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出版社内容情報
王位継承権を得て、王になる未来に向かうユフィリア。しがらみから解放され、研究を続けられるアニスフィア。望む未来を掴んだ二人の、王宮百合ファンタジー。イチャイチャに研究にと盛りだくさんの第四幕!
内容説明
転生王女・アニスフィアのため、王位継承権を得て王になる道を選んだ天才令嬢・ユフィリア。想いを確かめ合った二人が掴んだ、幸せな生活。「いいじゃないですか、キスぐらい」「…これ以上、好きにさせてどうしたいのさ」ユフィは政務を、アニスは研究をしながら、未来に向かって歩み始めていた。その中で、政敵として立ちはだかったのは魔法省。真意がわからない彼らだが、新しく研究仲間が増えたアニスの魔道具開発が冴えわたり、事態がみるみる改善していく―!さらに、従者のレイニとイリアの関係にも進展が―!?王宮百合ファンタジー、幸せいっぱいの第四幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
60
ゆうべもおたのしみでしたね。アニスに歳上の威厳が存在したのかはさておき、変化を意識せざるを得ない時代において、変わるべきものと変わる訳にはいかないものそれぞれの和解と不安、進展が描かれる。グランツ公が念盤(いわゆるタイプライター)を手に入れてからの展開、国王一家に悪いけど笑う(そして愛情不器用と言うよりズレとるだけだ!)。素敵で綺麗な展開。でもまだまだ続く。ユフィとイリア、本当に攻めになられて・・・。2023/02/01
芳樹
40
【BW】王位継承権や人間関係などアニスの前に立ち塞がっていた問題が解決し、いよいよユフィとともに魔法革命へ向けた一歩を踏み出す今回です。ユフィは内政に携わるべく公務に勤しむ一方で、宿敵とも言える魔法省と向きあうアニスの姿が描かれますが、彼女が新しい仲間と一緒に開発した新しい魔導具はなるほどというべき逸品で、魔学を忌避する魔法省がアニスを受け入れるのも納得。そして今回は、アニスとユフィの仲がさらに一歩踏み込んだものになるとともに、あの二人の間にも美しい百合の花が咲きました。尊さの極み…。続きが楽しみです。2023/03/15
よっち
35
王位継承権を得て王になる未来に向かうユフィ。しがらみから解放されて研究を続けられるアニス。望む未来を掴んだ二人の新たな挑戦が始まる第四弾。魔学が認められたからこその様々な変化、険悪だった魔法省との関係、そして今後の魔法のあり方。過去は過去として変えられなくても、これから真摯に向き合って変えていこうと思える展開はいいですね。アニスと共にあって生き生きとしているユフィや、イリアとレイニの関係の変化だったり、しっかりと変わってゆく世界を描写しながら、繊細なそれぞれの人間模様もしっかり描かれてとても良かったです。2021/08/22
オセロ
31
第二部の開幕は今までの問題の後片付けがメインでしたが、その内容の濃さに大満足でした。 ユフィが本格的に女王を目指すことを決めたことでアニスに新たな助手がつき、レイニが抱える悩みにイリアが寄り添う様子は実に尊い一方で、解決しなければならない平民と貴族の断絶をどうするかという問題とアニスと魔法省の溝。それらの問題をユフィの名案とアニスの魔道具で解決する展開はなかなか良いものでした。 それらの功績が認められてそれぞれの立場が固まり、互いの愛を確かめあった2人の今後が楽しみです。2023/03/04
dorimusi
14
王位継承に向けた魔法省取り込みがメインなのかレイニとイリアの百合がメインかわからんな。とりあえず王位継承完了まで。キーボードならぬソートボードはそんなすぐ受け入れられるものだろうか?最初は手で書いた方が早くね?もっと他に魔道具かできそうなものがありそう……。魔法使いの価値を示すのに精霊を見せるだけって弱くない?実利がないと貴族の価値ないと思う。うーん。百合百合しい雰囲気だけ楽しむべきか……2025/02/26