出版社内容情報
様々な困難を乗り越えて、ついに迎えた祝言の日。
美世は朝から気が気ではなかった。
前日に緊急の呼び出しがあり仕事に向かった清霞が、婚礼のはじまる時刻が近づいても帰ってこないのだ。
花嫁衣装に身を包み、
「誰よりも私が、明日を心待ちにしている」
という清霞の言葉を信じて待つ美世。
けれどその裏では、五道と深い因縁のある強力な異形の影が動いていた。
少女があいされて幸せになるまでの物語は、婚礼を迎え、幸せな「家族」の物語へ――。
内容説明
様々な困難を乗り越えて、ついに迎えた祝言の日。桜吹雪が舞う美しい陽気に反して、美世は朝から気が気ではなかった。前日に緊急の呼び出しがあり仕事に向かった清霞が、婚礼のはじまる時刻が近づいても帰ってこないのだ。花嫁衣装に身を包み、「誰よりも私が、明日を心待ちにしている」という清霞の言葉を信じて待つ美世。けれどその裏では、五道と深い因縁のある強力な異形の影が動いていた。少女があいされて幸せになるまでの物語は、婚礼を迎え、幸せな「家族」の物語へ―。
著者等紹介
顎木あくみ[アギトギアクミ]
『わたしの幸せな結婚』(KADOKAWA)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こも 零細企業営業
114
色々あったけど。婿さんが寿退社で軍を辞めて、やっと結婚式を挙げると思いきや、、式の前に緊急出動した婿さん(清霞)が徹夜で仕事して手が離せなくて結婚式に来れねぇぇぇ!!しかも美世も小学校の同級生に呪われてるし、、犯人其奴だし、、でも呪う気持ちも何か分かる。続きは此方→ https://www.kashiwa1969.online/novel-watakon-7-review/2023/07/14
dorimusi
90
遂にタイトル回収。予告通りのハッピーな巻なのはいいとして、おまけの事件がほんとにおまけ過ぎて、何が書きたかったのか・・・いや結婚式が書きたかったんだろうけど…… 結婚式に仕事で遅刻しそうになるとか、昭和の匂いがするけど時代設定的には明治くらいな感じだしね。 まぁ無事結婚だしこれで大円団かと思ったらまだ続くらしい。蜘蛛の話しかな。2023/10/14
南北
84
ようやくタイトル回収ができた巻といえる。結婚式当日なのに怪異に対する仕事でなかなか帰ることができない清霞と清香を待つ美世の様子がいい感じになっている。最後は美世に膝枕してもらう清霞を見ることができたのはよかったと思う。次巻はDVD付きで結婚後の2人が見られるようなので、こちらも楽しみ。2023/11/18
オセロ
80
遂に美世と清霞の結婚式が描かれる今巻なのですが、ここでも焦らしてきますか。とある出来事を発端に美世が呪いにかかったり、清霞が浮気を疑われたり、結婚式当日に強力な呪物の処理に追われたりとトラブル続きでしたが、それだけに結婚式のシーンは感動しましたね。 これで完結かと思いきや次巻もあるようで、蛇足にならないことを祈るばかりです。 2023/08/05
はなりん
73
勝手に完結と思い込んでたけど、違いました。タイトル回収で、もっとラブラブハッピー巻を想定してましたが…。ラブラブには違いないんだけど、なんというか、イライラ要素はなくなりませんね。また次の妖異の不穏な気配があり、平穏な新婚生活は送れそうもない感じですが、何処へ向かっているのかしら?2023/09/18