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出版社内容情報
俺を推してくれる女の子がいるなんて、思ってもなかった。
文芸部、廃部の危機。
居心地の良い場所を守りたい俺は、
幽霊部員だった檜原由女と活動実績を作ることになったのだが、
「あなたのことが――好き、だよ?」
唐突に、告白を受けてしまった。
部活やゲームをして段々近づいていく俺たちに、
大人気ボーカル、花房憂花(俺の推し)の様子もおかしくなっていき――
「あんたはこの夏、憂花ちゃんと花火大会に行くの」
えっ、推しからお誘い、二人きりで夏祭り!?
推しとオタクの素直になれない両片想いは、新ヒロインの登場で急展開!
内容説明
俺を推してくれる女の子がいるなんて、思ってもなかった。文芸部、廃部の危機。居心地の良い場所を守りたい俺は、幽霊部員だった桧原由女と活動実績を作ることになったのだが、「あなたのことが―好き、だよ?」唐突に、告白を受けてしまった。部活やゲームをして段々近づいていく俺たちに、大人気ボーカル、花房憂花(俺の推し)の様子もおかしくなっていき―「あんたはこの夏、憂花ちゃんと花火大会に行くの」えっ、推しからお誘い、二人きりで夏祭り!?推しとオタクの素直になれない両片想いは、新ヒロインの登場で急展開!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
50
必ず2巻(最終巻)まで読んでくだい。最後まで読むと面白かったと言える作品です。1巻だけ読むと花房憂花の性格に嫌悪感を覚える読者もかなりいるはずです。正直めんどくさいですし、若者には受け入れ難いと思います。2巻で花房がツン強めでデレている状態までになれば許容出来るようになるのではないでしょうか。2巻になりもう一人のヒロインの檜原由女が登場しますが彼女の方がオタク受けがいいですね。この作品の最後の花房VS檜原のシーン描写は圧巻です。ここまで読まなければ本作品の良さが半減しますね。川田先生ありがとうございます。2025/02/24
ナギ
48
ライバルは予想通りの人物でしたね。このライバルが登場する事で、主人公とヒロインの二人の今の状態が浮き彫りになって物語を深い物にしてくれます。二人だけだった前巻よりも恋愛の現在地がわかりやすかった。きちんと伏線を張り、きちんと回収されているので読みやすいです。とりあえずこれで完結?といった感じだったので、次作に期待したいです。2022/10/19
わたー
41
★★★★★今回も限界オタクにブッ刺さりまくる内容で非常に良かった。自分の中の恋愛感情という制御不能な衝動に振り回されて、ポンコツになって奇行に走る。ポンコツヒロインスキーにとっては垂涎モノのヒロインの良さを更に高めつつ、コミュ障でアバターを介してじゃないと好きな相手ともまともに話せないのに、恋敵に対しては全く物怖じしないという、別ベクトルにポンコツなヒロインを追加する。この著者わかっていやがるなと、顔のニヤケが止まらなかった。1巻で好きだった、主人公の地の文のノリも健在で非常に良かった。2022/03/21
オセロ
35
まんさきのU ーKaが好き過ぎる余りに、性悪の憂花も嫌いになれず、ファンとしての在り方で揺れる光助。そんな光助が文芸部の幽霊部員の檜原由女に告白される今回の物語。 積極的に責めた挙句自滅する憂花、コミュ症なのに必死に好意に伝えようとする由女、そして拗らせオタクの光助。そんな面倒くさい3人のカオスなやり取りが癖になりそうですが、紆余曲折を経て3人が辿り着いた関係はなかなか良かったと思います。2022/03/20
よっち
33
文芸部廃部の危機。居心地の良い場所を守りたい光助は、幽霊部員だった檜原由女と活動実績を作ることになり、しかしその檜原から唐突に告白を受けてしまう第二弾。コミュ障なのに部活で間接的に話しかけたり、一緒にゲームをしたりと懸命にアプローチする檜原が突然告白してきた理由。そんな彼女も可愛かったですけど、理不尽な暴君っぷりを炸裂させるツンデレ憂花もまた推しの論理をこじらせる光助への大好きが溢れていて、ヒロイン同士も真っ向勝負するテンポの良いカオスな展開の先にあった結末は、切なかったですけどめちゃくちゃ良かったです。2022/03/20
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