出版社内容情報
刑事・水田龍二の義父・櫓竜太郎は探偵になりたいらしい。龍二は試しに解決済みの事件を話すも推理は的外れなものばかり。だが、竜太郎に連れられ入った温泉施設のサウナで、彼は言った。「謎は全てととのいました」
内容説明
ある日、現役刑事・水田龍二(35)は義理の父・櫓竜太郎(60)のもとを訪ねた。竜太郎は元刑事で龍二の元上司でもあり、退職を機に私立探偵になりたいと言う。話を聞いた龍二は、竜太郎に解決済みの事件を推理させるも、解答は全て的外れなものばかり。これは無理だと呆れる龍二だったが、義父に連れられ、ある場所へ向かうことに。そこはまさかの温泉施設のサウナで―!?「謎は全てととのいました」“サウナ”限定の安楽椅子探偵がおくる、最高にととのった事件解決物語登場!カクヨムオーバー30歳主人公コンテスト特別賞受賞作。
著者等紹介
吉岡梅[ヨシオカウメ]
静岡県東部出身。IT関連の書籍を執筆する傍ら、『探偵はサウナで謎をととのえる』にて「オーバー30歳主人公コンテスト」特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
62
これも読みづらかった。軽く楽しめるのがいいなと読んでみたけど、文章が読みづらかった。刑事と元刑事の義父がサウナで謎を解く。舞台が静岡なので、静岡の温泉施設が出てくるけど、実在なのかしら。おやじ2人がきゃっきゃうふふとサウナに入っている図は面白いんだけど。もっとサウナと謎が直結してたら楽しめたかしら。おしい感じでした。←えらそう。2021/12/23
aquamarine
55
義父の竜太郎が安楽椅子探偵になると言い出した。彼は元刑事で現役刑事の龍二の元上司だ。事件の詳細を聞き、謎が解けたというものの実は全くの的外れ。しかし彼がサウナに入り、チェアでととのう頃には…!「ととのいました」「義父さん、わかったんですか」「ああ。すべての謎の答えはサウナが教えてくれる」…たまに犯人までサウナに連れ込んだりして笑えるが、そんな感じでサウナ探偵が謎を解く連作。謎解きはそれほど凝ったものではないがさらっとキャラ読みできて楽しい。静岡の観光地や銭湯など実在の場所が登場するのも懐かしく嬉しかった。2024/11/09
み
21
ジャケ読みした作品。初読みの作家さん。ジャケから感じたよりも、ちゃんとした短編集でした^ ^2021/05/30
キビ
16
「ととのいました」って言ってみたくなる。軽〜い感じだけど水龍、櫓竜共に好感持てて面白い。私は、サウナ→水風呂ではないし、そもそもサウナに入らないけど、何かすごくサウナ→水風呂を魅力的に感じさせる。事件を解決していくのも楽しいけど、キャラが憎めなくて親しみもてるのが楽しいです!2020/12/28
なみ
14
元刑事の竜太郎は、サウナで心身をととのえることで推理力を発揮する安楽椅子探偵。 義理の息子で現役刑事の龍二が持ち込む謎を、竜太郎はサウナでととのえていく。 安定感のあるキャラクターミステリーでした。『サウナ探偵の順応』が特に面白かったです。2020/12/11
-
- 和書
- 裸一貫