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出版社内容情報
「お前の王道を見せてみろ」――伝説時代最強の騎士と謳われると同時、野蛮人の異名を持つシド=ブリーツェ。キャルバニアの若き“王子”によって復活を遂げた男は、魔法騎士学校の教官として、新たな生を決意する。
内容説明
「“騎士は真実のみを語る”」「“その心に勇気を灯し”」「“その剣は弱きを護り”」「“その力は善を支え”」「“その怒りは―悪を滅ぼす”」―伝説時代最強の騎士と謳われると同時に『野蛮人』の異名を持つシド=ブリーツェ。キャルバニアの若き“王子”の手によって復活を遂げた男は、魔法騎士学校の教官として赴任する。創設者の騎士の理念が受け継がれた四つの教室、彼が配属されたのは奇しくも自身の名を冠する落ちこぼれの学級で…「お前達さ、騎士として恥ずかしくないのか?―まずは剣を捨てろ」最強の騎士は野蛮人―。新“教官”シリーズ開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
40
伝説時代最強騎士と謳われ、野蛮人の異名を持つシド。キャルバニアの若き王子・アルヴィンによって復活を遂げた男が、魔法騎士学校の教官として生きるファンタジー。外部では北の魔国が蠢動し、国内は三公爵家の思惑から不安定な状況。そんな中で王位を継承して斜陽の祖国を救うために、復活したシドに師事することを決意するアルヴィンが抱える秘密。過酷な運命を背負う王子にはえてくれる仲間たちがいて、苦境にも負けずに自ら身体を張って立ち向かう姿は心に響くものがありましたね。主従となった彼らのこれからが楽しみな期待の新シリーズです。2020/12/20
まっさん
35
★★★☆ 「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」の羊太郎先生が描く王道ファンタジー作品。他の人の感想でもちらほら見掛けたけれど、正直ロクアカの付け焼き刃感がどうしても拭いきれなかったというのが率直な感想かな。今作の主人公はロクアカと同様に当初周りから見下されつつも、実は圧倒的な力を有しているという作りになっており、様々なイベントを通して段々と教え子達やその他の面々からの信頼を得ていくという流れなのだが、ここがまさにまんまロクアカと同じ流れで正直目新しさは感じられなかった。ただ、俺TUEEEE要素に関してはこ→2021/04/15
nishiyan
23
伝説時代最強の騎士であり『野蛮人』の異名を持つシド。かつての主君の子孫でキャルバニアの若き王子アルヴィンの手によって蘇り、魔法騎士学校の教官として二度目の人生をスタートする王道ファンタジー。内憂外患の極地にある国を救うべく、ある秘密を抱えながら騎士として奮闘するアルヴィンがとても良い。そんなアルヴィンに優しく厳しく接するシドとの関係性が面白く、アルヴィンが徐々にシドへ思慕を寄せるようになる姿も好きですね。何よりテンコを含めた他の生徒たちの成長がまた清々しい。一旦脅威を退けた彼らはどうなるのか。楽しみです。2021/01/07
げんごろう
20
ストレートにカッコイイ主人公と健気で強い心を持つヒロイン。大変良質な王道ファンタジーを体感。バトルモノとしても“教官”モノとしても楽しめそうですね。今はまだひよっこな生徒たちが今後どう成長していくのか。 彼らの騎士道は始まったばかり。 今後の展開に期待です。2020/12/30
しぇん
20
一巻で切ったアーサー王のものより好みでした。作家も生活あるから仕方ないですが、まず、長ーーーく続いているろくでなしシリーズを完結させて欲しいのは物語の終わりをちゃんと読みたい一読者のわがままですが。千年家に望まない蘇えりをえた最強騎士の最強物語。ヒロインはもう登場した瞬間にわかるのは、多分親切仕様なのだろうなと。色々負の感想もありますが、物語単体としては割りと好きでした2020/12/20