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出版社内容情報
「お終いになんてさせません。わたし、欲張りなんです」
内容説明
国王から下された勅命は、家族の仇を護ること―炎槌騎士団を退けた実力を買われたマリナとエリザは、講和のため王国へやってくる帝国皇帝の護衛の任に就く。民草の安寧のため帝国に家族を殺された哀しみを抑えるエリザと、主人を支えるマリナ。しかし無情にも刺客の罠は主従を引き離す。襲い来る、首なし騎士、複体幻魔、そして自身の過去。マリナは囚われた異空間で独り皇帝を護り、エリザは二人を救うべく翼人の少女・ペトリナと行動を共にする。嵐を乗り越え刺客の正体を知った時、マリナとエリザは一つの選択を迫られる。異色の武装メイドアクション第二弾。ここに開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
炎槌騎士団を退けた実力を買われて、国王から講和のため王国へやってくる皇帝護衛任務を要請されたマリナとエリザ。しかし刺客の罠によって引き裂かれ、マリナは皇帝とともに複体幻魔に飲み込まれてしまう第二弾。囚われた異空間で襲い来る首なし騎士や複体幻魔、そして自分の過去から一人皇帝を護り続けるマリナ、二人を救うべく翼人の少女・ペトリナと行動を共にするエリザが、それぞれの辛い過去に向き合う展開でしたけど、それを何とか乗り越えてみせた先の結末がまたあまりにも絶望が深くて、ここから先の展開をまた読んでみたいと思いました。2022/02/09
のれん
21
前回よりもファンタジー設定に力を入れて、唯一無二の世界観を作り上げるようになってきた。 術式の規模はもとよりガンダムレベルだったが、気象兵器すら来るとは銃じゃ対処できなくなるぞ。 殺すことでしか護れないメイドと新キャラの皇帝が重なっていく課程が重視されるからこそオチが響く。個人的にドストライクの翼人剣術使うペトリナもそうだが、ダブル主人公で各自対比が綺麗に揃っていて、スッと入るのが上手い。 何気に洋画ネタだけでなく漫画ネタもあり、膝枕の子守で『ヘルシング』パロは笑ったわ。そっち系好きな方にオススメです。2022/01/23
なみ
15
マリナたちは王から皇帝の護衛を任されることに。複体幻魔に飲み込まれ、エリザと離ればなれになってしまうマリナですが、結ばれた信頼関係は揺るぎません。尊い……。 "それでも彼女は諦めない"。思いがシンクロするシーンが最高でした。 マリナとヒロトのテンポの良い掛け合い、楽しかったです。見開きイラストのあのシーンも良すぎる……。 全体を通して、面白さがどんどん加速していった印象でした。 推しはダリウスさんです。ジャスミンがかわいい。 世界観がしっかりしていて、奥行きのある作品なので、続きが読めることを祈ってます。2022/01/26
かっぱ
12
皇帝護衛任務を要請された二人を描くシリーズ2弾。マリナとエリザが分断されて複体幻魔に飲み込まれてしまうところから始まる物語は離れていても互いのことを信頼する絆にも似た感情にぐっとくる。それぞれが各々の過去と向き合う展開はやっぱり熱い。ただ所々に散りばめられた要素には刺さったのだけど個人的には風呂敷の広げ方の点でちょっと乗り切れないところもあったのだけが悔やまれる。というか前巻から期間が空いただけに記憶を引っ張り出すのが大変だったのかも。読み返さねば。。2022/02/09
ホシナーたかはし
10
jojoのスタンド能力またはペルソナ能力を一人で複数持ってるってことなのか、正直魔法とかいろいろ、一巻より分かりづらい。2022/02/14