出版社内容情報
〈沈黙の魔女〉モニカ・エヴァレット。無詠唱魔術を使える世界唯一の魔術師で、伝説の黒竜を一人で退けた若き英雄。
だがその本性は――超がつく人見知り!? 無詠唱魔術を練習したのも人前で喋らなくて良いようにするためだった。
才能に無自覚なまま“七賢人”に選ばれてしまったモニカは、第二王子を護衛する極秘任務を押しつけられ……?
気弱で臆病だけど最強。引きこもり天才魔女が正体を隠し、王子に迫る悪をこっそり裁く痛快ファンタジー!
【WEBが絶賛した魔女ファンタジーが、大量加筆の書籍版として新生! モニカ・エヴァレットの前に立ちふさがる新たな謎とは――?】
内容説明
“沈黙の魔女”モニカ・エヴァレット。無詠唱魔術を使える世界唯一の魔術師で、伝説の黒竜を一人で退けた若き英雄。だかその本性は―超がつく人見知り!?無詠唱魔術を練習したのも人前で喋らなくて良いようにするためだった。才能に無自覚なまま“七賢人”に選ばれてしまったモニカは、第二王子を護衛する極秘任務を押しつけられ…?気弱で臆病だけど最強。引きこもり天才魔女が正体を隠し、王子に迫る悪をこっそり裁く痛快ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
102
楽しく読めるし、書いている作者自身も楽しんで書いているのが良くわかる。数式や魔術式に強く、世界で唯一の無詠唱魔術の使い手であり、七賢人の1人でもある「沈黙の魔女」と呼ばれるが、人見知りで極度の口下手というのがヒロインだが、このキャラクター造形だけでも面白さが予感できる。物語は彼女が学園の生徒会長で(顔も知らない)第2王子の護衛を依頼されることから始まり、やがて悪の正体が見えてくる。王子にもまだ何か秘密がありそうだし、ヒロインの別な魅力も見えてきそうな感じがする。続刊も引き続き読んでいくつもり。2021/09/30
こも 旧柏バカ一代
93
人見知りの魔法使いを学園に放り込む鬼畜な同期殿。ほとんど期待されてないのに護衛対象の王子にしっかりとロックオンされてしまうのが面白いが、、それを判断してるのが会計記録を読んで修正出来るからってのが面白い。アレって慣れが必要だからある程度の教養がないと出来ないから手元に置いときたいか。。それが大当たりなのが持ってるわ。。王子も魔法使い殿も、、そんな彼女を影で支える伯爵令嬢も悪役令嬢になるために訓練して、裏ではお姉様と慕うとか、、それを優しく見守るメイドさんも何とも暖かい。でも、表では辛く当たる匙加減は巧みw2021/11/26
よっち
69
伝説の黒竜を一人で退けた若き英雄〈沈黙の魔女〉モニカ・エヴァレット。才能に無自覚なまま七賢人に選ばれてしまったモニカが、第二王子を護衛する極秘任務を押しつけられるファンタジー。冒頭カッコよく登場したのに、実は気弱で臆病でコミュ障なために無詠唱魔術を使えるようになっただけの数字オタク・モニカ。彼女があまりに可愛い小動物系主人公な感じでギャップ萌えしますが、仕事を押し付けたドSで愛妻家の同僚ルイス、彼女に興味津々の王子たちの生徒会に入ったりで、彼女自身これからどう変わってゆくのかとても楽しみなシリーズですね。2021/06/17
雪苺
64
超コミュ障な魔女モニカが人と関わり成長していく話。 web既読。加筆多めでwebと書籍の違いを楽しめる。 1巻という事で惹き込まれる程の盛り上がりはこの時点ではまだない、導入的な流れである。読みやすい文章。 挿絵のキャラ達が可愛く、表紙のキリッとしたモニカが好き。2021/06/22
starly
61
唯一無詠唱魔術が使える主人公だが、極度の人見知りで無詠唱を習得した訳は…人前で喋らなくても良いようにする為と…斜め上の思考の持ち主。任務にて学園に潜入し、ある人物にバレないよう護衛する話。学園の生徒達、表と裏の顔がある感じ。主人公は積極的ではないから…もし積極的な感じだったらドロドロとした展開がありそう。 数字になると人見知りを忘れ夢中になれるのだが、それ以外は本当に鈍臭く、でも、後半から人と関わろうと積極的ではないが、気持ちが芽生えている。せめて次巻では言葉につっかえる機会が減りますように……2021/07/24