出版社内容情報
勤勉で、安定第一。結婚願望も持たない千景は、地方公務員試験前に訪れた神社で、銀髪蒼眼の男・秋水にいざなわれる。気づくと裏世界《月世》に連れ去られていた。
秋水によると、千景は世界を支える《命花》を育てる巫女だという。主神である自身と結婚し、花を咲かせるよう請われるが……。
「花が必要なら協力はします。ですが花嫁になる必要はないのでは?」
元の世界に帰る条件で、お仕事として巫女をすると宣言して!?
何かと噛み合わない千景と秋水。二人の思いは、やがて月世を、そしてお互いを変えていく――。
内容説明
勤勉で、安定第一。結婚願望も持たない千景は、地方公務員試験前に訪れた神社で、銀髪蒼眼の男秋水に誘われる。気づくと裏世界“月世”に連れ去られていた。秋水によると、千景は世界を支える“命花”を育てる巫女だという。主神である自身と結婚し、花を咲かせるよう請われるが…。「花が必要なら協力はします。ですが花嫁になる必要はないのでは?」元の世界に帰る条件で、お仕事として巫女をすると宣言して!?何かと噛み合わない千景と秋水。二人の思いは、やがて月世を、そしてお互いを変えていく―。
著者等紹介
久生夕貴[ヒサオユウキ]
第4回富士見ノベル大賞にて「拝啓、桜守の君へ。」が審査員特別賞を受賞。改稿した同作を富士見L文庫にて刊行する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はなりん
10
家庭環境に恵まれず、人に頼ることを良しとしない千景は、母との唯一の思い出の品であるお守りを返還するため神社を訪れて、そこで月世に攫われて…。攫った神様と他人を信じられない千景のジレジレなやり取り。昏明が何者か、命花とは、など謎なまま終わっているのが気になるんだけど。2024/01/28
あさい
3
両親のせいで結婚というものに夢を持てず、むしろ結婚というものを忌避しているまである主人公が、とつぜん異世界に連れて行かれて結婚しろと言われ孤立無援の中それでも結婚せずにどうにかなる方法を探そうとする話。レーベル的にてっきり1巻完結かと思ったら、こんな中途半端かつ結婚を視野にいれる形で物語が終わるのは意外。誰かへの愛が花が咲く条件なのかなと匂わせているものの、ちゃんと決着ついてないよなあ。ヒロインの生き方ややろうとしている方向は好きだからこそ、ラストがなんとも……。2025/04/05
色素薄い系
2
お…終わってなかった…結局命花を咲かせる条件や昏明は何者なんだというのが不明なまま終わった。何より千景が最初からドライな対応でみんなに対して心を許していない感じがあったのに終盤で秋水に「自分を信じてくれなかった」のが悲しいみたいに言い出して「え?理解しようと歩み寄らなかったのに自分勝手すぎない?」になって千景の気持ちがちょっとよく分からなかったんですが…2024/05/07
史
2
異類婚姻譚であるが、イマイチその世界観に乗り切れず……。なんかこう、スイングしないまま終わってしまった。別に苦手な内容ではなかったものの、なぜか相性は悪く……。2024/03/14
サリー
0
○2025/05/03