出版社内容情報
ついに立后直前。
街は皇帝朱心の帝位継承を祝う『龍恵祭』の準備で賑わっていた。
――が、
「選べ。皇后か、薬師の道か」
英鈴は、夢を諦め皇后になるか、後宮を出て薬師の道に進むか、究極の選択を迫られてしまう。
そんな中、『龍恵祭』の準備で妃嬪らの揉め事に巻き込まれたり、薬師として対処が必要な問題が起こったりする。
二つの面を通して、英鈴が気付いたこととは――?
「私は、旺華国後宮の薬師だから」
英鈴が選んだ未来、そして渾身の『不苦の良薬』をご覧あれ。
歴史に名を刻む薬妃伝、堂々完結!
内容説明
ついに立后直前。街は皇帝朱心の帝位継承を祝う『龍恵祭』の準備で賑わっていた。―が、「選べ。皇后か、薬師の道か」英鈴は、夢を諦め皇后になるか、後宮を出て薬師の道に進むか、究極の選択を迫られてしまう。そんな中、『龍恵祭』の準備で妃嬪らの揉め事に巻き込まれたり、薬師として対処が必要な問題が起こったりする。二つの面を通して、英鈴が気付いたこととは―?「私は、旺華国後宮の薬師だから」英鈴が選んだ未来、そして渾身の『不苦の良薬』をご覧あれ。歴史に名を刻む薬妃伝、堂々完結!
著者等紹介
甲斐田紫乃[カイダシノ]
東京都出身。第12回えんため大賞・奨励賞を受賞し、『花嫁のヴァンパイア』(ビーズログ文庫)で2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らび
30
薬師を諦め皇后か、薬師の道を選び後宮を去るのか、2つの道をどう選択するのか・・ってもう結果は読める。3つ目の選択肢を進むことが容認されてますね。完結を迎えましたが納得の結末。なんでしょうね・・特に何の感慨もなく申し訳ないですが、いまさら言うか!というくらい幼い物語でした。2023/10/11
よっち
27
ついに立后直前。皇帝朱心の帝位継承を祝う『龍恵祭』の準備で賑わう中、英鈴は夢を諦め皇后になるか、後宮を出て薬師の道に進むか、究極の選択を迫られる第七弾。朱心を支えていきたいという思いと薬師であり続けたい思いに揺れる英鈴が、『龍恵祭』の準備で妃嬪らの揉め事に巻き込まれたり、薬師として対処が必要な問題に対処していく中で、葛藤を乗り越えて見出した、自分はこうありたいという揺るぎない決意。これまでもいろいろありましたけど彼女の真摯な思いを朱心も受け止めて、最終的にいい感じにまとめ上げた結末はなかなか良かったです。2023/09/22
よっしー
21
遂に完結、まさに大団円でした。後宮の面々が協力し合う展開は良くありますが…協力の方向性がまた斬新で面白かったです。お妃様達が国民の為に…と手を取り合って何かを成し遂げるというのは、国民からしても信頼が持てますし、好感度も上がりますね。ここまで来ると皇帝はほぼ影の存在、でも美味しい所は持っていく人という認識です(笑2025/01/13
はなりん
15
完結巻。皇后か薬師かの選択を迫られ、思い悩む英鈴。後宮の妃達をまとめ、薬の知識を活かした服薬の仕方で不苦の薬を民に広げる事で、両立できる事を示す。想定通りに話が進むので、なんとも…。2023/12/17
niko
4
『旺華国後宮の薬師 6』の続編。前巻の感想で「次巻から主人公の環境も変わるようで、今後も楽しみ」と書いていましたが、なんとこれで完結とは!単なる処方ではなくて、「おいしい薬」をテーマとしててこれからも面白くなると思っていたので少々残念です。2023/09/09