出版社内容情報
突然天涯孤独になり路頭に迷いそうになったことり。ピンチを救ってくれたのは華道家元の青年、緋水だった。彼を頼りに京都に行ったことりは温かい家族に迎えられるが……!? 恋と着物と時々猫の花カフェ事件簿!
内容説明
花屋を営む母が亡くなり、天涯孤独になった高校生のことり。身の振り方も決まらないうちに大家に立ち退きを迫られる。大ピンチのその時に現れたのは、着物姿の美しい男性―華道の家元、緋水。彼は亡き母の親族だと言う。彼を頼りに京都に身を寄せたことりは、地元の高校に通いながら京町家での生活を始める。けれどそこでは突然家元を辞めた緋水とかりそめの婚約をしたり、舞振袖の呪いに巻き込まれたり次から次へと事件が起きて…!四季折々の京都祇園が舞台の恋と着物、時々猫の花カフェ事件簿。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
92
殺人事件とか、予想外でした。主人公のキャラもちょっと予想外だったけど、落ち着くべきところにおちついたのはよかったかな。2022/02/16
よっしー
25
タイトルが気になって手に取ったのですが…個人的には合わない作品でした。いろな物を詰め込みすぎて、良く分からないままはなしがすすみ、回収されぬまま終わったものが多数といった感じです。京都の人は余所者に冷たい、そして出てくる面々の性格もまた歪んでる。そんな印象が残るモヤモヤな1冊でした。2023/06/08
かなで
23
【酷評注意】正直がっかり。ミステリー要素も恋愛模様も、全てが中途半端なもので、ことりの気持ちにも入り込めず、全体的にう〜ん、といった印象。ページ数が足りないとかの問題ではなく、ミステリーか恋愛模様、どちらかをもっと強くしないと途中で飽きちゃう。義理の家族の話ではあるんだけど、義理のが連呼されていて、結局誰と誰が血が繋がっているかわかりづらいなあ。イケズな京男子と言えるほどのイケズさも感じられず、双子にした意味もあまり分からず……。2022/05/28
sugar&salt
9
登場人物の関係性がかなり複雑で理解するのに少し時間がかかったけども、それぞれのキャラクターは好き。ことりちゃん良い性格してるわー。 タイトルからほっこり系かと思って読んだら、呪いとか殺人事件とかお家騒動とか予想外の展開にビックリしたけど、面白かったなー。2023/03/29
陽ちゃん
7
京都の町家カフェに猫にイケメンときたら、ふわふわしたお話だと思ったのですが、殺人事件あり、女子高生のイジメありと、結構ハードな展開でした。もちろん、甘い展開もありましたが。2022/03/09