- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
出版社内容情報
「Project: Revive Life」から生まれ、グレンに救い出されたリィエル=レイフォード。しかし、彼女には生きる意志が消えていた。帝国に存在を偽り、彼女を育てることに決めたグレンは……
内容説明
学院の女子寮で下着泥棒事件が多発!?女体化したグレンが犯人に迫る!―『レーンの受難』。夜の学院で1人ずつ消えていく生徒たち。「首なし騎士」の仕業という噂にグレンは震え上がり―『嵐の夜の悪夢』。人間とのデートに興味津々なナムルス。グレンが彼女をエスコートすることに―『名も無きビューティフル・デイ』。ある事情でわけあり少女の家庭教師となったグレン。優秀な彼女だが―『君に教えたいこと』。そして―「Project:Revive Life」から生まれたリィエルを救いだした在りし日。生きる意志の無いリィエルを育てるため、グレンが奮闘する。『約束』を果たし、彼女自身が幸せになるために―!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
「Project: Revive Life」から生まれ、グレンに救い出されたリィエル=レイフォード。生きる意志が消えていた彼女の存在を帝国に偽り、グレンが育てることを決める短編集第九弾。女子寮に出没する下着泥棒を捕まえるためにグレン女体化再び、本を読んで人間の恋愛に興味を持ったナムルスとグレンのデート模様、ワケアリの子供に魔法を教えるグレンたち、そしてリィエルの過去編と、コメディもシリアスも貴重な過去話も併存させられるのがこの物語の奥深さを示していますね。本編も終盤に差し掛かりつつありますが短編集も期待。2021/10/20
nishiyan
12
ドラゴンマガジン掲載の4編に書き下ろし1編が加わった短編集第9弾。第一話は女体化グレンとマリア、第二話は首なし騎士の話、第三話はナムルス、第四話は新キャラ・ウルがメイン。書下ろし第五話は本編の前日譚となるリィエルとグレンの出会いが描かれる。本編が佳境のためか第四話までの日常パートはほのぼのとして楽しい。第四話のウルとグレンのやりとりは微笑ましくありながら、彼の信念が色濃く描かれたのが印象的。第五話は基本的には変化が見えないリィエルがグレンとともに戦う意味と成長が垣間見えたのが良かった。次の短編集も楽しみ。2021/10/26
シャルシェ
8
ギャグありシリアルありで本編と違った面白さがあって好きな追想日誌。ナムルスのデートパート、書下ろしのリィエルの話が良かったかな。短編集、次もあればいいな。2022/01/08
リク
7
グレン女体化再び、首なし騎士の話はグレンがなんやかんやで生徒たちから慕われてるのがよくわかった。あとセリカママの子育て話には涙が…。ポンコツナムルスはいいぞもっとやれ! 過去がわかったから微笑ましさも倍増。中から見てただろうルミアが嫉妬してたのか、疑似デートを楽しんでいたのか気になるところ。家庭教師はグレンの善良さが現れていた。しかし追想日誌だとグレンハーレムが止まらないな。頑張れシスティ&ルミア。そしてリィエル。マイペースながらも学院で学び、感じ、守りたいものを定められて嬉しい。みんなの剣の活躍に期待!2021/10/20
藤崎
5
短編集も9巻目。恒例のドラマガ再録からは、突飛な状況作るのにセリカが便利すぎるレーン再来回と、オチまでお約束尽くめな様式美満載の怪談話と、やっぱ私短編モードのポンコツナムルス好きだわってテンション上がるのと、わからせかと思えばしれっとガチで重いのやめろってなるやつの4話。そして書き下ろしはリィエルの過去編で、そりゃ背景考えれば重くもなるって話ですが、ちゃんとラストで未来の展望が描かれてて闇から光の相転移がまぶしすぎてまぶしすぎて目頭が熱く。そんな感じで、いつも通りのクオリティで楽しめました。次回も期待です2021/10/20