出版社内容情報
事件後、後見人となった少女、嗣穂（つぐほ）の絶大な権力に驚く晶。強力過ぎる寂炎雅燿（じやくえんがよう）に替わる武器として、数千万円は下らない新たな刀も授けられた。順調なようだが、玄生（げんせい）としての資金稼ぎも続けていたことを公安の陰陽師に追及され……？
何とか逃げ出す時に偶然出会った少年は、異能を持つ妖刀を盗み出してきたのだと言う。だが、それは行使者を蝕む、使用厳禁の精霊器だった。晶は、妖刀の浄化を手伝うことにするが、嗣穂が寄越した応援は――例の陰陽師だった！
内容説明
事件後、後見人となった少女、嗣穂の絶大な権力に驚く晶。強力過ぎる寂炎雅燿に替わる武器として、数千万円は下らない新たな刀も授けられた。順調なようだが、玄生としての資金稼ぎも続けていたことを公安の陰陽師に追及され…？何とか逃げ出す時に偶然出会った少年は、異能を持つ妖刀を盗み出してきたのだと言う。だが、それは行使者を蝕む、使用厳禁の精霊器だった。晶は、妖刀の浄化を手伝うことにするが、嗣穂が寄越した応援は―例の陰陽師だった！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
霧月
5
読了。2巻もとても楽しめた。百鬼夜行を独力で解決した事で防人への道が開けた晶。本人も自分自身の状況に追いついてない感がすごいwwやっとこさ雨月のしでかした過ちが義王院の知るところとなってとんでもない事になりそうなのが楽しみすぎる！3巻は1月発売みたいなので楽しみに待ってます！2023/11/22
ちゃか
2
百鬼夜行を平らげて存在を示した晶。他所の洲から来た少年が精霊器を持っていることでスパイ疑惑がかけられたりもしてましたが、奇鳳院の令嬢・嗣穂の介入によって事なきを得て。閑話などで嗣穂の描写が増えてて良かったですね。 異邦の何某かの謀略にかかわっていくことになる、という部分はWEBと同じですが、そこに至る道筋は加筆で結構変わっていたので、書籍版は書籍版で続きが楽しみ。2023/06/18
nao
1
web版とは違う展開で物語が進み、とても贅沢に味わうことができました。 作者の膨大な知識に裏打ちされた物語は飽きるどころか圧倒されることが屡々。 あか様やくろ様、神柱様たちの純度の高い執着、歓喜、慟哭は空恐ろしく感じたりもしますが、一歩先んじることができたあか様に対してくろ様がこのままではとても憐憫れでどうか想いを遂げさせて差し上げたいと願うばかり。 この小説に出会えたことに感謝を。 二巻が発行されたばかりですが、早く三巻が発売されないかな、と今から首を長くしてお待ちするばかりです。2023/06/13
