富士見ファンタジア文庫 コンビニ強盗から助けた地味店員が、同じクラスのうぶで可愛いギャルだった〈３〉

あボーン【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2022/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 349p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040747309
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

　コンビニ強盗をきっかけに知り合った高校生の黒峰リクと星宮彩奈。
　深く傷ついた彩奈を追いかけ、リクは陽乃やカナら周囲の協力を得て、彼女との同棲生活をやり直すことに。

　「彩奈が好きです、ただそれだけなんです」
　「リクくんが苦しむ原因を作ったのは私」
　「彩奈とならつらい人生でもいい」
　「これで、元通りなんだよ」
　「……このぬくもりを一生忘れない」
　
　一緒にご飯を食べて一緒に寝て、一緒に学校に通って。当たり前の日常を過ごす二人に、過去はなお立ちはだかる。そして――。
　
　「一緒に考えよう、幸せになる方法を」

　涙が出るほど切実なひとりぼっち同士の恋物語、堂々完結。

内容説明

コンビニ強盗をきっかけに知り合った高校生の黒峰リクと星宮彩奈。深く傷ついた彩奈を追いかけ、リクは陽乃やカナら周囲の協力を得て、彼女との同棲生活をやり直すことに。「彩奈が好きです、ただそれだけなんです」「リクくんが苦しむ原因を作ったのは私」「彩奈とならつらい人生でもいい」「これで、元通りなんだよ」「…このぬくもりを一生忘れない」一緒にご飯を食べて一緒に寝て、一緒に学校に通って。当たり前の日常を過ごす二人に、過去はなお立ちはだかる。そして―。「一緒に考えよう、幸せになる方法を」涙が出るほど切実なひとりぼっち同士の恋物語、堂々完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まっさん]

★★★☆ 完結巻。一巻、二巻共に共にシリアス風味強めな話だったので今巻はどうかなぁと思っていましたが、相変わらず重い重い…世間一般からすれば決して受け入れられない関係性の二人が、自分達の幸せを掴み取るためにもがき苦しむ様子は読んでいて少し辛いものがありましたが、しっかりと話を纏めてくれた所は好印象でした。 メインヒロインであるはずの彩音より幼馴染ヒロインの陽乃が目立つ形となった今巻。個人的にトータルで見るとまずまず楽しめた作品ではありましたが、今巻の後半の展開に関してはやや安直さを感じてしまったという→

2023/01/27

[オセロ]

タイトル詐欺の劇重ラブコメ、無事完結。 記憶を改善し過ぎて、元の人格を喪失してしまった綾奈。そんな彩奈を献身的に支えるリクの努力が報われて、ようやく2人の想いが通じ合うことが出来たところでリクに起こるまさかの事態にはどうなることかと思いましたが、陽乃やカナ、そして彩奈の好きな人に笑って欲しいという願いが届くラストはこの作品ならではのものだったと思います。

2023/01/01

[真白優樹]

自責の念で自己喪失になった彩奈がリクの支えで復活する中、今度はリクが記憶を無くす最終巻。―――例え世界が許さずとも、それでも支え合い未来を。　最後まで波乱万丈、これでもかと重い展開が襲い掛かってくる中、それでも未来を求めて藻掻いていく巻であり、重さの中に想う愛があるからこそ、最後まで心に突き刺さってくる巻である。一歩ずつ二人で。その果てに辿り着いたのは平凡で幸せな未来。幸せになる番、だからもう大丈夫。きちんと選んでその未来へ辿り着いた二人の事を、これでもかと祝福したい。 うん、とても面白かった。

2023/02/09

[らいら]

タイトル詐欺な激重ラブコメ、これにて完結。 テーマは引き続き、記憶は失えど愛は失わず、だろうか。 終始重い展開が続くが、陽乃、カナ等の、周囲の人たちの暖かさが良き。特に、陽乃の無償の愛は凄かった。 リクと彩奈に様々な重い試練が襲いかかる作品で、読んでいて辛くなる部分があるのは相変わらずだけど、作者が楽しみながら書いている感があって、心配せずに読めたかな。

2022/12/21

[マルしぇちゃん]

1～3巻一気に読んだ めちゃめちゃ重い展開だけど落ち着くとこに落ち着くまできちんと描いててなかなかよかった。 まあ大体こうなるよなって展開だったけど 1巻の感想にも書いた通り一昔前の激重恋愛ものラノベという感じがして昨今のベタ甘ラブコメの流れからすると合わない人もいるのかなと思った この作者の、好きなのにどうしもうもない障壁がある、そしてそれを乗り越えるような展開読んでて来るものがある。

2022/12/25