出版社内容情報
社畜生活に疲れ果て、会社を休職中の亜紀。そんな彼女のもとに祖母が倒れたとの一報が入る。
急ぎ見舞うと、祖母から「店を守ってくれ」と頼まれてしまう。
亜紀がひとまず千駄木にある店の様子を見に行くと、店の前に見知らぬ美男子が行き倒れていた!
その上「何も食べていにゃいから食事を二人分作ってくれ」とお願いされ……
いや、お願いしてきたのは、男の側から現れた、立派な口髭を蓄えた黒猫で!?
文豪が愛したごはんを通し、悩みを抱えた人々の心を癒やしていく、ほっこりおいしい人情物語!
内容説明
社畜生活に疲れ果て、会社を休職中の亜紀。そんな彼女のもとに祖母が倒れたとの一報が入る。急ぎ見舞うと、祖母から「店を守ってくれ」と頼まれてしまう。亜紀がひとまで千駄木にある店の様子を見に行くと、店の前に見知らぬ美男子が行き倒れていた!その上「何も食べていにゃいから食事を二人分作ってくれ」とお願いされ…いや、お願いしてきたのは、男の側から現れた、立派な口髭を蓄えた黒猫で!?文豪が愛したごはんを通し、悩みを抱えた人々の心を癒やしていく、ほっこりおいしい人情物語!
著者等紹介
山本風碧[ヤマモトフミ]
福岡出身。第一回カクヨムWeb小説コンテストにて特別賞を受賞し小説家デビュー。他、第8回角川つばさ文庫小説賞金賞受賞(やまもとふみ名義)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
36
社畜生活に疲れ果て会社を休職中の亜紀。そんな彼女が倒れた祖母に「店を守ってくれ」と頼まれ、店の前に行き倒れていた見知らぬ美男子・寒月と、漱石の生まれ変わりを名乗る喋る不思議な黒猫と出会う物語。料理はできそうだけれど、カフェ経営の知識ゼロの未経験者なのに見切り発車する亜紀には勇気あるなあと思いましたけど、猫の漱石と的確な指示を出す寒月さんのサポートもあって、自身の忘れていた幼い頃の夢も思い出しつつ、ワケアリな寒月との関係も何とか乗り越えて、試行錯誤の末にらしいお店を見出していく展開はなかなか良かったですね。2020/10/20
よっしー
22
タイトルと表紙絵にひかれて手に取りました。とりあえず…漱石でもある猫先生が可愛くて!!「~にゃ」という言葉に色々と持っていかれました。寒月の非道になるべきだけどなりきれない葛藤、困っていたら助けてしまうお人好しな所等、モテ要素が沢山あったのに、予想外の一面がありました。やはり、完璧な男はいないですよね(笑 亜紀の祖母と寒月も無事に和解かな。続編も楽しみです。2022/08/20
かしまさ
14
自称夏目漱石の生まれ変わりの猫(しゃべる)が出てくる。美味しそうな食べ物もたくさんで安心して読める本です。漱石の著作からの引用もあって読み返したくなるね。「馬じゃなく牛のように生きろ」そういえば今年は丑年だし🐂2021/02/02
小梅さん。
10
かるーくさくっと読了。 「さつき」とかばればれだったり、色々見え見えではあるけど、それも含めて読みやすい。 漱石にゃんこ、お会いしたーい。 近くにあったら通い詰めちゃうのに。2020/11/08
悠
8
☆☆☆☆2024/08/06