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出版社内容情報
「私のこと好きにしていいよ」 これは、キスから始まる背徳ラブコメディ
内容説明
高二の宏樹の日課は不登校の幼馴染ユキの家に毎日通うこと。何度呼びかけても部屋から出てこない彼女に宏樹は最後の手段を使う―。「何か俺にできることない?何でもするから」「…それなら、毎日私とキスして。そしたら学校に行く」彼女の真意が分からぬまま、ユキの部屋で、屋上で、放課後の教室で。誰にも見つからないように何度もキスをした。「初めてだから…上手くできないかも」「下手くそなキスでごめんね、もっと上手くなるから」「…続き、していい?」俺たちは付き合ってない。なのに、どうして俺とキスするの?キミの本当の望みは?これはキスから始まる背徳ラブコメディ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
不登校の幼馴染ユキの家に毎日通う高二の宏樹。何度呼びかけても部屋から出てこない彼女が、学校に行く条件として「毎日私とキスして」と告げる青春ラブコメ。ユキの真意が分からぬまま、彼女の部屋で、屋上で、放課後の教室で。誰にも見つからないように何度もキスをする二人。昔振られたことを気にする主人公相手になかなか貪欲で、あれだけイチャイチャしていた前半からどうなるのかと思いましたけど、後半はシリアスな展開でだいぶ印象もガラリと変わりましたね。ラストはやや唐突に終わったような感もあって、これは逆に続きが気になります…。2021/11/21
わゆ
17
タイトル通りの展開から始まる、微背徳系ラブコメ。学校やお互いの家などで、2人だけの秘密のキスを重ねるシーンはドキドキ感があってよかった。本作は昨今のラブコメのトレンドとは離れて、明確な悪役が存在しているストーリーだ。ここに好みの差が出てくるかも。またWeb出身ということもあり、ストーリーが細切れに提供されるので、1冊単位で続けて読む感覚とは少し違う読書体験になった。ストーリーは1本筋で、このラストのためにストーリーを重ねたんだという納得感があった。メインヒロインも“めんど可愛い”感じがよく出ていた。2022/04/15
かっぱ
13
不登校の幼馴染を学校に行かせる条件として毎日キスすることになるところから始まる物語。かつて振った相手にするお願いとしてこんなに残酷なことはないと思ったけれど、謎が明かされたことで切ない気持ちにさせられた。ただ悪役があまりにもクズであることも含めて展開が少しだけチープになりすぎたように個人的には感じた。それでもこの設定の上で何度も重ねたキスが互いの気持ちを煽っていく流れはめちゃくちゃ背徳的で良い読み味だった。ただこの物語の幕引きってそこでよかったのだろうか?2021/11/22
rotti619
13
タイトル=あらすじ。ヒロインの浜地幸穂が高校入学後不登校になった理由、学校に行く条件を主人公とのキスに求めた理由は深刻で、人によっては許せない話かも知れない。これでも元のWeb版と比べると相当マイルドな方向に修正されている。それを知っている前提で読んでいたので、やや軽めに終わった感想を持ったが、挿絵の雰囲気もあってキスシーンは背徳的でとても良かった。ただ大幅な改編をした影響で主人公がサッカーをやっている理由があまりなくなった点は残念。元の話を考えると入れ辛かったのはわかるが、そこは何とかして欲しかった。2021/11/29
sao
13
読了。 兄弟揃ってムカつく奴らだと思いました。 2人がこの関係を続ける為の障害を今後どうやって乗り越えていくのか? これからってところで終わちゃった感が残念。2021/11/25