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出版社内容情報
アニスとユフィの魔法革命のためには、さらなる魔学の発展が必要だ。そのためアニスが新しい都市を建設することに!? ユフィのバックアップも万全です! アニメも大人気の王宮百合ファンタジーは新しいステージへ
内容説明
「魔学都市計画の責任者を、アニスにお願いしたのです」ヴァンパイアとの決戦を経て、ドラゴンの力を取り込んだアニスフィア。だが、女王として政務を行うユフィリアとともに彼女たちの“魔法革命”はまだ道半ばだ。そんな折、アニスは魔学の発展のため、新都市を造り、そこの騎士団長になることに―「アニス様は、魔道具を武器として普及させるのを避けていた筈でしょう?」「今なら、私は魔道具を多くの人がより良い未来を掴むための力にできると思っている」魔学都市と、新たな魔道具。魔学の発展は、すべての民のために。アニスが魔法に懸けた夢は、ユフィがアニスに懸けた夢は、今新天地へ―!
著者等紹介
鴉ぴえろ[カラスピエロ]
1991年、4月生まれの北海道育ち(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
38
ヴァンパイアとの決戦を経てドラゴンの力を取り込んだアニス。そんな彼女にユフィリアが魔学のさらなる発展のため、新都市を造り騎士団長就任を要請する第七弾。魔導具普及には実践できる場が必要と考えるユフィリアがアニスに託した願い。それを受け入れて新設した騎士団や仲間を引き連れて新天地に向かうアリス。自分の思いにあまりにも正直なプリシラには笑ってしまいましたが、仲間たちと話し合いながら進める様々な試みや新たな発見もあって、それぞれが自らの目標に向かって邁進したり、彼女もお忍びでやってきたりで今後の展開が楽しみです。2023/07/21
オセロ
32
前巻のあとがきで物語はクライマックスと言っていたのはどこへやら、まさかの新章突入です。ヴァンパイアとの戦いから1年が経ち、ドラゴンの力を取り込んだアニス。そんなアニスの夢である誰もが魔法を使える世界を作る為に魔学都市の設立を目指すことに。新天地の開拓にあたって課題は山積みだけれど着実に成長を重ねたガークやナヴルの支えと、気心知れたティルティや正直な性格の持ち主の新たな侍女・プリシラの存在があって。そしてアニスだから気付ける型破りの発想で新たな魔剣を作りを成功させたりと魔法革命編の開幕に相応しい一冊でした。2023/07/23
紅葉
16
新章開幕!6巻からは1年が経過したところから話は始まる。王女として進むユフィリアと魔学の第一人者として進むアニスフィアがついに別々に暮らすことに。本巻はアニスフィア視点がメインで描かれており、希望と期待に満ちた新しい都市の建設を進めていく。周囲からの見られ方、期待に伴って自らが率先して動くことのできない立場となっていく。ドラグス副団長とのわがままに関する会話は印象に残りました。シャルネや新キャラのプリシラなど今後も賑やかになっていきそうなので今後の展開もとても楽しみです。2023/09/23
真白優樹
16
ライラナとの戦いから一年、アニスとユフィがそれぞれ落ち着く中、魔学研究のための新都市建設の計画が始まる今巻。―――背負うもの、その願いの為に、一人ではなく。 新都市建設の責任者に任ぜられ、更には専属の騎士団も任されて。いきなり大役を命じられたアニスが、周りに支えられながら新たな役割と目的を見出していく巻であり、新たな部の始まりと言う事もあってゆるやかに、一つ落ち着いて始まっていく巻である。いつか叶えたい、未来に備える為の夢。その為の都市は自分の名。果たして彼女達の行方とは。 次巻も勿論楽しみである。2023/08/14
bluets8
12
新章開幕。改めて魔学を発展させるにあたっての説明パートと主要サブキャラの掘り下げが多くて濃く、これから盛り上げていくための下準備は十分な新章開幕らしい内容。そんな中アニスとユフィは会うたびにイチャイチャする通常営業。王都と都市開発地区で距離が離れたと事も、逢った時に燃え上がる良いスパイスになっていて、これまで以上に甘い。いいぞもっとやれ。このシリーズの事だからまたデカい壁にぶち当たるのだろうけど、アニスとユフィだけでなく近しい他のメンバーを交えて乗り越えていく、熱い展開になりそうで楽しみ。2023/07/24