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出版社内容情報
『この度良縁に恵まれ、結婚することになりました』
身に覚えのない自身の結婚の知らせを受け、不夜城本家に直談判へ向かったはずの瑠璃から届いた衝撃的な報告。
「彩禍さんに一言もないなんてあり得ません」
「そこですか」
瑠璃の真意を確かめたい玖珂無色だが、不夜城家当主が学園長を務める〈虚の方舟〉は魔術師養成機関唯一の、男子禁制の女子校で――。
特別講師の久遠崎彩禍として潜入することに!?「どうか俺と瑠璃を結婚させてください!」
「わたしと瑠璃は相思相愛さ。そうだろう?」
婚約を破棄させるため兄は妹に、魔女は騎士にプロポーズ!
内容説明
『この度良縁に恵まれ、結婚することになりました』身に覚えのない自身の結婚の知らせを受け、不夜城本家に直談判へ向かったはずの瑠璃から届いた衝撃的な報告。「彩禍さんに一言もないなんてあり得ません」「そこですか」瑠璃の真意を確かめたい玖珂無色だが、不夜城家当主が学園長を務める“虚の方舟”は魔術師養成機関唯一の、男子禁制の女子校で―。特別講師の久遠崎彩禍として潜入することに!?「どうか俺と瑠璃を結婚させてください!」「わたしと瑠璃は相思相愛さ。そうだろう?」婚約を破棄させるため兄は妹に、魔女は騎士にプロポーズ!
著者等紹介
橘公司[タチバナコウシ]
第20回ファンタジア長編小説大賞準入選作『蒼穹のカルマ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
33
降って沸いた湧いて出てような瑠璃の結婚話。不夜城家の当主が学長を務める虚の箱舟に行く前後で結婚への態度が全く異なる瑠璃の態度に異変を感じた無色が彩禍として黒衣と共に、虚の箱舟へと潜入調査する今回の物語。 特別講師として虚の箱舟に入ったにも関わらず、露骨に怪しい態度を取る理由を探る為に様々な手を駆使するもなかなか上手くいかず。そんな折に起きたハプニングを通じて見えてくる不夜城家の野望にはゾッとしましたけど、瑠璃の覚悟にはグッとくるものがましたし、何やら無色にも謎がありそうで、続きが楽しみです。2022/09/19
よっち
29
意に沿わぬ結婚を拒否するため、不夜城本家に直談判へ向かったはずの瑠璃から届いた突然の婚約報告。真意を問うため男子禁制の女子校〈虚の方舟〉へ特別講師の久遠崎彩禍として潜入する第三弾。結婚のため退学するとビデオレターを送ってきた瑠璃に不審なものを感じて〈虚の方舟〉に久遠崎彩禍として乗り込む無色。瑠璃を不審に感じた理由がそこかと苦笑いしましたけど、瑠璃と無色の過去エピや婚姻の儀を巡る不夜城本家の秘密に迫る中で、魅力的なヒロインたちと一緒に世界を脅かすものと戦い、過去の因縁を断ち切ってみせる展開は面白かったです。2022/09/16
わたー
22
★★★★★自身の結婚話に抗議すべく、不夜城の本家に戻った瑠璃。しかし彼女は、庭園を退学するという旨を伝えたビデオメッセージを最後に音信不通となってしまう。彼女を取り戻すべく、庭園と同じく魔術師養成機関である「虚の方舟」へ赴くことになる3巻。面白かった。男性主人公が女子校へ潜入するという、これまたベッタベタな展開なのだが、ベタだからこそ作品自体の持つポテンシャルの高さが遺憾なく発揮されていて良かった。また、今回メインである瑠璃も相変わらず良かった。2023/10/10
真白優樹
15
唯一の女学園である方舟に呼び出された瑠璃が婚姻を発表する中、彼女を連れ戻す為、無色が彩禍として潜入する今巻。―――透明な剣が開く道の先、燐光纏いて鬼が目覚める。 瑠璃を取り戻す為に無色達がドタバタしたり、神話級滅亡因子に大立ち回りを繰り広げる中、瑠璃の想いが見えると共に、過去の一端が見える今巻。皿により世界と面白さが深まる中、真実の一端から見えるものとは。果たして無色の過去、封じられた記憶の中に何があるのか。そして、瑠璃もまた秘密を知る事で彼等の関係はどう変わっていくのか。 次巻も須らく期待であるべし。2022/09/20
サケ太
14
前回の展開からの、妹である瑠璃の掘り下げ。兄妹の絆を確認しつつ、人類共通の敵へと挑む。好き。2022/10/15