出版社内容情報
高校を不登校になった千代里は、祖母の勧めで南箱根の「願いが叶う」という石屋・素玉館でアルバイトを始める。一見強面な店主とふしぎな白猫と一緒に働くうちに、千代里は少しずつ「自分」を取り戻していき……。
内容説明
高校を不登校になった千代里は、家業の旅館の手伝をしている。現状を変えたくて、祖母の勧めでアルバイトをすることに。バイト先は南箱根にある“願いが叶う”と話題の石屋、素玉館。アクセサリー作りが好きな千代里には願ってもない職場だった。一見強面な店主、司とオッドアイの不思議な猫ニシキと一緒に働くうちに、千代里は少しずつ変わっていき…。「あんな感情を持ってる私が扱っても、石は穢れませんか？」風光明媚な南箱根から贈る、天然石と不思議な猫が導く物語。
著者等紹介
須垣りつ［スガキリツ］
『紅茶館に転職したら、裏稼業が祓い屋でした。』にて第２回富士見ノベル大賞審査員特別賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ツン
87
最後、そうなるとは(そんなことがあったなんて)思いませんでした。ワイヤーラップアクセサリーに興味がわいて、画像検索してしまいました。2021/11/13
よっしー
24
タイトルと可愛い表紙絵にひかれて手に取りました。天然石等が持つ不思議な力を感じ取る事が出来る主人公とかなり癖の強いバイト先の店主。ややファンタジーな部分もありましたが、私も自分の目標に沿った唯一無二の天然石のブレスレット、欲しくなりました。店主とバイトちゃんの今後も気になるところです。2023/04/01
ぐっち
21
不登校の千代里がアルバイトすることになったのはちょっと不思議な天然石屋さん。完全予約制でその人の悩みを聞いて、それに合った石を用意してくれる。千代里のアクセサリー作りも役に立って、居場所ができてよかった。2021/08/13
coco夏ko10角
15
高校不登校中の千代里は南箱根にある石屋でバイトを始めることに…。少しずつ成長していく千代里ちゃんに好感。もっと色んな依頼を受けたり、二年後くらいも見てみたい。学校でのことはそうだったのかと。2022/08/05
mayuri(Toli)
5
最初は色々うまく行きすぎでは？ と思って読んでいたのですが、そんなことが気にならないくらい最終的に引き込まれてしまいました。 千代里ちゃんの初恋も可愛らしくて、今くらいの距離感が読者としては良いなと思えます。 気づいたらどんどん物語に没入してて、成長が感じられる清々しいラストシーンは読んだ時思わず嬉しくなってしまった。 シリーズ化したら嬉しいけれど、一冊で綺麗に纏まってるので、これはこれでいいと思う。良いお話でした。2021/11/04
