、開幕!!私、ルミ。ここは図書迷宮というダンジョンが存在する世界。ここでは大人になると魔法が宿る魔導書を授かり、貴族は生活圏に迫る魔物と戦う責務を負うの。だけど、成人した私が授かったのは、魔法が宿っていない欠陥魔導書。何で私だけ!?でも迷宮の奥にある祭壇で祈れば魔法がもらえるみたい。迷宮には魔物もいて危ないらしいけど、最愛の姉と頼れるメイドも一緒だし、きっと大丈夫。…よし、行ってみよう図書迷宮。だって私の魔法で、魔物から大好きな家族を守るんだから。
著者等紹介
いつきみずほ[イツキミズホ]
作家。2019年『異世界転移、地雷付き。』で書籍デビュー。地方在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
20
魔物やる迷宮「ライブラリ」が存在する世界。辺境伯夫妻に拾われ、愛されて育ったルミが恩返しするために奮闘する魔法と書物のマジカルビブリオファンタジー。ルミが成人の儀式で神様から授けられたのは表紙だけのページがない魔導書。しかし現れた不思議な幼女ミカゲにより、それが特別な魔導書であることが明らかになる展開で、専属メイドのアーシェやその兄で傭兵のラルフを護衛に魔法を得るためにライブラリを巡る中で、魔導書とライブラリの謎も明らかになっていって、その力を活かして領地に訪れた危機に奮闘する展開はなかなか良かったです。2024/12/29
史
4
楽しいことはやっているような気がするが、いかんせん(あたしの体調面の問題ではあるものの)うまく咀嚼出来なかったのが本音。色々ある中で結局戦闘なのでもう少しスマートであって欲しかった。お姉さん視点の話は相性が良かったですがね。なんとも。2025/04/07
りんりん
3
★★☆2025/03/09