富士見ファンタジア文庫 保健室のオトナな先輩、俺の前ではすぐデレる

滝沢 慧【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2022/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 293p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040744834
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

シリーズ累計55万部突破のヒット作「非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……」
滝沢慧
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人気イラストレーター・色谷あすか
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「じつは義妹でした。」「かまって新卒ちゃんが毎回誘ってくる。」
カノンの恋愛漫画

最強チームがおくる、この春。最も注目のラブコメ!!
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「あら、真山くん。私に会えなくて寂しかったですか？」

　保健室常連の俺・真山恭二に顔を近付けるのは、保健委員の先輩・白瀬柚月。
みんな憧れる完璧優等生、オトナな魅力が評判の彼女だけど、
俺だけは知っている。彼女の本性は……

「なんなら、真山くんにキスしてあげても…」　　　　　　　　
「へぇ、してくれるんですか？」
「えっ!?　き、きしゅくらい！　ぜんぜんっ！」

なぜか俺に絡んできては自爆デレ、全力で背伸びしている女子だった。
じつは、白瀬柚月は……

（こいつ、子供のころに私をフったの、やっぱり覚えてない…！
「オトナ」になった私の魅力で、絶対デレさせるんだから！）

　これは大人になりたい先輩と俺の、素直になれない恋物語（いちゃラブコメ）！

内容説明

「あら、真山くん。私に会えなくて寂しかったですか？」保健室常連の俺・真山恭二に顔を近付けるのは、保健委員の先輩・白瀬柚月。みんなが憧れる完璧優等生、オトナな魅力が評判の彼女だけど、俺だけは知っている。彼女の本性は…「なんならキスしてあげても…」「へぇ、してくれるんですか？」「えっ！？き、きしゅくらい！ぜんぜんっ！」なぜか俺に絡んできては自爆デレ、全力で背伸びしている女子だった。（こいつ、子供のころに私をフったの、やっぱり覚えてない…！「オトナ」になった私の魅力で、絶対デレさせるんだから！）これは大人になりたい先輩と俺の、素直になれない恋物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

保健室常連の俺・真山恭二と保健委員の先輩・白瀬柚月。みんなが憧れる完璧優等生、オトナな魅力が評判の彼女の本性を彼だけが知っている青春ラブコメ。実は小学生の頃恭二に振られていて、見返すために大人になった自分の魅力で絶対デレさせようとするものの、絡んできては自爆デレして、なぜか彼の前でだけは背伸びする女子っぷり全開で空回りする柚月。彼女のポンコツっぷりがなかなか微笑ましいですが、一方で頑張ることを厭わない努力家で、柚月姉もアクセントとしていい感じに効いていました。何だかんだでお似合いな二人の今後が楽しみです。

2022/03/20

[オセロ]

保健委員で大人の魅力が溢れる才色兼備の白瀬柚月。そんな柚月と貧血で保健室の常連の真山恭二のイチャイチャラブコメ。 幼い頃に“まだ子供だから”という理由でフラれた為に、柚月が恭二の前では大人ぶるも空回りして自爆する様子が可愛らしいですね。 そんな2人の関係が何処へ向かうのか、続きが楽しみです。

2022/03/20

[わたー]

★★★★★非常に面白かった。普段は優等生な完璧美少女として過ごすも、主人公の前でだけは取り繕うことができなくて、素のポンコツな部分がでちゃうヒロインとのラブコメ。イラストも含め、とにかくヒロインが可愛い。自分はオトナだと言い張り背伸びをするも、すぐにボロがでちゃって盛大に自爆をする。そんなの愛おしく感じないわけがない。特にヒロインを視点人物にした部分は、彼女のだだ漏れな心の声をずっと聞いていたいとも思った。そんな彼女に呆れた風を装いつつ、内心はベタ惚れしていることがわかりやすすぎる主人公もまた良かった。

2022/04/02

[rotti619]

一言でいうと、大人ぶった態度の先輩が後輩にやり返されて、はわわわわってなる話。主人公真山恭二が虚弱体質、先輩キャラのヒロイン白瀬柚月が一人暮らしをしているという、一般的なラブコメと逆の立ち位置なのが特徴で、デートシーン等、その設定を上手く使ってこの作品ならではの状況を作り出していた。正直な所、試し読みの範囲ではありがちな話だなと思っていたのだが、エピソードを積み重ねて迎えるクライマックスではそこまでの1つ1つの話にはちゃんと意味があり、安易に過去の思い出に縛られず、前をしっかり向いていたのが好印象だった。

2022/03/24

[真白優樹]

虚弱体質で保健室な常連の少年と、幼き頃に彼にフラれた先輩の保健委員少女の恋物語。―――受け止め信じる、それが一番大事な事。　仕掛けて来て自爆していく少女のいじらしさが心に刺さる中、不器用でもどかしいラブコメが繰り広げられるこの物語。何処までも真っ直ぐに作られたラブコメであり、それが故に丁寧で緻密なラブコメが心を壊してくる物語である。ラブコメ好きな読者の皆様には、是非皆様に読んでみてほしい。まだまだもどかしい、この名もなき関係は何処へ行くのか。二人は無事、本物になれるのか。 次巻も勿論楽しみである。

2022/03/19