ドラゴンコミックスエイジ 響犯 〈２〉

はら九五

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2023/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 228p／高さ 19cm
• 商品コード 9784040749556
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

出版社内容情報

島を飛び出し、東京へ着いた宗介とれいなの二人は、
れいなが以前スカウトされたことがあるというモデル事務所を訪ねる。
二人を迎えてくれたのは、ショートカットの美少女・みう。
都会的なみうの可愛さに驚く二人。宗介は積極的なみうに戸惑いを隠せない。
そして、どうやら何故かみうは宗介に興味があるようで…。

名前を変えてモデルとして活躍し始める、れいな。
そんなれいなとの距離を感じ始める宗介。
すれ違う気持ち。二人の逃避行の行き着く先には何が待つ――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[歩月るな]

枯淡系耽美の粋、一年ぶりの新刊にして完結巻。時代を感じさせる表現からさらに、物語は魔都、芸能界編である。前回までの展開でこう持ってくるのか、と、そこまでする逃避行が恋心ではなく思春期リビドーの発露であっただろうかと、都会のヤバい女が絡んでくることで、嫉妬心のようなものが芽生える様を丁寧に描いていく。逃亡生活から、お互い距離を置きつつ、誰でもいいわけじゃあないのに、抗えない気持ちから、抗うまで、響き合う。一番ヤバいのは、キスへのカウンターとして、足で弄る事を提示するシーン。過去から、心が通いあう一歩を紡ぐ。

2023/06/25

[Ume]

すごく微妙。そういうオチにするのかととても微妙。

2025/01/10