出版社内容情報
元日本人のサーシャは、異世界の宮廷で史上最年少の副料理長として活躍中!
しかし、とある“やらかし”で厨房をクビにされ、流れ着いた先は今にも潰れそうな大衆食堂!? 手始めに、醤油の旨味を活かした料理で嫌味な高利貸を黙らせると、屋台でカスタードたっぷりのクレープを出したり、扱いづらいワイバーン肉まで美味しく調理!
料理好きな転生者と食堂の跡取り娘、崖っぷちだった二人が作る料理は王都でどんどん評判になって――?
内容説明
元日本人のサーシャは、異世界の宮廷で史上最年少の副料理長として活躍中!しかし、とある“やらかし”で厨房をクビにされ、流れ着いた先は今にも潰れそうな大衆食堂!?手始めに、醤油の旨味を活かした料理で嫌味な高利貸を黙らせると、屋台でカスタードたっぷりのクレープを出したり、扱いづらいワイバーン肉まで美味しく調理!料理好きな転生者と食堂の跡取り娘、崖っぷちだった二人が作る料理は王都でどんどん評判になって―?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
半熟タマゴ
10
とある出来事から料理が一切できなくなってしまった凄腕料理人で転生者のサーシャ。亡き母の食堂を守る為たった一人で働くキルシュ。崖っぷちの二人が出会い、それぞれできないところを補い合っていく関係がとても良かったです。一人だけでは成立しない、二人だからこそ作り出せる『ささやかな幸せ』が味わえる素敵な1冊でした。2023/09/04
菊地
3
んー、僕には合わなかった。 「料理できなくなった料理人」ってそれだけで魅力が激減すると思うんだけど、その主人公の欠点を補うバディとしてキルシュに魅力を感じられなかった時点で全体的にノッテいけなかった。 キルシュ自身はいい子だとは思うんだけど、主人公の代わりに手を動かす以上のことが出来ていない気がして、サーシャが料理を出来るようになったら不要になってしまう存在感しかない。もうちょっと「料理人として優れた素質」「一部分でもあっても主人公には無い才能」を持っていた方が読み易かった気がしますね。2023/08/12